季節も秋になり、
受験生のみなさんにとってはどの大学を志望校として、
どの大学を実際に受験するのかについて本格的に決まってくる時期かと思います。
しかし、特に何も考えずに受験校を決めてしまうと、
受験でのリスクが増したり
費用が余分にかかってしまったりすることもあります。
そこで今回は、
受験生が受験校を確定させるときに確認するべきポイントを5つご紹介していきます！
是非参考にしてみてくださいね！
1.過去問
受験しようと思っている大学・学部の過去問はもう確認しましたか？
過去問を確認することは当然のことなので、
10月中には必ず一度は過去問を確認するようにしましょう。
では、過去問を確認する際には
どのようなことをチェックすればよいのでしょうか？
例えば英語なら、
英作文はどのように出題されるのかをチェックしてみましょう。
「和文英訳」と「自由英作文」でも違いがありますし、
求められるワード数も大学によって大きく異なります。
また他にも、
英文法の独立した大問があるのか、
会話文の出題があるのか、
整序問題は出るのかなどを確認してみましょう。
過去問を早い段階で確認しておくことで、
普段どのような勉強をすればよいのかが変わってきます。
受験校を決める際に大切なことは、決して偏差値だけで判断しないことです。
過去問を確認することで、
自分がどれくらい得点できそうなのかを判断する材料にすると良いでしょう。
2.募集要項
受験しようと思っている大学・学部の最新の募集要項をチェックし、
入試の要項や受験で使用できる科目に変更がないかを必ず確認するようにしましょう。
近年の大学入試の受験方法は、
共通テスト利用入試や
英語外部検定利用入試や
総合型選抜など、
実に多様化しています。
募集要項を確認することで、
志望校を受験する回数を増やすことができたり、
自分の得意科目の得点を2倍にすることができたり、
苦手科目ナシで受験することができたりすることがあります。
募集要項を確認するだけで
志望校合格のチャンスが広がる可能性も十分にあるので、必ず確認するようにしましょう。
3.キャンパスの所在地
自分が志望する大学・学部の所在地は確認できていますか？
大学名やイメージと、
実際のキャンパスの所在地は
必ずしも一致しない場合がありますし、
同じ大学でも学部によってキャンパスの所在地はばらばらです。
例えば立命館大学なら、
法学部は京都市北区の「衣笠キャンパス」、
経営学部は大阪府茨木市の「大阪いばらきキャンパス」、
経済学部は滋賀県草津市の「びわこ・くさつキャンパス(BKC)」にあるなど、
同じ大学でもキャンパスの場所は県すら変わってきます。
もし進学するとなると、4年間は通学することになります。
場合によっては
周辺の町並みが気に入らなかったり
自宅から通えると思っていたのに下宿する必要があったりするなど、
想定外のことも起こる可能性が出てしまいます。
自分の受験する大学・学部がどこにあるのかを必ず確認するようにしましょう。
4.各種手続きの期間
願書の出願・調査書の取り寄せ・受験料の払い込み・入学金の納入・授業料の支払いなど、
大学を受験して入学するためにはその都度さまざまな手続きがあります。
特に入学金の納入期限については十分に確認しておかないと、
せっかく合格しても入学できないので、
受験勉強した苦労が水の泡になってしまいます。
また受験日程と合格発表日も、
入学金の納入期限と併せて確認しましょう。
例えば、以下の受験校を考えている場合をご覧ください。
A大学→E大学の順に志望度が高く、
絶対に浪人はしたくないという想定です。
もしあなたなら、どこの大学の入学金を納入するでしょうか？
少し考えてみてください。
|
受験日 |
合格発表日 |
入学金納入期限 |
|
|
A大学 |
1/23 | 2/1 | 2/9 |
|
B大学 |
1/28 | 2/10 | 2/18 |
|
C大学 |
1/29 | 2/11 | 2/17 |
|
D大学 |
2/6 | 2/19 | 2/24 |
|
E大学 |
2/25 | 3/9 | 3/15 |
いかがでしたか？
このような場合、もしすべて合格したとすると、
E大学が最も志望度が高いためE大学に進学したいと考えるはずです。
しかしE大学以外に
おそらくA・C・Dの3つの大学の入学金も
納入する必要があるとお考えになったのではないでしょうか？
そうなるように
適当に表を作ったと思われるかもしれませんが、
そんなことはありません。
上の表の日程は、
関西圏の2022年入試の実際の日程をピックアップしたものです。
このように、受験日と合格発表日、
入学金の納入期限を特に気にせず受験してしまうと、
結果的に入学金を何度も支払うハメになってしまいます。
日程をきちんと整理して受験日程を組めば、
不要な出費を減らすことができますので、
各日程や期限についてはきちんとチェックしておきましょう。
また、残念ながら毎年のように期限の確認漏れで
入学できなかった人のニュースを目にします。
決して自分には起こらないと思うのではなく、
確実に大丈夫であると自信を持って言えるように、
カレンダーに書き込むなどして手続き期間のチェックを忘れないようにしましょう。
5.大学HPの今年度の入試のお知らせ欄の確認
コロナ禍における大学受験では、いつ何が起こってもおかしくありません。
急な試験日変更や、会場の変更などが起こる可能性も否定できません。
それらのお知らせは、
大学によっては出願者全員に個別に連絡が来るかもしれませんが、
来ないかもしれません。
その場合、周知すべきことについては、
大学のHPに掲載されることが最も多いです。
毎日、とまでは言いませんが、
月に1度か2度くらいは受験予定の大学HPを確認するようにしましょう。
6.まとめ
大学受験においては、
情報を持っているか持っていないかの差で
合格可能性は大きく変わってしまいます。
そのため過去問で出題のされ方をチェックしたり、
募集要項で出願方法で有利にならないかチェックしたりすると良いでしょう。
また、出願時や受験時、入試に合格したあとの入学時など、
手続きがたくさんあります。
受験する予定の大学についてはすべて事前に調べ、
忘れないようにカレンダーに書き込んでおくなど、
周到な準備をしておきましょう。
さらに大学の所在地などは入学後の生活に関わってきます。
ここは意外と盲点だったという人も少なくないので、
必ず確認しておくようにしましょう。
今回ご紹介したこと以外にも、
大学受験においては知っておくべき情報がたくさんあります。
何を知らなければいけないのか、
何を知っていれば有利になるのか、
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