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【講師紹介第1弾】 早慶W合格のプロセスから見る勉強の極意

こんにちは!

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自称”日本一賑やかな校舎””最も武田塾を体現した校舎”である赤羽校校舎長葛坂です。

 

シリーズ「私はこうして合格した(講師編)」インタビューを書きたいと思います。

新年度第1弾は早稲田大学に合格した金枝先生です!

自己紹介写真

まずは、受験の状況から教えてください!

進学先:早稲田大学文学部

合格校:慶應義塾大学文学部

    東京都立大学法学部

    明治大学政治経済学部地域行政学科

    明治大学農学部食料環境政策学科

    東京理科大学経営学部経営学科

    

早稲田大学を選んだ理由を教えてください!

中高一貫校で高校受験を経験しなかった私は、高校1年の秋くらいまでほぼ勉強に触れて来ませんでした。 
国公立大学に向けて多くの教科に手を出すのは間に合わないと考えた為、
私大に絞って受験勉強を始めることにしました。 
そして私大なら早慶には行こうと思い
高2の秋から本格的に勉強一本に絞りました。
そして友人や塾の先生などの話を聞いていくうちに早稲田への熱が高まっていき、
高3の夏前には何が何でも早稲田大学に行こうと考えていました。

どうして早稲田大学にそこまで惹かれたかというと、第一にその校風です。 
早稲田のサークル数は日本一を誇り、例えばテニスだけを取っても20サークル近く、
非公認も含めると膨大な数になります。
5万人を超える十人十色の様々な学生が個性豊かに様々なことに挑戦していき、
必ずやりたいことが見つかると思いました。
また、そうした中で早慶戦などのイベントでは皆で肩を組み、
応援歌である「紺碧の空」を歌い上げる様子に、
早稲田大学としての一体感を感じ、憧れました。

早稲田の中でも私は商学部か社会科学部を目指していたのですが、
実力が足らず不合格になってしまいました。
ですが、文学部はメディア系や社会学の勉強を専攻できるため結果的に見ればよかったと思っています。
今では2年からの留学を目指し、TOEFLのスコアを伸ばすために勉強しています。

 

 

実際の受験勉強について

それでは、実際の受験勉強に関して教えてください。

高二の終わりまでは、基本的には英語が一日の勉強の大半を占めていました。
というのも当時通っていた塾の先生に
早慶志望なら、高2のセンター同日試験で英語は160点を取る必要がある
と言われていたからです。
センターが無くなった今でも、
自分の立ち位置を知るためにセンター過去問を定期的に解くことは大切だと思います。

そして、これは私大に限った話になるのですが、
結局3教科とも過去問で7割ほど安定して取れるようになってからは
英語をどこまで伸ばせるかがカギを握ります。
基本的にどの大学でも英語が配点が一番高いため、英語で失敗した場合は取り返せませんし、
逆に英語でリードを取ることが出来れば多少のミスはカバー出来ます。
もちろん世界史などを詰めるのも大切ですが、細かいところにこだわり過ぎず、
もっと地力を伸ばすことを最後まで意識することを忘れないでください。

過去問について、もちろん本格的な対策をするのは学力がそれに見合ってから
(早慶なら、早慶レベルの長文と勝負できるようになってから)やるべきだと考えます。
ですが、自分が今どの程度の実力なのかを見失いそうになったら早い段階から手を出すことも大切です。 
私は高3の夏から早稲田大学教育学部の過去問を週一で解き始め、
何が足りないか(単語、文法、構文把握、意味を取るまでのスピード、
問題を解いていく上でのやり方 etc...)を毎週洗い出しながら、
過去問だったり、長文の参考書を駆使して克服し、力を伸ばしていく…  

という勉強をしていました。

 

自分の実力は模試だったり、長文を読んだ感触などで知ることが出来ます。 
しかし、実際志望校との間にどれほどの距離があるのか
知るためには過去問しかありません。 
特に現役生は、志望する大学の学部全てを10年分、なんて基本的には出来ないので、
使い切ってしまうなどの心配をせずに積極的に解いていっていいと思います。

 

 

① 英語について

単語:

ターゲット1900を中心に勉強していました。 
この参考書は出題頻度が高い順に単語が記載されている形式になっており、
1200まではセンターレベル 1600まではMARCHレベル 
そして残りは早慶レベルくらいの目安になっています。 
高3の夏まではひたすらこの単語帳を何十周も回し、
基本的には一語一訳で単語帳で訳を隠したときに速答出来るようにしました。 
そうした単語でも、長文に出てきたり、少し形が変わっただけで分からなくなってしまうため、
その度にターゲットに戻り、印を増やしていきました。

高3の夏終わりからはZ会出版の速読英単語の上級を始めました。 
出てくる単語数十個ごとに、その単語を使った長文が出てきて、
難易度も長さも音読に丁度いいので受験直前まで愛用していました。

その単語のアクセントや正しい発音は、もちろん覚えるに越した事は無く、
リスニングが必要な場合なら身につけていくべきです。 
ですが、そうではない場合は正しい発アクに縛られずに、
積極的に新しい単語を覚えていくことも大切です。 
私はセンター試験のリスニングは最後まで20点行くかどうかでしたが、
長文は間違って1問までに抑えていて得点源でした。

文法:

高1の終わりから高2の終わりまで、ひたすらvintageを周回していました。
結果的に10周以上したのですが、完成はせずセンターレベルでも毎回何問か落としていました。 
同じ参考書を何周もしていると、
その参考書に出てくる問題は分かっても初見の問題に対応できないという事態に陥りがちです。
勿論問題の根拠を自分で言えるようにしてからが参考書を完璧にした ということです。

それでも触れた問題の量を増やさなければ応用力が足りなくなってしまいます。 
そうした場合は新しい問題集などに手を出して、
解らないところに当たったら前の参考書を辞書代わりに戻る、
といった使い方がベストだと思います。 (もちろんその為にもまずは一冊目を完璧に!)

