こんにちは、武田塾下曽根校です。
今回は大学の理系学部を紹介していきます！
「理系だけど学部が決まってない」、「就職に有利な学部は？」
という悩み・疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください！
主な理系学部
理学部
理学部の特徴
理学部は、自然現象の根本的仕組みを解明するための学部です。
宇宙に関するマクロな研究から、電子顕微鏡を使うミクロな研究まで実施。
そして生活や環境改善に役立つ新技術の開発を目指します。
1～2年次は、座学が中心で理論を学びます。
3年次以降は、研究や実験などの実習が中心になります。
理学部の進路
・研究者志望の学生が中心で、卒業後は大学院に進学する場合が多い
理学部がオススメな人
・自然or宇宙について研究をしたい
・実験や研究をしたい
・研究職に就きたい
工学部
工学部の特徴
工学部は、人間社会に役立つモノづくりを目指す学部です。
住居や家電機器から、新素材開発、生命工学など、多方面の技術開発に重きが置かれます。
実験や実習が多く、実験室に所属すると、徹夜作業も多いです。
つまり集中力や体力も必要ですね。
工学部の進路
・機械系、電気系に強い
・次いで材料系、情報系、建築、土木系への就職が多い
工学部がオススメな人
・モノづくりがしたい
・集中力や体力に自信がある
・実用的な技術力を身につけたい
・技術を活かせる職に就きたい
農学部
農学部の特徴
農学部は、「人と自然が共生するための方法」を研究している学部です。
食糧危機などの問題の解決を目指し、バイオテクノロジーなどの先端科学の研究も併せ、
幅広い分アプローチで教育・研究を行っています。
農場や実習林を保有し、実習に利用している大学が多いのも特徴。
農学部の進路
・農林水産系の会社
・食品会社、環境調査会社、薬品メーカー、化粧品メーカー、園芸関係など
農学部がオススメな人
・動植物が好き
・農業や飼育に興味がある
・環境問題に興味がある
医学部
医学部の特徴
医学部では医師の養成を目的とし、基礎医学・臨床医学・社会医学を学びます。
医師には、臨床能力だけでなく、柔軟な対応力・コミュニケーション能力も求められます。
その土台を養う学部です。
医学部の医学科は6年制です。
・1年次～4年次…基礎医学や臨床医学を徹底的に学ぶ
・5、6年次…提携病院において、実際に患者の診断・治療にあたる臨床実習が課される
医学部の進路
・卒業後2年間は、大学病院や厚生労働省の指定病院で臨床研修を受ける
（※この期間給与はあるが、アルバイトなどは禁止）
・国家試験に合格すれば、必ず医師として働くことが出来る
医学部がオススメな人
・医者になりたい
・病気の治療をしたい
・人体の解剖に抵抗がない
薬学部
薬学部の特徴
薬学部では、薬などの化学物質を健康・病気治療との関わりから研究します。
学科は、「薬剤師を育成する6年制」と「薬学研究を行う4年制」に分かれています。
6年制
・1年次…教養科目や基礎科目を学ぶ
・2～4年次…医学の基礎知識と専門科目を学ぶ
・4年次…共用試験が実施
・5年次…病院や薬局での実務実習（共通試験に合格した場合）
・6年次…2月下旬or3月上旬にある薬剤師国家試験の合格を目指す
4年制
・新薬の開発に貢献する人材を育成
・生命科学や創薬科学など「薬」の研究に重点を置く
薬学部の進路
6年制
・薬剤師や病院薬剤師として、大学病院や調剤薬局に勤務
（出産や育児のために一度仕事を離れる場合も有利）
・製薬会社で新薬の研究・開発
・化学・食品・衛生関連の企業などで、新製品の開発にかかわる研究者・技術者
・創薬研究者として製薬会社に就職
4年制
・製薬会社や大学におけるバイオベンチャー、医療行政の専門スタッフ、製薬会社担当者など
薬学部がオススメな人
・化学が好き
・薬の安全性などを研究したい
歯学部
歯学部の特徴
歯学部は歯科医師を養成するための学部です。
卒業後は、ほぼすべての人が歯科医師となります。
多くの場合6年制で、歯科医師国家試験への合格を目指します。
・1～2年次…一般教養科目を中心に、歯科入門科目を学ぶ
・2～4年次…基礎医学を修得し、実習も行う
・5年次…共用試験
・6年次…診断などの臨床実習を通して、高度な技能を修得
