こんにちは、武田塾大井町校です 本日は、2020年度からの世界史のルート変更に伴い、扱う参書がどう変わったのかについて解説していきます。
〈目次〉
0.武田塾世界史日大ルートの主な流れ
1.講義系参考書
2.一問一答系問題集
3.センター・日大レベルの演習編
4.総括
0.武田塾世界史日大ルートの主な流れ
一問一答問題集を、講義系参考書と併用しながら、大体7~8週で解き進めていく。この時、講義系参考書は初学者向けのものが準備されているのは2017年と変わらない。
一問一答を全範囲終わらせて、復習に入ったあたりのタイミングで多肢選択式の問題を並行して解いていくのがオーソドックスな流れである。
1.講義系参考書
2017年・2020年ともに、「神余のパノラマ世界史」が用意されている。大体の単元に地図・年表・写真などがフルカラーで載っており、辞書的に使うことができる。
時代ごとに、暗記しにくい組織の構成や王朝の変遷についてはフローチャートを使って整理している。5ページに1回ほどの割合で、少し突っ込んだコラムであったり、興味を引く雑学を入れている。
2017年には初学者向けに、「教科書より易しい世界史」が用意されている。歴史解説が対話形式になっており、講師が大まかな流れを説明し、それに対して生徒が疑問点や感想を述べていく流れになっている。パノラマ世界史に比べると軽やかで柔らかく進むが、その分大づかみな内容になっている印象。
2020年の初学者向け参考書は「一度読んだら絶対に忘れない世界史」に変更されている。前述の「教科書よりやさしい世界史」同様ざっくり大づかみに解説が進んでいるが、こちらは以下ののような違いがある。
①年号を使用していない点
②解説の順番が教科書通りではなく、地域ごとに一気通貫で進んでいく章立てになっていく点
①に関しては年号を暗記することに注力するよりも、大づかみの内容を物語のように覚える方が効率がいいという意図がある。流れの説明についても、時代ごとの説明に関しての理由付けや、次の時代に移る際、背景説明に対して平易な言葉が用いられている。
②に関しては、教科書通りに進んでいくと同時代のヨコの流れに沿っているためタテの流れが頭に入りづらいことから、構成をタテ重視に変えたとのこと。
2.一問一答系問題集
2017年は「ツインズマスター」を使用していた。こちらは問題と解答のページが分かれているため、正解をチェックするのに時間がかかった。
2020年からは「世界史用語マルチトレーニング」に変更。問題と解答が1ページにまとまっている上、用語が赤字になっていてチェックシートで隠せるようになっている。また、地図問題だけのページが別冊で用意されており、「ツインズ」に比べてサイズが大きく見やすくなっている。
3.センター・日大レベルの演習編
2017年は「センター世界史への道」と「ビジュアル世界史」が用いられていた。前者はセンター試験タイプの多肢選択、後者は地図問題を充実させている。Youtubeでは「ビジュアル」で扱う地図問題の豊富さを推していた。
しかし、2020年は両者とも変更がかかり、「イチから鍛える世界史必修編」一冊のみを使う形になった。「センター」と「ビジュアル」が一冊になったような問題集だが、地図問題の網羅度は「ビジュアル」が上といったところか。
4.総括
1 の講義系参考書の変更については、ベストセラーになった参考書を用いており、試験的な採用であると考えられる。
2の一問一答系については機能性重視の参考書になり、使いやすくなった。
3の問題集については、網羅性が若干下がったが、1冊にまとまった分復習しやすくなっており、定着度を上げれば十分戦えるルートになったと言える。
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