はじめに
みなさん、こんにちは!
大井町駅から徒歩4分、品川区の予備校、武田塾大井町校です!
今日のテーマは「赤本の正しい使い方」です。
今回は、落ちる赤本の使い方についてご紹介していきたいと思います。
やはり、赤本に取り組まない受験生はいないと思いますが、その取り組み方によって合否が分かれる可能性があります。
今回は受験生にありがちな間違った赤本の使い方を紹介していきます。
全てのリストを最後までチェックして、自分がこれに当てはまっていないか確認してほしいですし、もし当てはまっていたら、今日からすぐに直しましょう!
また、今回の内容は武田塾の公式youtube チャンネルでもご紹介していますので、こちらも是非合わせてご覧ください!
1.最新年度を取っておく
皆さんがよく行うのは「最新年度の過去問を本番直前に取っておく」ことです。これは、自分の好きなものを給食で最後に残すような行動と似ていますが、最終的には食べられずに残してしまうリスクがあります。
同様に、赤本の最新年度も、最初に解くべきです。
最新年度の問題は最新の傾向を反映しており、直前に解くことで数年前と変わった部分に対応できなくなる可能性があります。したがって、早めに最新年度の過去問を解いて、変更点を理解し、適切な対策を立てることが重要です。
2. 難問ばかりに目を向ける
難しい大学を目指す皆さんが陥りやすいのは「難問ばかりに目を向ける」ことです。
実際には、基礎的な内容を固めることがより重要です。合格者の正答率が高い問題を落とすことは避けるべきですが、難問にばかり焦点を当てると、基礎の学習をおろそかにしてしまう可能性があります。
したがって、過去問を解く際は、正答率が高い問題を確実に解けるようにすること、そして基礎固めに重点を置くことが重要です。
難問に固執することなく、バランスの取れた学習を心がけましょう。
3. 解きまくる
「解きまくる」という方法は、一見有効に思えますが、その本質を理解することが重要です。
赤本ウィークや赤本祭りのように、ただ演習を繰り返すだけでは、本質的な理解や課題の克服は出来ません。
重要なのは、解いた問題から課題を見つけ、解決するための戦略を立てることです。過去問をただ解くだけではなく、しっかりと消化し、課題を見つけ出し、課題の改善に取り組みましょう。
過去問はあくまでツールであり、目標とする年数を解くことがノルマにならないよう注意しましょう。
4. 高得点を取ろうとする
高得点を目指すのは自然なことですが、過去問で高得点を取ることだけに重点を置くと、真の学習目的から脱線する恐れがあります。
過去問を解く主な目的は、課題を発見し、解決することです。
高得点を取ろうとするあまり、解くタイミングを遅らせたり、間違った方向に努力を注いだりすることは避けましょう。例えば、初めて解く問題で高得点を期待することは現実的ではなく、むしろ低い得点からスタートして、徐々に点数を上げていくアプローチが有効です。
つまり、高得点を目指すこと自体が問題ではなく、高得点を取るための適切な方法と心構えが大事なのです。
過去問を解く際には、自分の弱点を発見し、克服することに焦点を当てましょう。
5. 絶好調で解く
例えば、みなさんが朝起きて、勉強前にウォーミングアップなどをして、自分が最も集中できる状態で赤本に取り組むことは一見良さそうに思えます。
しかし、本番の試験では、時間や環境が自分でコントロールできないため、いつでも最高の状態で臨むことは不可能です。
したがって、実際の試験の環境をシミュレーションして赤本に取り組むことが重要です。例えば、試験が朝の9時に始まるなら、その時間に赤本を解く練習をするなど、本番に合わせた準備が必要になります。
6. 赤本お守り状態
赤本を持ち歩くことで皆さんは安心する、そんな「赤本お守り状態」にはなっていませんか?
