今回のテーマは、
高１・２生の理系受験生向け
英語VS理科どちらが大変なのか？
ということについてお話していきたいと思います。
理系の受験生にとって一番大変な科目は数学ですが、
ではその次に大変なのは英語でしょうか？理科でしょうか？
これをはっきりと決めるのは難しいですよね。
勉強をする段階でごとに、どちらが大変なのかということを検討していきたいと思います！
基礎の勉強で難しいのは英語
高１・２の基礎の勉強で難しいのは、
「英語」です。
どちらも大変ですが、英語は積み重ねの教科です。
例えば理科だったら、
気体の分野を１週間かけてやったらその部分は点数が取れるようになりますが、
英語はそういう風に分野があまり分かれていません。
例えば単語だけやったとしても構文が理解できなかったら文章を読めないし、
仮定法だけやったとしても仮定法だけの文章が出てくるわけじゃありません。
英語は勉強した内容の積み重ねで問題を解けるようになるので、
基礎固めが大変な教科となっていると思います。
基礎レベルだとしても長文を読める力はある程度必要です。
単語・文法・長文も練習してそれでやっと読めるようになるので、
入試までの半年で英語がどうにかなるかというと厳しいと思います。
なので基礎を固めるまでに時間がかかるからこそ初めのうちは英語が難しいと思いますし、
英語は理科と比べて取り返しがつかなくなりがちな科目だと思います。
今もし理系の人で英語の偏差値が低い人は、
早く始めないと伸びるまでに時間がかかってしまうため大変です。
英語はとにかく最初に覚えることが多すぎるので、とにかく早めにスタートして、
高１・２生の間に少しでもできるようにしておきましょう。
理科で悩んだところ
理科は最終的には時間を使う科目です。
というのもまず２教科あるというところもそうですが、１科目にすごく時間がかかります。
確かに最低限の知識を覚えたり基礎問題だけを解いて何となく理解できるようにすることは各分野１週間でどうにかなったりしますが、
じゃあそこから共通テストが６割のところから２次試験のところまでやるとなると
そこに膨大な努力が必要だと思います。
英語だったら単語を一つ覚えたり、こういう表現もあるんだなと知識を埋め合わせていく感じですが、
理科だと全く知らない状況設定が出てきたり、
同じ分野の中でも踏み込んでいくとすごくいろいろな公式があったり、
状況の分け方があったり、
どんどん複雑になっていくので、そういったところで理科はある程度基礎を固めてからの先が遠い科目です。
特に偏差値６０以上の大学を志望校にしたい人は、大体理科が難しくなってきます。
今高校２年生の人で毎回理科の定期テストで７～８割取れていて、理科は大丈夫でしょと思っている人も受験ではこんなもんじゃありません。
今の勉強はそれで十分ですが、来年になってその調子でいくともしかしたらどこかで躓くかもしれません。
なので受験生になった時に大変になるということは予測しておいた方が良いですね。
高２生がやるべき教科
今高２生がやるべきことは、
数学は絶対にやるとして
もう１教科は英語の基礎を早めに固めておいた方が高３のときに楽になります。
結局数学も英語も理科も全部大事ですが、
ただそこにやるべき時期や優先度はあると思うのでうまく戦略を立てていってほしいです。
軽視されがちなのは英語
色んな理系の受験生がいますが
英語を軽視する人と理科を軽視する人どちらが多いかというと、
英語を軽視する人の方が多い印象があります。
「数学得意だし、物理・化学が得意だから英語無くてもいけるでしょ」
みたいな人もいますが、
英語の配点をちゃんと見ましょう。
理科１科目より英語の方が高いところが多いので、英語は舐めちゃいけないです。
反対に理科を軽視してしまう人は、
まだ高２だから理科をやらなくていいと思っている人はたくさんいると思います。
これに関しては最終的にどうにかなった人もいますが、
そこで理科がどちらも手つかずだと高３でかなり苦労することになります。
１から理解し直すところからやらなければいけないのはかなり大変なので、
定期テストレベルや基礎のところは普段の定期テストで固めておくのが理想です。
例えば元素を覚えるとか
理論化学の基礎的な考え方とか
物理の力学の本当に基礎とか、
そういうところは少なくとも定期テストレベルまでやっておかないと高３で本当に理科に全てを持っていかれてしまいます。
まとめ
①英語は早めに始めよう
②理科も軽視してしまうと高３で苦労する
③結論は英語も理科もどちらも大事
今自分が置かれている状況を把握して、英語と理科をバランスよく勉強していきましょう！
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