ですが、そもそも早慶の英語は文法問題が少なく、基本的に長文勝負です。
その為、早慶志望ならば文法の細かい事項に囚われずに
基礎事項を押さえたら長文中心の勉強に切り替え、
細かい文法は受けるところの過去問で問われていて必要になったら秋以降に詰める 
といった勉強法で問題は無いと思います。

 

英文解釈:

英文解釈で使った参考書はポレポレで、まずすべての文の構造を理解して、
それを読みながら意味が取れるようにしました。
後は毎日音読をしていく中で、すべての文の構造を読み解きながら意味を取っていく  
という事をひたすら意識していたので、その中で解釈力を上げていきました。

長文:

高2の途中くらいから受験まで、毎日必ず一つは読むようにしていました。 
一番意識してほしいことは、音読を、今日から三ヶ月毎日 
そして効果が出たならそれを受験当日まで必ず途切れさせない 

ということです。 

まず、音読をする意義としては、直読直解を出来るようにする、ということです。
声を出すことで必ず前から(左から)読むことになり、
そうした中で解釈をしながら意味を取れるようにしていき、
読むスピードを上げていくということです。
音読をスラスラと出来るまでに10回弱読む必要があり(個人差はある)、
そうした文章を何十個も作っていくことで英語力をアップさせていくことが出来ます。
音読をしていく中で効果が実感できなかったり、
読み方が変わっていくため逆に長文が読めなくなったり(特に今まで返り読みをしていた場合)、
といった壁に当たると思います。
ですが、音読により直読直解を出来るようにするという段階を踏まずに返り読みを続けていては
早慶、MARCHレベルの長文を時間内に読むことは難しくなります
そのため、取り合えず3ヶ月間実行してみて長文のスピードを上げてみましょう!

③ 世界史について

世界史は基本的にはインプットとアウトプットの繰り返しです。 
まず秋までにに通史を一周して、その後に単元ごとに何周も繰り返していくのが定石です。 

世界史の初習は特有の分かり辛さがあります。
その時代のイメージを掴めるまでに何周講義本を読んだり、
色々な授業動画を見たりが必要になることが多いため、根気強く行ってください。 

私は時代と流れというアウトプット用の参考書を愛用していたのですが、
そうした参考書で問題が大体解けたり、空欄をほとんど埋めれるレベルになって初めて
その単元の一周目は終わりだと考えていました。

夏休みなどの、世界史に多くの時間が割けるようになってからは応用問題集に手を出し始めました。 
有名なのは実力をつける100題と、HISTORIAという参考書です。 
私は解説の詳しさからHISTORIAを使用していました。 
これを全単元2周、間違えた問題をピックアップして3周目、というように使用していました。
ただそこで間違えた問題を覚えるだけではなく、固まっていない単元の洗い出しや、
どのように問題が出るかを知るためにも有効です。

冬になってからは、ひたすら過去問と用語集を往復していました。 
志望する大学の過去問を解き漁る→間違えた単元のページを用語集で確認
→知らなかった知識を吸収して、マーカーでチェックを付ける。 
といった感じでひたすら弱い単元を潰す&細かい用語にも対応していく 
という事を意識していました。 

文化史は、全ての人と作品名と時代と流派を結び付けて覚えられればそれに越したことはありません。
ですが量的に厳しい場合はまず通史に関係ある人物を覚え、
その後流派ごとに区切って有名な人物から押さえていくのが先決です。
狙われて出題されることも少なくないので、穴にはしないようにしましょう。

 

 

⑥ 国語について

まず最初に言っておきたいのが、基本的に国語は一番伸びにくく、
出来る出来ないは人によって個人差が大きいということです。 
その中で実際の試験で7、8割を目指すためには古漢を安定させるのが確実だと思います。 
現代文も正しい勉強を積めば上がるのですが、
赤本と青本で答えによってバラつきがあったりと伸ばしきれない科目でもありますので、
縛られ過ぎては時間の浪費に繋がります。

古文に関しては、単語(おススメの単語帳は読んで見て覚える重要古文単語315、
黒字も覚えればこれ一冊で十分)や文法、和歌修辞を固めるのは勿論なのです。
ですがその上で古文の長文を読む上での人物把握などのスキルを身につけるのが一番大変です。
敬語や古文常識である程度の対応は出来るのですが、それでも決めきれない部分もあります。 
私は人物把握が分かりにくかった文章はひたすら音読をして、その文の雰囲気ごと身につけていきました。

漢文は配点が低いため、上智大学志望などでなければ古文に比べ、そこまで時間を使う必要もありません。 
句系と単語を抑え、(おススメの参考書は漢文早覚え速答法)
その後はセンター過去問や志望する大学の過去問などで、
漢文によく出てくる文章というのに慣れる必要があります。

 

まとめ

まとめとしては

まずは地力を付ける。 その後に過去問研究

 そして地力を付けるためには

弱点を洗い出して克服を続けていけば、目標に近くなれる

この2点だと思います。

 受験勉強で経験するトライ&エラーの繰り返しは、その後になっても財産です。 最低点を越えれば勝ちという点ではこの上なく公平な勝負なので、自らの能力向上を目指して頑張ってください!

金枝先生推薦!「おススメ参考書2冊!」の紹介はこちら

① 登木健司 難関大長文講義の実況中継【早慶上智・関関同立・MARCHレベル】     (早慶志望ならやっておいて欲しい。 特に、英語は読めるのに長文を読んでいくうちについていけなくなる といった人にはオススメの一冊)

 

 

② 世界史 時代と流れで覚える世界史B用語

 

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