皆さんこんにちは!
武田塾西神中央校です!
さて、今回は、受験科目についてのお話です。
理系の皆さんは、二次試験や私立の個別試験で選択科目があることは少ないですが、文系の皆さんは、選択できる科目が数学・社会・国語など、科目選択の幅が割と広かったりします。
実際に、受験相談などの場で、「受験科目の選択があるんですけど、どうしたらいいですか?」といった質問がよく飛んできます。
受験勉強を始めようとする高2生にとってはどの科目で受験するか、どの科目に力を入れて勉強していくかは非常に重要かと思います!
そこで今回は、そんな受験科目の選択をどうしたらいいのかについてお話していきたいと思います!
【国公立大学二次試験/関関同立一般試験】受験科目の選択ってどうすればいいの?関西圏の大学の選択可能な科目は?【文系は数学か、社会か】
近隣の入試科目が選択できる大学
まずは、関西圏における入試科目が選択できる大学と、その入試科目について2020年度入試のものをお話したいと思います。
※センター試験での選択可能科目ではなく二次試験(または個別学力試験)前期試験での選択科目を記載しております。私立大学での独自方式(全学部統一・学部個別以外)や配点の差異について、また、経済学部などの文系/理系受験の科目の違いが明確な場合については記載しておりません。(2019年度調べ)
●国公立大学
大阪大学
文学部:必須【外国語】【国語】選択【地歴】【数学】
外国語学部:必須【外国語】【国語】選択【地歴(世界史)】【数学】
大阪市立大学
医学部看護学科:必須【外国語】選択【国語】【数学】
生活科学部人間福祉学科:必須【外国語】選択【国語】【数学】
神戸大学
国際人間科学部発達コミュニティ学科:必須【外国語】【数学】選択【国語】【理科】
国際人間科学部子ども教育学科:必須【外国語】【数学】選択【国語】【理科】
●私立大学
立命館大学
全学部統一文系:必須【外国語】【国語】選択【地歴】【公民】【数学】
学部個別文系(経済学部以外):必須【外国語】【国語】選択【地歴】【公民】【数学】
同志社大学
全学部文系:必須【外国語】【国語】選択【地歴(世界史・日本史)】【数学】
学部個別文系(全学部文系が受けられる学部):必須【外国語】【国語】選択【地歴(世界史・日本史)】【数学】
関西学院大学
全学日程(文系):必須【外国語】【国語】選択【地歴】【数学】
学部個別文系(全学日程文系が受けられる学部のうち文学部以外):必須【外国語】選択【国語】【地歴(世界史・日本史)】【数学】から2科目
学部個別文系(文学部):必須【外国語】選択【国語】【地歴】【数学】から2科目
関西大学
全学部3教科(文系):必須【外国語】【国語】選択【地歴】【公民】【数学】
個別3教科(全学部3教科文系が受けられる学部):必須【外国語】【国語】選択【地歴】【公民】【数学】
ここで挙げた大学以外にも選択科目のある大学はあるので、自分の目指す大学に選択科目があるのかどうか調べてみてください!また、志望校が定まっていない方も、受験科目が何であるかを知ることで、志望校を決める材料になると思いますのでぜひ調べてみてください!
ここまで挙げた中でも、やはり文系の受験科目のなかでは、地歴公民を取るか、数学を取るかが主な選択肢になってくるのが分かりますね…
それでは、つづいては、地歴公民と数学どっちをとるのが良いのかについてお話します!
取るべきは社会?数学?
基本的には単純ですが、
得意不得意で決めれば大丈夫です(えっ)
しかし、「どっちもどっち…」「こっちのほうが得意だけどそこまで自信があるわけでもない」という方もいらっしゃると思います。そこで、選択科目の判断基準になってくるのは、それぞれの科目の性質です。
例えば、世界史・日本史といった社会系の科目は基本的には暗記科目です。必要な知識を十分に頭に入れる事ができれば、アウトプットはそれほど難しくない科目になっています。
ただし、高得点を狙うためには、隅々まで知識をインプットし、自体の流れと出来事(よく言われる歴史の縦軸と横軸)をしっかりと理解する必要があるので、それまでに時間がかかります。
それに対して数学は、もちろん必要とする知識として公式や、問題の意味を理解していなければ解くことは出来ませんが、ある程度の知識が入っていれば、あとはそれを応用させて問題を解く事ができれば点には繋がります。
しかし、自分でそれを応用させる力、つまり、自分の力でアウトプットすることが必要な上、大問のなかで問題がつながっているので(例えば問1の答えをつかって問2を解くといったこと)計算ミスや、問1がわからなかった場合などに大問すべてを落としてしまう可能性があります。なので、社会科目のような確実に点につながる側面は薄いともいえます。
なので文系の生徒でいえば数学で明らかに実力が桁違いの場合を除き、基本的には社会科目を勧めます。
これらの科目の性質をしっかりと見極めた上で、自分にはどちらが合っているのかについて考えて教科を選択するようにしましょう!
まとめるとこんな感じです!
科目 | メリット | デメリット |
数学 |
・基本的な公式や考え方を覚えれば、あとは応用 ⇒覚えることが少ない |
・応用力勝負! ⇒計算ミスなどで大問丸々落としてしまうリスクがある |
社会 |
・暗記勝負! ⇒必要事項が頭に入っている分だけ点が取りやすい。 |
・暗記の量が多い ⇒難しい大学になればなるほど教科書を超えた隅々までの知識が必要 |
もちろん、今のうちに絶対これ!と決めておかなければならない、ということではないです。
どちらも同じくらい成績がのばせれば、手駒を増やした状態のまま受験勉強を続ける事ができることは最強ではあるのです。
しかし、受験直前に、やっぱり社会にしよう、と考えてから知識をインプットすることはかなり困難ですし、数学に変えようと思って必要知識を詰め込めても、自分でアウトプットする事ができるようになるための演習の時間が取れなければ厳しい…
なので、今のうちから自分の行きたい大学にはどの科目が必要なのか、またその選択肢がある場合自分はどれを選ぶべきなのかをしっかりと吟味しておきましょう!
それでは今回はこの辺で!
また次回!
いかがでしたでしょうか?
この記事が、皆様の受験勉強の参考になれば、と思います。
しかし、自分の将来を左右すると言っても過言ではない大学受験ですので、不安や悩み事などが出でくることも多いですよね?
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