皆さん、こんにちは!
武田塾坂戸校 校舎長の市橋です。
今回は、「そもそも国語はどんな科目なのか?をわかりやすく解説」というテーマでお話ししていきます。
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そもそも国語ってどんな科目なのか?
私たちは、小学校に入学してから今日に至るまで「国語」という科目を学習してきました。
もちろん、高校に進学してからは国語という科目は、「現代文」「古典(古文・漢文)」といったように分かれることがほとんどですが、結局のところ、私たちは国語を勉強しています。
そして、そんな国語について「説明してください。」と言われるほとんどの人が答えられないのではないでしょうか。
ですが、この問いには明確な答えが存在します。
その答えは、「国語とは、母語の操作を行う科目である」というのが答えです。また、ここで言う「操作」とは何なのでしょうか。
ここでいう「母語の操作」とは、他者が書いた文章を読解したり、自分の思っていること・考えていることを述べることを指します。
国語は国語。日本語の能力が上がるものではない
皆さんは、受験に使う国語についてどのようにお考えでしょうか?
国語と聞くと、「日本語の能力を向上させることができる科目だ!」と思っていませんか?
しかし、それは誤解です・・・(汗)
実は、受験における国語という科目は、日本語能力を高める科目ではありません。
それは、なぜか。
なぜなら、国語という科目は、日本語を読む科目ではなく、解く科目だからです。
「読む」ではなく「解く」とは??
国語の勉強を進めるにあたって、「読む」と「解く」は分けて考える必要があります
ざっくり、その違いをご説明すると、
読む=自分なりに文章を読み、解釈すること
解く=勉強次第で、いくらでも向上できる!
こういった違いがあります。
そして、国語で求められるのが「解く能力」です。国語はその問題の性質上、本文があり、それに対して選択肢や記述などで答えを導きます。
つまり、国語科目の点数を上げていくためには、本文を正しく読み、選択肢や記述などでしっかり答えを導き出せれば良いという話です。
「解く」を鍛えよう
そして、この「解く」を鍛えるためには、いくつかコツが存在します。
今回は、国語科目の中で「現代文」に絞って、そのコツを解明していきましょう。
まず現代文で問題を解けるようになるためには、以下の3点を意識しなければなりません。
➀類比
②対比
③因果関係
また上記のことに加え、論理構造をつかむことが「解く」ためには非常に大切になります。
そして、その時に意識しておきたいのが「抽象」と「具体」です。
例えば、次のような文章があったとしましょう。
地球温暖化は、深刻である。なぜなら、地球温暖化により、気温の上昇や雨の量の増加、海面の上昇といった自然被害が発生しているからだ。
この文章でいうところの「地球温暖化は、深刻である」が、抽象的な文章です。
この文章だけを読むと、「地球温暖化が深刻?具体的に何が深刻なの!?」と読み手としては気になりますよね?
また、このままだと読み手は、筆者の主張を理解し、問題を「解く」ことができません。
そこで、現代文では、筆者の主張を読み手に分かりやすくするために、エビデンス(=理由)を添えて、この抽象的な文章をわかりやすく説明します。
それが、次に述べる「具体」の中身です。
先述の文章では、「なぜなら、地球温暖化により、気温の上昇や雨の量の増加、海面の上昇といった自然被害が発生しているからだ。」という部分が具体になります。
さて、ここで設問の登場です。
問)地球温暖化が深刻なのは、なぜか説明せよ。
この答えは、皆さんわかりますよね?
先述の文章には、「なぜなら」という言葉があるので、答えは、「地球温暖化により、気温の上昇や雨の量の増加、海面の上昇といった自然被害が発生しているからだ。」というのが答えになります。
今のように、文章を「抽象」と「具体」の2つの視点で見るだけで、問題を解くことができましたよね?
また、これだけで、1点は確実にゲットです!(笑)
このように、現代文をはじめ国語科目には、その答えとなる箇所が存在し、それを押さえながら学習するだけで「解く」ことができる科目なのです。
現代文に、あなたの感想はいらない!!
先述では、「抽象→具体」という論理構造、また「類比」「対比」「因果関係」といった構成を意識すれば「解く」ことができる科目だとお話ししました。
つまり、このように客観的に文章を読むことができる人だけが点数を取ることができる科目「国語」という科目です。
そして、そういった特徴を持っている科目に対して、あなたの感想は必要ありません!!
もし普段から、主観で国語科目の勉強をしてしまっている皆さんは、今使っている参考書・問題集の解答解説を読み、「どこが解答の根拠なのか?」を意識して、今後学習を進めてみてください。
【まとめ】国語は「解く」が求められる科目
ここまでで、「国語とは、どういった科目なのか。」「どうすれば点数を取ることができるのか。」についてお話してきました。
皆さんの中で、国語科目について理解してもらうことができましたでしょうか。
繰り返しになりますが、国語科目は「解く」という科目です。
決して日本語能力を向上させるといった目的で、勉強する科目ではないので注意してください。
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