→2月におこなわれる国家試験を受験
※歯学部は医学部に比べると比較的偏差値は低く、入りやすいです。
しかし医師国家試験の合格率に比べ、歯科医師国家試験の合格率は明らかに低いのが現状です。
単に「入りやすいから」という理由だけで歯学部を選択するのは、やめましょう。
歯学部の進路
・卒業後1年目は、研修医として働くことが義務付けられている
・臨床研修後、病院歯科や歯科医院
・歯科、審美歯科の開業
・大学の教育や研究
・関係省庁、保健所の職員
・医療関連企業における研究開発部門の専門スタッフ
歯学部がオススメな人
・歯科医師になりたい
・インプラント治療を学びたい
・細かで繊細な作業が得意
看護学部
看護学部の特徴
看護学部とは、看護師を養成するための学部です。
医学や生理学、生命科学などだけでなく、
心理学・社会学・福祉学など患者の心を理解するための学問も学びます。
看護学科は4年制です。大学病院での医療実習なども数多くあり、
実際の医療現場で求められる技術を実践的に身につけることができます。
看護学部の進路
・病院、診療所、企業の健康管理センターなどで看護師として働く人が大半
（国家資格を得られ、再就職に有利なため、出産・育児を考慮する人にも人気）
・大学病院に勤務
・食品製造、医薬品会社など
看護学部がオススメな人
・看護師になりたい
・世話をすることが好きだ
・体力に自信がある・快活な性格だ
その他の理系の学部
獣医学部
・動物の疾病に関する診断、治療、予防を研究
・獣医師を目指す学生が大半
・動物園やペットショップ、食肉衛生検査場、公務員として検疫所に就職する場合が多い
情報学部
・情報通信技術、人工知能の開発や生命情報の解析など
・数学とプログラミングに関する専門知識は必要不可欠
・IT系・情報通信系の企業に就職する人が多い
建築学部
・豊かな建築や都市空間を創造するための専門技術について学ぶ
・建築会社や住宅メーカーなどに数多く就職
・建築士といった専門資格を持っていれば有利
芸術工学部
・工学的知見(テクノロジー)を芸術(アート)に応用する技術を学ぶ学部
・芸術を工学的な視点から学び、科学的理論に基づいた表現の新しい形を探求
・放送や広告などのクリエイティブ系に強い
まとめ
理系の学部は文系学部に比べ、大学院への進学率が非常に高いです。
その際の学費なども考慮して進路を考えましょう。
そして学部選択で大事なのは、受験科目の得意不得意だけではありません。
やはり「何を学びたいか」です。
自分が学びたい！と思う学部を目指し、勉強を進めていってください！
志望校に合格したいなら、武田塾。
突然ですが、質問です。
志望校に合格するための条件は何でしょうか？
答えは「入試問題で合格最低点以上の得点を取る」ことです。
すなわち、入試当日に「入試問題が解ける状態」になっていることが必要です。
ではここで、共通テスト英語の問題を解いてみてください。
<引用：独立行政法人 大学入試センター https://www.dnc.ac.jp/>
もし今これが解けない状態であれば、入試当日までに何をする必要がありますか？
「単語の意味を覚える」「文法を覚える」「速読力をつける」
こうしたことが必要ですよね。
単語の意味を覚えるにはどうすれば良いでしょう？単語帳で意味を隠しながら何度も反復しますよね。
文法の暗記も速読力の強化も同様です。自分で問題を解いていかなければなりません。
これらはすべて、授業ではなく「参考書学習」で行っている事に気が付いたでしょうか？
学校で全く同じ授業を受けているのに、なぜ「伸びる生徒」と「伸びない生徒」が生まれるのでしょうか？
それは、自宅で「参考書学習をしているかどうか」の違いだけなのです。
授業はあくまで「理解」に過ぎず、その内容を「暗記＝インプット」し、「演習＝アウトプット」することで初めてテストで問題を解けるようになるのです。
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表面的な理解で正解に辿り着いたのでは、入試問題には一切対応できないからです。
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