13の指標で測る！！「本当に強い」大学ランキング

皆さんこんにちは、武田塾大井町校です。

暑い時期になってきましたね。水分補給と朝昼晩の食事をしっかりして体調管理には気を付けて過ごしてください！

健康が第一！！！！！

さて、今回はタイトルにもある通り、様々な側面から大学を評価する綜合ランキングをまとめてみました。

一般的には偏差値や倍率で大学を選ぶ傾向にありますが、実はそれだけではダメなんです…。

受験校を決める際に是非お役立ていただければと思います！

1.13の指標とは？
2.対象の大学
3.総合ランキングTOP20
4.近年の特徴・まとめ

１．13の指標とは？

皆さん一番気になっていますよね…13の指標って何だろう？と。

それではまず、大前提となる指標についてご説明します。

13の指標とは…

教育投資率・科学研究費補助金・教員1人当たり学生数・就職率・役員数・400社就職率・入学定員倍率・経常利益率・自己努力収入比率・自己資本比率・外国人学生比率・海外留学協定校数・外国人教員比率

上記13項目から成ります。各項目の具体的な内容と計算方法は以下の通りです。

教育投資率：収入総額に占める教育・研究費の割合で、高数値なほど評価が高いとされています。

私立大は教育研究費÷事業活動収入×100

国公立大は(教育経費＋研究経費＋診療経費＋教育研究支援経費)÷経常費用×100

科学研究費補助金：大学の研究者やグループに国から交付される補助金のことです。

文部科学省採択の配分額、1万円未満切り捨て

教員1人当たり学生数：非常勤や兼任教員を含む全教員を対象にしており、数値が低いと学生を手厚く指導しているとされています。

東洋経済調べ、学生数÷教員数

就職率：HPで公表されている数値ではなく、卒業者数から大学院進学者数を引いた数を用いています。

東洋経済調べ、就職者数÷(卒業者数－大学院進学者数)×100

上場企業役員数：上場企業の現役役員を務める、大学院を含む卒業生の数を偏差値でポイント化したものです。

東洋経済『役員四季報』調べ

400社就職率：国内で代表される限定400社に絞った就職率です。

大学通信調べ、卒業生に占める主要企業への就職者の割合であり、主要企業とは大学通信が調査した400の企業および法人です。大学によっては大学院卒生が含まれている場合があります。

入学定員倍率：一般入試に加え、AO入試や推薦入試など全て含まれています。

東洋経済調べ、入学定員は編入を除く1年次のみの数

自己努力収入比率：受託研究収益や寄付金など、大学の自助努力で得られた資金の比率です。

東洋経済調べ、

私立大は(学生生徒等納付金＋補助金)÷(事業活動収入－医療収入)×100

国公立大は(学生納付金収益＋運営費交付金収益)÷(経常収益－附属病院収益)×100

自己資本比率：経営の安定性を測るものです。

東洋経済調べ、

私立大は自己資金比率(純資産合計÷総資産)×100

国公立大は純資産合計÷資産合計×100

外国人学生比率：東洋経済調べ、外国人学生数の全学生に対する比率であり、別科・専攻科・科目履修生等の学生は含まれません。

海外留学協定校数：東洋経済調べ、交換留学などを行う海外協定校の数です。

外国人教員比率：東洋経済調べ、教員数に占める外国人教員の割合です。

※外国人学生比率・海外留学協定校数・外国人教員比率：国際化の進展や海外留学の選択肢の幅広さを評価しており、数値が高いほど良いとされています。

２．対象の大学

本ランキングで対象となっている大学の定義を説明いたします。

全国800校以上の国内大学のうち、アンケートに回答し、かつ財務諸表を入試できた大学が参加しております。また、比較が難しい株式会社立大学や文部科学省管轄外の法人、大学院大学、専門職大学は除外されています。結果的に国公私立合わせて576大学がランキングに集計されています。

３．総合ランキングTOP20

第1位

(国)東京大学　75.6ポイント

第2位

(私)早稲田大学　73.0ポイント

第3位

(私)慶應義塾大学　71.0ポイント

第4位

(国)京都大学　68.2ポイント

第5位

(国)東北大学　67.5ポイント

第6位

(国)大阪大学　65.3ポイント

第7位

(国)名古屋大学　65.0ポイント

第8位

(私)豊田工業大学　63.5ポイント

第9位

(国)北海道大学　61.7ポイント

第10位

(国)東京工業大学　61.6ポイント

(国)一橋大学　同率

（国）九州大学　同率

第13位

(国)神戸大学　60.9ポイント

第14位

(公)国際教養大学　60.3ポイント

第15位

(国)筑波大学　59.9ポイント

第16位

(私)上智大学　59.6ポイント

第17位

(国)千葉大学　59.0ポイント

第18位

(国)東京医科歯科大学　58.9ポイント

第19位

(私)立命館アジア太平洋大学　58.4ポイント

第20位

(私)芝浦工業大学　57.7ポイント

４．近年の特徴・まとめ

いかがだったでしょうか。

皆さんのイメージする大学もあれば想定外の大学もランクインしていたのではないでしょうか。

東京大学は不動の1位を守り抜きました。さすがというべきですね。直近だと慶應大学が大きく順位を伸ばしています。これは就職先と就職者数が全て公表されたため、正しい就職率を算出できたという背景があります。早稲田大学は海外留学協定校数が714校と群を抜いており、外国人教員比率も高いので国際力に強いことは明瞭です。

また、項目を見ていただくと分かる通り、グローバル化の進みは非常に重要なポイントであり、学生からの注目度も上がり続けています。大学側も一層力を入れていることが伺えます。実際に入試方法や科目にも大きな影響を与えており、英語の重要度は明らかなものでしょう。

本ランキングへの賛否両論は当然あると思いますが、偏差値や知名度だけでは測りきることのできない部分はしっかり考慮すべきだと思います。受験は情報戦でもあるので、いかに早い段階で多くの知識を仕入れるかが鍵となります。

大学受験は決して人生のゴールではありません。入学後に何を学ぶか、卒業後にどのような人生を歩むのか、こういったことを考えるきっかけになれば幸いです。

本記事を活用して周囲の学生と差をつけましょう！