こんにちは!武田塾御茶ノ水校本校です。
英検2級の筆記試験を受験した方、お疲れ様でした。
解答速報がネットで見られますので、自己採点をして合格基準点を超えているなと思ったらすぐ面接対策に入りましょう!
さて、今回は英検2級面接に関する記事になります。
「面接対策って何をしたらいいか分からない・・・」
「全部の問題にちゃんと答えられないといけないのかな・・・」
など、不安に思っている方はいませんか?
今回はそんな方に少しでも参考になるように、英検2級面接の合格のカギを伝授いたします!
英検2級面接の合格のカギ
問題と配点
まず、それぞれの問題と配点は以下のようになっています。
内容 | 点数 | |
音読 | 文章を音読する | 5点 |
No.1 | 文章に関する質問に答える | 5点 |
No.2 | イラストの状況を説明する | 10点 |
No.3 | テーマに関連する質問に答える | 5点 |
No.4 | テーマに関連しない質問に答える | 5点 |
態度 | 積極的にコミュニケーションを取る姿勢が見られるか | 3点 |
合計 | 33点 |
こちらを見て何か気付いたことはありますか?
そう、No.2のイラストの状況を説明する問題の配点が高いということです。
33点中19点前後で合格と言われているので、イラスト状況説明問題で高得点を取れれば合格につながりやすいと分かりますね。
では、イラスト状況説明問題ではいったいどのような問題が出題されるのでしょうか?説明していきます。
イラスト状況説明問題
面接時には文章とイラストが描かれたカードが渡されます。
こちらがイラストのイメージになります。
このように、3コママンガの形でイラストが提示され、イラストの状況を説明するように言われます。
準備時間は20秒です。
・・・20秒って短いですよね。試験本番は焦りもあり、20秒なんてあっという間に過ぎてしまいます。
では、普段からできる練習法はないのでしょうか?
今回は、イラストの状況説明問題が得意になる練習法をお教えします。
新たに参考書を買う必要はありません!
自分が今使っている単語帳・熟語帳と、スマホやパソコンのみを使って練習できる方法を伝授したいと思います。
イラスト状況説明問題の練習法
用意するもの
用意するものは普段使っている英単語帳・熟語帳と、スマホやパソコンのみです。
英単語ターゲット1900、速読英熟語、英検2級パス単など、いつも使っている単語帳で構いません。
練習法
普段解いている文法・長文問題などとイラスト状況説明問題の何が違うかというと、文字ではなくイラストを見て状況を言語化する力が問われるということです。
イラスト状況説明問題の対策法はズバリ、単語をイメージすることです。
いつもは英単語帳・熟語帳を使って単語のスペルと品詞、意味、使用法などを覚えていますよね。
しかしそれだけでは、このイラスト説明問題に対応することはなかなか難しいです。
そこで、単語の意味と共に、その具体的な状況を頭の中でイメージしてみることをオススメします。
やり方を詳しく説明していきます。
やり方
単語の表す具体的な状況をイメージする
例を説明します。
英単語ターゲット1900の最初の単語が載っているページを開いてみましょう。
「1. create」
まず、発音・品詞・意味などは覚えていますよね。
では、この単語の具体的なイメージを頭の中で絵として描いてみましょう。
~考えてみよう~
どうでしょう?思い浮かびましたか?
以下のように「何か新しいものを作る、創造する」イメージを描けたら合格です。
もう一つ例を挙げておきましょうか。
速読英熟語の最初のページを開いてみましょう。
「2. be crowded with ~」
~で混雑している、という意味ですよね。
では、この熟語でどういう状況をイメージできますか?
~考えてみよう~
以下のように、「人がいっぱいの様子」をイメージできたら合格です。
このように、単語・熟語が表す状況のイメージを頭の中で描く練習をしましょう!
イメージを思い浮かべる練習を繰り返す
どうですか?簡単ですよね。
繰り返しになりますが、新しい参考書に手を出す必要はありません。
今持っている単語帳を使い、自分が既に勉強済みの英単語で、イメージする練習を繰り返していきましょう。
武田塾では2秒以内に英単語の意味を思い出すという指導を行っています。
ぜひこちらのイメージを思い描くプロセスも含めて、2秒以内にできるように練習していきましょう!
この練習を繰り返すと、英検2級のイラスト状況説明問題も怖くなくなってきます。
ヒント
単語のイメージを思い浮かべるといっても、難しいですよね。
単語帳によっては、右側に例文が載っている場合もありますが、
・例文がない場合
・例文が抽象的すぎてイメージが湧かない場合
など、どうしても具体的なイメージが思い浮かばないときがあると思います。
そのような場合の解決のヒントをお教えします。
それは、「例文検索」と「画像検索」です。
どちらもスマホ・パソコンを使ってできます。
それぞれについて詳しく説明していきます。
例文検索
まず、スマホやパソコンでGoogle検索を開きます。
そして、「調べたい単語 例文」で検索します。
例えば「create」という単語のイメージが湧かない場合、「create 例文」で検索しましょう。
Weblio、英辞郎などの辞書サイトや、個人ブログなど、どのWebサイトでも大丈夫です。
調べてみると、以下のような例文が載っています。
・She is creating a work of art.
・A sculpture was created for the lobby of the building.
どうでしょう?これで具体的な状況が思いつきましたね。
それでは、この例文の状況を頭の中でイメージしてみてください。
女の子が絵の具でキャンバスに絵を描いている様子、建物の一階に彫刻が飾られている様子などが思い浮かびますね。
このように、英単語の例文を検索して、出てきた例文をイメージしてみましょう。
大体のイメージを理解できたら、例文以外の新しい状況を作り出して、頭の中でそれをイメージしてみましょう。
これを繰り返すことで、英検2級のイラスト状況説明問題の対策にもなります。
もちろん、実用的に英語を使うときにも活かすことができます。
画像検索
こちらは熟語のイメージを知るのに有効な方法です。
例文検索のときと同様に、スマホやパソコンでGoogle検索を開きます。
調べたい熟語を入力して検索ボタンを押すと、検索ボックスの下に「画像」「動画」などのボタンが出ると思います。
この中の「画像」というボタンをクリックしてみましょう。
これは画像検索といって、検索した熟語が含まれる記事に使われている画像だけが表示されます。
例えば「be crowded with」で画像検索すると、このように「be crowded with」を含む記事の画像一覧が表示されます。
満員電車の中の様子や、たくさんの人が列に並んで待っている様子が一目で分かります。
これが「be crowded with」の使われ方です。
余裕があれば、これらの画像を「be crowded with」を使って説明する練習をしてみましょう。
・The train is crowded with people.
・The shop is usually crowded with people, so I need to wait in line.
などができれば合格です。
もう実際の英検2級面接のイラスト状況説明問題に近いですね。
ぜひこれらの検索を活用していきましょう!
まとめ
今回は、英検2級面接の合格のカギについて説明しました。
ポイントは、
・イラスト状況説明問題の配点が高く、合格のカギである
・英単語の使われる状況を頭の中でイメージする
・例文検索や画像検索を活用する
の3点です。
ぜひこの記事を参考に英検2級の面接対策を行っていきましょう!