ブログをご覧のみなさん、こんにちは!JR大森駅から徒歩3分、武田塾大森校です!
10月になり、かなり涼しくなりましたね。それと同時に受験の足音が近づきつつある今日この頃ですが皆さんは順調に勉強ができていますか?受験が近づいてきた今こそ今一度基礎の復習をすることも重要かもしれませんね。
共通テストが近づいている今、文系理系問わず古文の勉強を本格的に始めようと思っている受験生も多いのではないでしょうか?
また、授業でなかなか理解できず困っている高校1年生や 2年生の人もいると思います。
そこで今回のブログでは、古文に悩めるみなさんから武田塾に寄せられた質問にみなさんお馴染みの高田先生が回答する形で古文の正しい勉強方法について説明したいと思います。
また、このブログの内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも紹介されています。こちらの動画も是非ご覧ください!
質問その1
高校2年生です。そろそろ古文の勉強を始めようと思っているのですが今のところ 『望月光 古典文法講義の実況中継』を検討しています! 初心者がいきなり使っても大丈夫ですか?
高田先生の回答
大丈夫ですが、志望校によってはオーバーワークになる可能性があります。
早稲田大学などの古文が難しい大学の受験を検討しているならば非常に良い選択肢となります。
しかし、非常に詳しい参考書なので一般的なレベルの国公立大学やMARCHでは取り組む必要はないと言えます。
一般的なレベルの国公立大学やMARCHの受験を検討している場合は『富井の古典文法をはじめからていねいに』や『古典文法スピードインプット』などの教材で十分対応できます。
検討している大学のレベルに合わせてどの教材を使うか選択してください。
質問その2
学校の古文の授業って本当に役に立ちますか?
高田先生の回答
ズバリ、役に立ちません!
普段の授業を思い出してほしいのですが、学校の古文の授業は教科書をみんなで読んで全文を現代語に訳すのが主流だと思います。
古文を勉強する上で非常に大切なのは、「正しい古文の勉強=訳すこと」ではないということです。
本文中に、古文単語帳に掲載されていない単語や文法書に書かれていない難しい文法が出てくるのは当たり前なので、全文を理解するというのは非常に難しく、効率の悪い勉強になってしまいます。
では、古文で最も大切なことはなんでしょうか?
そう「推測力」です!古文の成績を伸ばす上で推測力を磨くことは欠かせません。
古文は省略が多いということを実感している方も多いのではないでしょうか。誰が何をしているのか、何を言っているのかわからず、模試などで大量失点してしまった経験はありませんか?
この省略を補う練習をすることこそが古文の成績を一番伸ばす方法なのです!
したがって、古文の文章は訳すことよりも省略を補うことに力を入れてやるべきであるということを頭に入れておいてください。
質問その3
共通テストだけの場合 『古文上達基礎編 読解と演習45』 はやったほうがいいですか? 単語と文法暗記→過去問でもいいような気がするのですが『古文上達』をやるといいことはありますか?
高田先生の回答
理系の人やその他の事情で時間がない人もいるかもしれませんが、『古文上達基礎編 読解と演習45』は時間に余裕があるのであればぜひ取り組んでほしい教材です!
理由としては、共通テストやセンター試験の過去問の古文がかなり難易度が高いという点にあります。難しさの原因はその分量の多さです。かなり長い文章がこれまで出題されてきました。
したがって、単語や文法を覚えた人がその勢いですぐに過去問などを解いてしまうと文章の長さに撃沈してしまう可能性が高いです。
そのため、過去問などを解く前段階として『古文上達基礎編 読解と演習45』などに掲載されているような短い文章で内容を理解する訓練をしておくとスムーズに過去問演習に接続できると思います。
上記の意味で『古文上達基礎編 読解と演習45』を取り組むことにメリットがあると言えるでしょう。
質問その4
品詞分解ってやるべきですか?いつも読みながらやっていますが、読解のスピードが落ちてしまう気がします。しかし、精読することは大事であると聞くのでやっぱりやったほうがいいですか?
高田先生の回答
品詞分解は基本的にしなくても構いません。国公立の2次試験の記述問題では役に立ちます。
したがって大半の人は品詞分解はしなくても大丈夫です。
なぜならば、先ほども説明したように古文で大事なのは訳すことよりも主語などの省略を補うことです。
品詞分解に集中してしまうとどんどん視野が狭くなってしまい、「これは誰のセリフなのか」、「これは誰の動作なのか」という大切なことが見えなくなり、省略を補うことが疎かになってしまいます。品詞分解をすることで文章の大局が見えなくなってしまうのであまりしない方が良いでしょう。
しかし、品詞分解が役に立つ場面もあります。それは、古文の記述問題です。
国公立大学の古文の記述問題は、大まかな内容が合っていても文法の解釈が間違っていれば減点されてしまいます。したがって細かい助動詞や助詞の訳も、しっかりと答案に反映させなければいけません。
記述問題の対策で重要なのは、品詞分解をして、訳し忘れた要素がないかどうか意識して逐語訳することです。
今回のまとめ!
今回のブログでは、古文の勉強の仕方やみなさんが抱えている悩みについて説明しました。
まとめると
・『望月光 古典文法講義の実況中継』は良い参考書だが、志望校によってはオーバーワークになる可能性もある!志望校に合った参考書を使うようにしよう!
・学校の古文の授業は全文訳をさせるという意味で受験にはあまり役に立たない!古文で大切なのは主語などの省略を補うこと!
・共通テストだけの場合でも『古文上達基礎編 読解と演習45』は、基礎と過去問との橋渡しという意味で取り組んだ方が良い。古文に慣れるのに役に立つ!
・品詞分解はいつもする必要はない!国公立大学の古文の記述試験では役に立つので取り組むようにしよう!
です!今回説明したポイントを押さえながら古文の勉強に取り組んでみてくださいね!
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