こんにちは、武田塾奈良西大寺校です!
本日は、題して!
2017年度の私立大学の難化...2018年度の大学受験はどうなるのか?
というテーマでお話します。ここ数年で私立大学の倍率が大きく上がってきましたね。今年度受験を控えている生徒さんはとても気になる内容ではないでしょうか。倍率が上がれば、それだけ競争が激しくなるわけですが、こうした私立大学の難化はこれからどうなるのかについて本日はお話します。
私立大学の難化の状況
年々私立大学の倍率は上がりましたが、2017年度は全体的に倍率が大きく上がった年度でした。中でも首都圏の大学、早慶やMARCH、日東駒専の倍率が大きく上がりました。例えば、一般入試で早稲田が5.6⇒6.7、青学が5.8⇒7.0ですね。これはあくまで1例であって、他の私立大学についても倍率は上がっています。
では、なぜこれほど私立大学の難化が進んでいるかを簡単にご紹介します。近年、私立大学では定員の厳格化が進み、合格者数を減らそうとする動きが高まっています。これは合格者数が定員の一定の倍率(2015年 : 1.2倍)を超えると、国からの助成金がもらえなくなるため、大学側からすると大きな財源を失うことになります。2018年には規制がさらに強まって1.1倍にまで倍率が下がるため、合格者が定員を大幅に超えないよう定員の厳格化を進めています。
そして、定員の厳格化の煽りを受けて、私立大学では合格者数の削減を講じる大学がほとんどです。対して、18歳人口が増加していることもあって志願者数は増加しています。加えてここ数年文系の就職率も高くなってきていることから文系人気も高まって、志願者数はさらに増加しています。
合格者数の削減と志願者数の増加があいまって、私立大学の倍率は高くなっています。武田塾の塾生でも例えば、「日東駒専に落ちたが、関関同立は受かった」という生徒さんがいたり、「日東駒専に落ちたが、国公立は受かった」という生徒さんがいたりと、これまででは考えにくい現象が起こっています。
2018年度の傾向はどうなるのか
2017年度は、首都圏の私立大学の倍率が顕著に上昇しました。そして、上でも述べた「日東駒専に落ちたが、関関同立は受かった」という例があったことも考えると、2018年度は関関同立など首都圏以外の難関私立大学の倍率が上がるのではないでしょうか。
本来であれば滑り止めの目的で「日東駒専」を受けようとしても2017年度のように競争が激しく、狭き門となるのであれば、より倍率の低い高偏差値(高ランク)の大学を受けようとする流れができてくると思います。そのため、2017年度ほど首都圏の私立大学への志願が集中しないのではないかと思います。
倍率ばかりを気にして大学を選ぶことは、進路選択においては適切ではありませんが、行きたい大学を考えたときに、その大学がどれくらい競争率(倍率)が高いのかをチェックしてみて最終的な第一志望を決断することはとても重要です。ある程度志望校が明確にあるのであれば、倍率や志願者数をチェックしてみましょう!
武田塾の勉強法は通用しなくなるのか
こうした私立大学の難化を受けて、これまでの武田塾の勉強法では通用しなくなるのではないかと感じる生徒さんもいるかと思います。しかし、私立大学の難化の原因は、合格者数の削減と志願者数の増加です。試験問題の難化ではありません。
ですので、これまでの武田塾の勉強法で十分に通用します。さらにいうと、武田塾の勉強法は試験問題の難易度が上がっても変わらずに通用する勉強法です。
ただ、倍率が高くなるためハードル(合格最低点)は上がります。より高くなったハードルをクリアするために意識してほしいことがあります。「勉強の完成度を高めていくことが大切」です。日々行っている勉強をいかに漏れなく頭に定着させていくかが大切になっていきます。
ですので、武田塾の勉強法「1冊の参考書を、完璧に。」の「完璧」の部分をこれまで以上に意識して勉強に取り組みましょう!
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