ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
京阪寝屋川市駅から徒歩3分、武田塾 寝屋川校です。
はじめに
今回は国公立大学理系を志望する皆さんに向けて、
「【理系志望】高3からやろうじゃ遅い!?今すぐ理科を始めよう!」というテーマでお話していきたいと思います。
今高校2年生の皆さんは来年度受験生となりますが、理科の勉強は進んでいるでしょうか。
多くの学校では高校2年生の段階で理科の科目選択があり、特定の教科に特化した学習が始まると思います。
理科は化学、物理、生物、地学、どの教科も簡単ではなく学習量は膨大です。
早いうちから勉強しなければ、授業についていくことができなくなったり、理科にばかり勉強の時間を割いてしまって数学や英語の勉強に時間がかけられなくなってしまったりする場合があるため、軽視することはできません。
今回お話しする内容は、武田塾チャンネルの動画内でもお話しさせて頂いておりますので、是非そちらも合わせてご覧ください。
理科の重要性
先ほど触れたように、理科で学ぶことになる知識量はほかの教科と比べても膨大です。
そのため、今の高校2年生つまり次の新高校3年生の皆さんは、できるだけ早い時期から理科の勉強に取り組む必要があります。
優先順位を考えれば、理系の皆さんにとって一番大切な教科といえば数学かもしれません。
しかし、英語や理科もその次に大事になってくる教科です。
数学の勉強がある程度順調に進んでいることが前提にはなりますが、理科の勉強にも今のうちから取り組み始めてほしいです。
理系の新高校3年生に知ってほしいこと
理系の新高校3年生の皆さんは、理科がいかに大変かを知る必要があります。
中高一貫校などでない場合高校2年生の皆さんは、化学では理論化学の学習が終わって無機化学を学んでいるところ、物理では力学の学習が終わって熱力学や波動の授業が始まったところでしょうか。
今はまだ理科の学習に対して余裕を持っているかもしれません。しかし注意しないといけないのは、高校3年生になると理科が急激に難しくなるということです。
それでは今から、理科の中でも特に選択している人が多い「物理」と「化学」について、それぞれどういった点が大変になるのかを見ていきましょう。
物理の大変なポイント
まず、高校2年生の皆さんがもうすでに学んだであろう「力学」には数学と近しい部分があります。
また、目に見える事象を取り扱う分野なので、ほかの分野と比較してイメージがつかみやすいです。
一方で、高校3年生で学習する「電磁気」は目に見えるものではなく、とてもイメージがつかみにくいため理解するのが難しいです。
また、一見単純でも実は複雑な分野もあります。
例えば、「波動」の波は一見目に見えるように思えますが、注目するのは波そのものではなく波の動きや周期であるため実際には目に見えません。
他にも「波動」の後半に登場する「ヤングの実験」をはじめとする実験もとても複雑であり、完全に理解するためには時間がかかります。いざ問題を解こうとしても、実験で用いられる器具や問題に出てくる状態すら理解できず、急に状況がつかみにくくなったと感じる人が多いです。
さらに、ほとんどの人が物理の分野の中でも「電磁気」と「波」で躓いてしまうようです。
やはり力学までは何とかついていくことができたものの、電磁気になったとたん物理が分からなくなったという人は多く、力学を学習し終えた高校2年生の時点では物理を得意科目としている人でも、高校3年生になるとそう言えなくなってしまう場合も多くみられます。
物理まとめ
物理は高校3年生になると急激に難易度が上がってしまいます。
それに備えるためには、高校2年生までに習った範囲は、今のうちに標準レベルの問題まで解くことができるよう仕上げておく必要があります。
比較的理解がしやすいという「力学」も例外ではなく、高校3年生で学習する力学では他の分野や様々な運動と組み合わせて考えなければならず難しくなるため、今のうちに基礎的な力をつけておかなければなりません。
化学の大変なポイント
高校3年生の化学では有機化学の分野に入るということもあり、覚えなければならないことが多くなっていきます。
有機化学ででてくる物質の構造式やそれによる特徴は多種多様です。
例えば、ベンゼン環が入っている物質だけでも何種類もあったり、官能基それぞれが特徴をもつのはもちろん、官能基が組み合わさることによって複数の特徴を持つ物質があったりします。
また、有機では暗記力だけでなく計算力も必要とされるなど様々な力が求められるため、実力が顕著に表れる科目となっています。
もちろん理論も大事
理論化学において出てきた考え方や公式を使うため、理論化学が分かっていないと無機・有機の分野を本当の意味で理解できないことがあります。
また、気体の問題や化学平衡の問題といった理論化学はまだあまり受験勉強に集中して取り組んでいない高校2年生という時期に取り組む分野なので、どうしても適当に済ませてしまう人が多いです。
理論は入試でも確実に使うことになるため、無機や有機の問題ばかりではなく理論の問題も繰り返し解いて完璧にしてほしいです。
まとめ
① 物理は目に見えない事象を理解するという難しさが出てくる ② 化学は有機化学が複雑になり暗記量も増える ③ 今のうちに高校2年生までの範囲を完璧にする必要がある |
理科は1年勉強すればなんとかなる教科ではないため、高校2年生まで理科を受験勉強でほとんどやってこなかった人は特に注意が必要です。
高校3年生になったときに数学や英語などのほかの教科にも時間を割かないといけないのにも関わらず、理科の勉強にほとんどの時間がとられてしまうかもしれません。
そのようなことが起こらないよう、できることは高校2年生のうちにやろうという意識をもって早いうちから理科の勉強を始めるべきです。
もうすぐ学年末テストや春休みになる時期だと思います。
学年末テストの理科を頑張るというのはもちろん、春休みは受験生になるのだという意識をもって、理科にも十分に時間を費やせるようできるだけ多く勉強時間を確保するようにしてください。
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