赤本を単に持ち歩くだけで満足してしまい、実際にはほとんど使わないという状況は、受験勉強においては意味がありません。
赤本を持ち歩くことでモチベーションが上がるのは良いことですが、重要なのはその赤本を有効に活用することです。
例えば、横浜国立大学を志望する生徒が、その大学の過去問を手にして学習することで、より具体的かつ目的意識を持って勉強に取り組むことが重要です。赤本を使わずにただ持っているだけでは、受験成功には繋がらないため、積極的に過去問に取り組む姿勢が求められます。
7. 覚えずに終わる
赤本で課題が見つかったら、その課題に対して対策を打ちましょう。
もちろん、知識的な不足が見つかる場合も多いです。
結局、突き詰めると、その赤本で見つかった自分の知識の穴を埋めるために覚えなかったら、何の意味もなくなってしまいます。
例えば、赤本を解いていて「この知識は知らなかった」、「この単語は知らなかったけど重要だ」と思ったら、そのポイントをしっかり覚えましょう。
例えば、その知識をまとめたノートを作るなど、何かしら工夫をして覚える必要があります。
そうでないと、また同じミスをすることになります。
このことは参考書にも言えることです。よく受験生の生徒さんの中には「この語が分からなくてこの長文がうまく読めませんでした」という人も多いと思います。
しかし、一度解いているのに、誰かに「この語はどういう意味ですか?」と聞かれたら、「まだ覚えてない、後回しにしていました」と答える、そんな人はいませんか?
これは大きな盲点です。過去問演習をしている時、後で覚えれば良いと考えがちですが、今すぐ覚えることが重要です。
8. 戦略を立てない
動画内では「赤本にどんどんぶつかってこうぜ」と説明していますが、何も考えずにぶつかるのも良くありません。
例えば、赤本を解いて課題を発見したら、「こういう風に解こう」とか、「この問題がこういう聞かれ方をするからこう解いた方がうまくいく」とか、そういう戦略をしっかり考えて実践できるかが重要です。
このサイクルをしないと、例えば1年分ぶつかり、そのまま次の2年分またぶつかる、ということの繰り返しになり、成長しないことになります。
9. 記録を取らない
自分で赤本をコピーして解いて、丸バツをつけて終わり、ということが多いです。例えば、「3年分解いたんですよ」と言われて、「どうだった?」と聞くと、「5割、6割、また5割でした」という答えが返ってきます。
しかし、どんな感じだったのか覚えていないということが多いです。記録を取ることで、自分がどんなところで間違えたかを残しておくことが大事です。そうすると、自分の傾向が見えてきますし、複数年を重ねたことで新たな課題も見えてきます。
10. 赤本を買わない
赤本は値段が高く、買いたくない気持ちも分かりますし、持ち運びも大変です。出版社の方も大変で、その大学の生徒しか買わないので、価格を上げざるを得ない事情があります。
それでも、赤本は本当に有用なものです。
例えば、学芸大の赤本を買わなかったという人がいますが、自分の使うところだけを抜粋して使う方法もあります。
どうしても自分の行きたい大学に関しては、その代わり努力をして合格するために購入を検討しましょう。
11. へこむ
赤本を解いてへこんでいる人がいます。
12月になり、志望校の大学を解いたところ、合格ボーダー7割に対して5割を切ってしまっている、という人もいます。
しかし、そもそも今の時期に志望校の合格点を普通に超えている人は少ないです。
この時期取れていなかった子が、最後の直前まで頑張って合格していく姿を見てきました。
だから、へこんでいる場合ではありません。解けなくても大丈夫です。何が今の自分に足りないのかを考え、本番までに解決し、覚えていないことを見つけたら、今すぐ覚えて本番まで持っていけば、理論上点数は絶対に伸びるはずです。
最後まで諦めずに頑張ってください。
まとめ
今回は、赤本の使い方11選を紹介しました。
紹介した11選
①最新年度をとっておく
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この使い方を直すには今が本当に最後のチャンスです。
赤本の解き方を改善して、本番までに点数を変えていけるよう、今日のリストを見て、自分がこんな使い方をしていないかをチェックし、していたらすぐに改善しましょう。
そして、今日からしっかりと合格につながる赤本の使い方を実践していきましょう!
頑張れ、受験生!
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