【受験生必見】大学入試の文化史攻略法【日本史・世界史】|武田塾大井町校
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今回は、日本史・世界史の文化史の勉強方法をお伝えします。日本史・世界史の文化史は資料集を絡めて勉強することがおすすめです。そこで、資料集を用いた日本史・世界史の文化史の勉強方法についてご紹介します。
動画でもご紹介していますので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
はじめに
文化史はどのように勉強すればよいですか??
日本史・世界史の文化史は、後回しになりがちで、勉強の仕方もよくわからない人が多いと思います。実際、私が高校生のとき、学校の授業で日本史を選択していたのですが、文化史に関してはプリントを配られただけで、完全に自学自習する必要がありました。そのとき感じたことは、文化史の勉強方法がわからない!ということです。
そこで今回は、後回しにしがちで、自分で勉強しなければならない文化史の勉強方法について詳しく説明していきます!
日本史・世界史文化史の勉強ポイント!
文化史の勉強ポイント1
まずは、文化史を学習する際の勉強ポイントについて見ていきます。文化史の勉強ポイント1は「通史と絡める!」です。
例えば、世界史のルネサンスの文化を学習するときに、なぜルネサンス(文化復興)が起こったのか?という、背景を知ることが大事です。
ルネサンスという文化復興が起こった理由は、ヨーロッパでは十字軍遠征の時代でした。それによるイスラム文化との交流や教皇の権威が失墜する要因が重なり、新たな文化が生まれました。背景知識を入れて、その時代の絵画などを見て、なるほどな!と感じることができます。
通史をまずは勉強している人が多いと思います。その通史の流れのなかで合間ごとに文化史もセットで覚えるのがおすすめです。日本史であれば、鎌倉時代の通史⇒鎌倉時代の文化史⇒室町時代の通史⇒室町時代の文化史というような流れで勉強を進めていきましょう。
文化史の勉強ポイント2
文化史の勉強ポイント2は「図説や資料集を使う!」です。
言葉だけで、文化史を勉強するのは、なかなかしんどいです。例えば、ボッティチェリの「春」をただただ暗記するのは、まったく面白くありません。
資料集の絵画や像を見ることで日本史・世界史の面白さをより感じることができます。
図説や資料集で確認しておきたいこと!
図説・資料集で何を確認すればよい??
それでは、実際の図説や資料集で、文化史を勉強するときに何を確認すればよいか整理していきます。
図説や資料集で確認しておきたいことは、仏像・建物・宝物・書籍・絵画などです。
次に、具体的にどのように図説や資料集を使用するのか説明します。
図説や資料集を用いた具体的な文化史の勉強方法!
日本史文化史の勉強方法
今回は、桃山文化「南蛮屏風」の勉強方法の例を紹介します。
南蛮屏風 - 狩野山楽?
この画像はパブリックドメインです
※自分の図説や資料集で確認しながら読み進めてください。
まずは、当時の時代背景を説明します。1543年(天文12)年にポルトガル人を乗せた中国人倭寇の船が、九州南方の種子島に漂着しました。これが日本に来た最初のヨーロッパ人です。また、スペイン人も1584(天正12)肥前の平戸に来航し、日本との貿易を開始しました。当時の日本では、ポルトガル人やスペイン人を南蛮人と呼んだので、この貿易を南蛮貿易といいます。南蛮貿易は、キリスト教宣教師の布教活動と一体化しておこなわれていました。そして日本史上でかなり有名な人物が登場します。1549(天文18)年、日本布教を志したイエズス会の宣教師フランシスコ=ザビエルが鹿児島に到着し、大内義隆・大友義鎮らの大名の保護を受けて布教を開始しました。
ここで気になるのは、南蛮人やその周辺の様子ですよね。図説や資料集に載っている「南蛮屏風」を確認してみましょう。
「南蛮屏風」を見てわかることをみてみましょう。
「南蛮屛風」の教会堂(南蛮寺)を見てみると、日本の寺院のような形をしていることがわかります。これは当時の南蛮貿易とキリスト教の布教が関係しています。キリスト教宣教師たちは、布教のためには日本の習慣や生活様式に従うことが重要であったと考え、日本語や日本文化を熱心に研究したそうです。教会堂も従来の仏教寺院を改造したものが多く、日本の建築様式を重視して木造・瓦葺でつくられたそうです。
このように通史で理解した時代背景と文化史をつなげて学習すると、面白く文化史を勉強することができます。図説や資料集を確認することで、より通史を理解することもできます。次に、世界史の文化史の具体的な勉強方法を紹介します。
世界史の文化史の勉強方法
今回は、17世紀のヨーロッパ文化の勉強方法の例を紹介します。レンブラントの『夜警』を取り上げながら説明します。
Night Watch - Rembrandt
この画像はパブリックドメインです
レンブラントの夜警は1642年に完成しました。火縄銃手組合の集団の肖像画です。オランダの市民生活を題材とし、「光の画家」とよばれたレンブラントの代表作です。現在は、アムステルダム国立美術館に所蔵されています。
この『夜警』を実際に目で確かめることでわかることがあります。
レンブラントの『夜警』に描かれている人物をよく見てください。よく観察すると、市民は銃や剣、槍など立派な武器を所持しています。これは、当時のオランダの時代背景が関係しています。
当時のオランダは、高い経済力と軍事力を誇っていました。マスケット銃などの武器製造産業・貿易業が急速に発展しました。このことは通史で勉強しますが、文化史と関連付けることもできます。
日本史・世界史の文化史を学習する際には、通史を意識して学習することで通史の復習もすることができます。さらに、文化史の学習時に、図説や資料集を用いることで視覚的に面白く勉強することができると同時に、絵画や仏像を見て気付けることもたくさんあります。みなさんもぜひ、日本史・世界史の文化史を勉強するときには、図説や資料集を使って学習してください。
大学入試の文化史攻略法 まとめ
・日本史・世界史の文化史の勉強法は通史と絡めて図説や資料集を使うと覚えやすい!
・通史と文化史を往還することで、相互の理解を深めることができます!
・ビジュアルを使って楽しく工夫しながら勉強しよう!!
・楽しみながら文化史を学習しよう!!
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