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【化学】有機・無機化学ってコスパいいの!?

こんにちは、武田塾豊川校です。

突然ですが、このタイトルを見てクリックしてくれた方の多くが、

有機・無機化学の勉強をする前に「有機・無機化学は暗記だから簡単」

なんてことを耳にしたことはありませんか?

僕もその一人で、本当に暗記だけなのかモヤモヤしていました。

ということで今回は共通テストレベルで、有機・無機化学が本当に暗記だけなのか

またコスパについても考察していきます。

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無機化学について

結論から言うと、無機化学は暗記コスパ最高です。

というのも実際に“Doシリーズ”などの有名な参考書があると思いますが、

それを覚えるだけで満点を狙えるからです。

 

有機化学について

結論から言うと、有機化学は暗記したものを武器にルールに従って問題を解くイメージでコスパ最高です。

有機化学を身近なものに例えると「パズル」みたいな感じです。

有機化学は無機化学に比べて難しく時間がかかると思いますが、

コツをつかんでしまえばが狙えると思います。

 

共通テストでの有機・無機

化学の共通テストは大きく分けて理論・有機・無機からの出題になっています。

2021年の共通テストの出題割合が、理論:有機:無機が2:2:1でした。

ここからわかるように有機・無機だけで全体の6割を占めています。

次に共通テスト特有の出題についてです。

第3問の問3「シュウ酸イオンを配位子にもつ錯イオンの光化学反応」、

第5問「グルコースに関するテーマ問題」のように、受験生が初めて見る出題に対して、

問題文から必要な情報を読み取って解答を導く必要がありました。

 

無機化学の勉強法

ここでは有名な勉強法を紹介します。大きく分けて3つあります。

1つ目は、「様々なことを関連付ける」です。

暗記するものを1つ1つ覚えていたら、時間もかかって効率良くありません

そこでいくつかの事柄を関連付けることで、効率を上げていきましょう。

例えば、NaCl+H2SO4→NaHSO4+HClという反応式があったとき、

この反応式をH2SO4が不揮発性の酸で、

NaClが揮発性の酸由来の塩だから揮発性の酸であるHClが発生する。

つまり揮発性遊離反応だということがわかります。

そのように同様の原理の反応を関連付けて覚えられるようになります

このように反応式を覚えるとき、ただ覚えるよりも、

「この反応がどのような原理によって起こっているのか」を考え、

関連付けることで記憶に定着して、とても効率的です。

2つ目は、「図やイラストを活用する」です。

無機化学では物質水溶液の色が出題されます。

例えば、灰緑色や血赤色、黄褐色と言われたときに色をイメージすることが出来ますか?

なかなか難しいと思います。

そんな時、教科書などに載っている、図やイラストをそのまま暗記することで視覚的に理解でき

勉強効率が上がってくると思うので、スキマ時間をうまく使って視覚的に覚えていきましょう

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3つ目は、「アウトプットを重視する」です。

インプットしているだけでは問題は解けません。

なので、1通り暗記したら、演習問題を解いたり、

友達と問題を出し合ったりしたりして、しっかりアウトプットしていきましょう

 

有機化学の勉強法

無機化学同様に有名な勉強法を紹介します。

大きく分けて3つあります。

1つ目は「全体の流れを把握する」です。

有機化学は授業を受けていても何を学ぶ学問なのかが理解できなくて

授業を聞いていてもわからないことが増えてしまいます。

そこで、全体をしっかり把握することで、構造決定の問題を解くためにこの勉強をして、

はじめの方で習っていたことが後で習うことに関連していて重要だということに気が付くなど、

勉強効率を上げるためにも全体の流れを把握することは重要です。

2つ目は「ある情報から官能基を思い浮かべる」です。

有機化学では、官能基についての知識がないと、話にならない問題が数多く存在します。

例えば「ある水溶液をフェーリング液とともに加熱すると赤色沈殿が生じた」という文章があったとします。

このとき次のような解釈をしなければ、問題は解けません。

ある水溶液にはアルデヒド基が存在しているということが分かる。

このように問題文からキーワードを抜き出せるように問題を解きながら慣れていきましょう。

3つ目は「構造決定をマスターする」です。

有機化学=構造決定と言っても過言ではないくらい重要です。

重点的に勉強しましょう。

おすすめの勉強方法は、最初に「鎌田の有機化学の講義」という参考書で基礎を身に着け、

問題演習に「重要問題集のA問題」を使っていくというものです。

 

有機化学で覚えておくべき情報

ここでは1つを例にして紹介していきます。

鎖状飽和のCnHxNlOm分子の水素原子数(x)はx=2n+2+l、

CnHyNlOmの不飽和度(Iu)はIu=(x-y)/2であること。

不飽和度が分かることで構造決定においてその物質が、

2重結合なのか3重結合なのかなどが分かってきます。

“Doシリーズ”の参考書ではわかりやすいように、

覚えるべき項目、出題頻度の高い項目が一目瞭然となっています。

 

まとめ

今回は有機・無機化学について話をしてきました。

まとめると、有機・無機化学は有機の方が難しく、時間がかかり、暗記するだけではないこと、

コスパが最高なこと、共通テストで6割の出題があることがわかりました。

特に共通テストで6割も出題されるので、やらない手はないと思います。

しかし勉強をしていく中で時間が無いこと、つまずくことがあると思います。

そんな時は頻出の問題だけをやったりすればいいのではないでしょうか。

しっかり戦略を立て、後悔のしないよう頑張りましょう。

 

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