こんにちは、武田塾下曽根校です。
今回は文系の学生に向けて、社会の選択科目（日本史・世界史・政経）について、
それぞれの特徴と勉強法や、その科目に向いている人の特徴を詳しく説明していきます！
社会の選択科目を決める上での注意点
そもそも大学受験において「選択科目」と言っても、
社会科目の全ての中から好きなものを選択できる訳ではない、という点に注意してください。
世界史と日本史は、ほとんどの大学で入試に採用されています。
しかし地理や政経は、試験科目として使える大学・学部が比較的少ないのです。
まず志望校の受験科目をしっかり確認し、どの科目が入試に使えるのかを把握しておきましょう！
それぞれの科目の詳細
ここからは各科目の特徴、勉強法、ポイントを書いていきます。
日本史
日本史の特徴
日本史は、基礎的な学習が比較的早く終わります。
ですからMARCHレベルを志望する場合、世界史よりも早く勉強が完了します。
また小・中学校で基本的な事項や流れは学習しているため、
世界史より覚えやすいと感じる人も多いです。
ただし難関大レベルになると、マニアックな問題が出題され、細かい知識が必要になってきます。
また記号選択や穴埋め問題ではなく、論述問題が出てくることもあります。
それらの場合でもきちんと対応できるよう、勉強しておく必要性があります。
日本史の勉強法
論述問題にも対応できるオススメの勉強法があります。
それは単発で出来事を覚えるのではなく、古代～現代までの全体の流れをつかむことです。
ストーリーをざっくり掴んだ後、それぞれの時代の人物・事件についての理解を深めていく。
そうすれば、出来事と出来事との関連性が見えてきます。
単純に暗記するよりも、理解しやすくなります。
日本史のポイント
日本史は、単に暗記すれば高得点が取れる科目ではありません。
全体の流れや出来事の因果関係を押さえることがポイントです！
また用語の内容を自分の言葉で説明できる様にすることが論述の対策に繋がります。
「〇〇時代に出された□□法について説明しなさい」という問題が出題されることもあります。
先述の「全体の流れをつかむ」上でも、用語の内容を理解しておくことは重要です。
法令などについて、「何を目的にしていたか」、「どのような内容だったか」を理解しておけば、
前後の繋がりがしっかり見えてきます。
世界史
世界史の特徴
世界史は日本史に比べて、基礎を定着させるまでに時間がかかります。
1つの国だけでなく、同時期に他の地域で起こった出来事も把握しなければならないからです。
つまりタテとヨコの歴史を同時に覚える必要性があるのです。
だから覚える用語が多く、混乱しがちです。
世界史の勉強法
しかし基礎さえ固めれば、実は世界史は点数を伸ばしやすいです。
世界史は日本史に比べ、マニアックなことを聞かれることが少ないです。
そのため、一問一答の丸暗記をすれば、一定の点数が取れるようになっています。
もちろん、共通テスト試験で高得点を狙う人や難関大学の受験を考えている人は、
単語を覚えるだけではなく、総合的に理解することも必要です。
世界史全体の動きや、国と国とのつながりに関する問題も出題されるからです。
その場合、日本史と同じく全体の流れや出来事の因果関係を押さえること、
用語の内容を自分の言葉で説明できる様にすることを意識して勉強しましょう。
世界史のポイント
覚えなければならない知識の量が、他の科目よりも膨大なため、
「暗記が苦手･･･」という人には、あまり向かないかもしれません。
逆に記憶力に自信がある人や、世界の歴史に興味があって知識が豊富な人にオススメです。
ちなみに外国語学部の試験では、世界史が必須の場合があります。
外国語学部を志望する場合は、早めにチェックしておきましょう。
政経
政経の特徴
前述の通り、政治経済は入試に使える学校が限定されます。
【政経が使えない大学の例】
・慶應義塾大学
・早稲田大学の文学部/文化構想学部/政治経済学部/国際教養学部
・上智大学
・津田塾大学 など
これらの有名難関大学が選択肢から外れます。必ず確認しておきましょう！
そして政治経済は、日本史・世界史に比べて、圧倒的に暗記量が少ないです。
政経の勉強法
政経は一つ一つの用語は難しかったり、最新の時事ネタの知識も必要になってきます。
また経済分野では、計算問題も出題されます。
そのため政治・経済に興味がない人や計算を解きたくない人には、厳しいかもしれません。
もっとも前述のように、暗記量が少なく負担が軽いです。
そのため逆転合格を狙える可能性は高いです！
政経のポイント
また政経は、世界史・日本史に比べて平均点が低いです。
その平均点が低い中で高得点を取った場合、他の受験生に差をつけることができる訳です。
注意点としては、参考書・教科書に出ていない時事問題も出題される点が挙げられます。
そのため日々アンテナを張って、新聞やニュースサイトなどを読み込み、
情報をいつも察知・収集する習慣を身につけましょう。
おすすめは日本史・世界史・政経のどれ！
最後に以下の情報と自分とを照らし合わせて、
どの科目が自分に合っているのかをチェックしてみてください！
日本史がオススメな人
・日本の歴史（大河ドラマなど）が好きな人
・小・中の社会科（歴史）が得意で基礎知識がある人
・中学受験の経験がある人
世界史がオススメな人
・世界の文化や歴史に興味がある人
・海外渡航経験がある、将来いろんな国に行きたいと思っている人
・暗記が得意な人
政経がオススメな人
・暗記がそこまで得意でない人
・学校でも政経の授業が選択できる人
・政治や経済に興味がある人
・ニュースを調べる習慣がある人
あなたにオススメなのはどれでしたか？
それぞれの特徴を踏まえた上で、自分に向いている科目を選びましょう！
どれにも興味がない、決めにくいと思った人は、
担任や進路指導の先生、塾の先生、先輩などに相談してみましょう。
まとめ
もし選択科目の中で好きなものがあれば、それを選ぶのが一番良いと思います。
社会科目はその科目に興味がないと、中々理解しにくいです。
逆に興味があれば、社会の勉強はさくさく進められます！
あとは自分の志望校（第2第3希望の学校も含む）の受験要項を調べて調整し、
もっとも効率が良い選択肢を選びましょう！
選択科目が自分で決められないという方は、
是非武田塾下曽根校の受験相談にお越しください！
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志望校に合格したいなら、武田塾。
突然ですが、質問です。
志望校に合格するための条件は何でしょうか？
答えは「入試問題で合格最低点以上の得点を取る」ことです。
すなわち、入試当日に「入試問題が解ける状態」になっていることが必要です。
ではここで、共通テスト英語の問題を解いてみてください。
<引用：独立行政法人 大学入試センター https://www.dnc.ac.jp/>
もし今これが解けない状態であれば、入試当日までに何をする必要がありますか？
「単語の意味を覚える」「文法を覚える」「速読力をつける」
こうしたことが必要ですよね。
単語の意味を覚えるにはどうすれば良いでしょう？単語帳で意味を隠しながら何度も反復しますよね。
文法の暗記も速読力の強化も同様です。自分で問題を解いていかなければなりません。
これらはすべて、授業ではなく「参考書学習」で行っている事に気が付いたでしょうか？
学校で全く同じ授業を受けているのに、なぜ「伸びる生徒」と「伸びない生徒」が生まれるのでしょうか？
それは、自宅で「参考書学習をしているかどうか」の違いだけなのです。
授業はあくまで「理解」に過ぎず、その内容を「暗記＝インプット」し、「演習＝アウトプット」することで初めてテストで問題を解けるようになるのです。
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表面的な理解で正解に辿り着いたのでは、入試問題には一切対応できないからです。
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