今回のテーマ
みなさんこんにちは!
大井町駅から徒歩4分、品川区の予備校、武田塾大井町校です!
今回のテーマは「英語直前期に伸びる生徒と伸びない生徒」です。
武田塾には春の無料受験相談で浪人した人たちが多く訪れます。
彼らは決してさぼっていたわけではなく、直前期にはしっかりと過去問演習に取り組んでいたと話してくれます。
同じように過去問演習していても、受かる人と落ちる人がいるのはなぜなのでしょうか?
というわけで今回は、過去に受験生を何千人・何万人とみてきた塾講師が受かる人と落ちる人の差を生む最大の要因を解説していきます!
なお、この記事の内容は武田塾の公式YouTubeでも公開しているので、あわせてご覧ください!
合否を分ける要因
単語力と構文解釈力
ずばり、最終的な合否を分けるのは「基礎をしっかりやっていたかどうか」にかかっています!
とはいえ、伸びるために必要な基礎のラインとはいったいどこなのか?
なかなかわかりづらいと思います。
伸びるために必要な基礎力のうち最も重要なのは、「単語力」と「構文解釈力」です!
単語・構文解釈の力がついている人は、直前期にどんどん伸びていきます。
反対に、この二つが弱いひとは伸び悩んでしまいます。
基礎力が足りないと伸び悩んでしまうのは、いわゆる「フィーリング読み」に限界があるからです。
「なんとなく文章はこんな感じでしょ?」で当たるときは当たりますが、直前期には大きな差を生むことになってしまいます。
単語や構文の学習を完璧にこなした人は文法知識が相当入っているはずなので、いろいろと直前期に過去問演習で大量の問題に触れることで一気に文法の実力が上がっていきます。
今の時期に伸び悩んでいる人はこれから単語や解釈の復習を徹底的に行いましょう!
特に英文解釈では、和訳問題をしっかり解けるような解釈力をつけることで壁を超えることができるかもしれません!
おすすめ参考書
単語力を鍛えるためにおすすめの参考書を紹介します。
『システム英単語』『英単語ターゲット1900』を終わらせるのは大前提ですが、これらに加えて『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本必修編』も完璧に抑えておくことがおすすめです。
英文解釈におすすめの参考書は、『ポレポレ英文読解プロセス50』です。MARCH以上を目指す人は『関正生のThe Rules 3』や『関正生の英語長文ポラリス2』まで全文精読を済ませておきましょう。
過去問に入る前に精読力をつけることがとにかく重要です。
なぜなら、過去問は全文精読が入っていないので構文解釈の苦手を発見しづらいからです。大学のレベルに合わせて精読を仕上げることに重きを置いてみましょう。
ほかには、2・3行くらいの英文をしっかり訳す経験を積むのもおすすめです。
『肘井学の読解のための英文法必修編』や『入門英文問題精講』、『入門英文解釈の技術』シリーズや『関正生の英文解釈ポラリス1』などの参考書を使って、しっかりと解釈する力をつけていきましょう。
落ちる受験生の傾向
ここからは、直前期の伸びが足りず落ちてしまう受験生の傾向を見ていきましょう。
フィーリング読みしている人
SVOCを振らずなんとなく読み・フィーリング読みで受験してしまった人が浪人する確率が高いです。
落ちてしまう受験生は、ある程度参考書をこなしたらすぐに学校の教科書や予備校で配られた問題集だけに集中してしまうことが多いです。
つまりは「精読をおこなわず演習だけ積み上げてしまっている」のです。
解釈を学んだあとは精読力を磨くことが重要なので、参考書を完璧に仕上げて確実に読む力を養いましょう。
逆に、解釈を高校2年生までに終わらせた人たちは、高3になってからのスタートダッシュがとても速いです。
ありがちなのが、いきなり過去問などの難しい長文にチャレンジしてうまく点数がとれず「自分英語向いていないのではないか」と勘違いしてしまうパターンです。多くの場合は基礎力が不足しているだけなので、あせらず参考書を使って足腰を鍛えていきましょう。
読み方が乱れている人
落ちる受験生の中には、直前期になって読み方が乱れている人も多いです。
急いで読もうという気持ちが先行して、目で単語を追っているだけのスカスカ読みになっていませんか?
そういう人は、
①一度時間制限を設けずに、SVOCを振りながら丁寧に読んでみる
②一行読むごとに「つまりこれはこういうことがいいたいのだな」というように、自分の中に落とし込みながら読んでこの2つを実践してみてください!
内容理解をおろそかにしている
最後は、内容が腑に落ちないまま次に進んで、内容理解をおろそかにしている人です。
英語長文は一文の内容を理解することが重要です。
問題を解いてみて間違った箇所を復習する際、知らなかった単語ばかり調べていてはダメです!
理解できなかった文を復習し、「結局この文章は何がいいたかったのか」までしっかり確認してください。
英語の長文は、文章を書いた人が「これを伝えたい」という思いがあって書いているものです。
構文も大事ですが、一番大切な文章の内容をおろそかにしている人が多いのではないでしょうか?
原点回帰して、しっかり内容を考えることを心がけましょう!
文章間のつながりを考えていない
一文一文の文章ごとのつながりを考えない人も残念ながら落ちやすい傾向にあります。
例えば、少し読んだだけでは抽象的で何が言いたいかわからない文章でも、具体例がかかれている次の分を読んだら理解できた!ということもあります。
このように、文と文がつなげて初めて意味がわかるというパターンは意外と多いです。
参考書で言うと『関正生のThe Rules 英語長文』シリーズや『関正生のThe Essentials』は、文と文のつながりを読み解くためのルールをたくさんまとめてあります。伸び悩んでいる人は一度見返してみるのもおすすめです。
手元に参考書がなくてもすぐにできるトレーニングがあります。
おすすめは、一段落単位で見出しを付けるトレーニングです。
「この文章は結局何が言いたかったのか」を言語化して整理するために有効です。
試験本番では見出しを書く余裕はありませんが、練習は練習、本番は本番とわりきってトレーニングの一環として挑戦してみてください。
もっと手軽にできるのは先読みトレーニングです。
先に何がかかれているか予想しながら読むトレーニングです。
その次の段落にはこういう風に話が来るだろうなと予想しながら、予想をメモして当たったか外れたかを判定してみてください。
「このテーマだったらいつもこういう話題だしなー」というように、予想を立ててみましょう。
予想は当たらなくても大丈夫です。
「なんでこうなったんだろう?」「この展開はおかしいよな!」など、文章に対してリアクションをとれるようになるだけで記憶に残ります。
あくまでも単語力や構文解釈力は文章が言いたいことを読み取るための手段です。
手段と目的がリンクした状態でしっかり演習を重ねれば、直前期でドーンと実力を伸ばすことができます。
まとめ
今回は、「英語直前期に伸びる生徒と伸びない生徒」をテーマにお話ししてきました。
まとめると、伸び悩んでいる人がやるべきことは次の3つです!
①単語の復習…徹底的に復習して完璧にする
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とにもかくにも重要なのは基礎力です。
基礎は裏切らない、基礎を信じて下さい!
逆に基礎を怠ると足元をすくわれてしまうので、直前期の今こそご自身の基礎力を見直してみてください!
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