【受験生必見！】March志望以上は英検準1級を取得せよ！
こんにちは！武田塾中野校の黒田です！
皆さんは、期末テストも終わり、もう夏休みが始まるといったところでしょうか？
今回は、英検準1級について焦点を当てて話していこうかと思います！
準1級と聞くとかなり難しいと思われがちですが、対策をすれば不可能なことはありません！
高校2年生はもちろんのこと、まだ時間に余裕のある高校1年生もこれを機に英検を受験してみてはいかがでしょうか？
また、昨年私は英検準1級を取得したばかりなのでリアルな声が聞けるかと思います！
英検準一級について
まず、英検準1級の試験内容についてです。
英検準1級に限った話ではありませんが、英検は主にReading,Listening,Writingの３技能のについての1次試験とSpeakingの試験のみの2次試験があります。
1次試験は
ReadingとWritingを合わせて：90分
Listening：30分
の計120分の試験となっております。
Readingは主に文法、語彙と長文セクションに分かれており、Writingは社会問題などのテーマについてあらかじめ指定されているポイントを2つ用いて120~150 ワードで自分の意見を述べるものです。
Writingの目安時間はReadingのことを考えると20分程度で終わらせることができれば良いかと思います(Readingに自信があれば30分くらいかかっても大丈夫かと思います)。
2次試験は
Speaking：10分弱
のみの試験となっています。
内容としてはまず簡単な自己紹介と日常会話から始まり、その後面接官から4コマ漫画のような絵が描いてあるカードが渡されます。カードの絵について1分間説明のために考える時間を貰い、その後2分間絵について自分で説明します。最後に、カードに関する質問やそのカードの話題に関係のある社会問題などについての質問をされて終わりです。
続いて、難易度についてです。自分の解いた感触を踏まえて書いていきます。
まずReadingについてですが、文法、語彙セクションは確かに準一級専用の単語帳をやっておいたほうが良いなと感じましたが、その語彙力が無くてもある程度消去法などで解ける問題もいくつかありました。長文セクションは確かに簡単ではありませんが、大学受験の問題(March中級以上)よりも解きやすいとも思います。
Listeningですが、1次試験の中では一番難しいと思いました。共通テストのレベルははるかに超えており、スピードも速いのでしっかりと点を稼ぐのは結構大変です。しかし、英検は総合点での勝負なのでListeningができなくても正直カバーできます。自分もListeningは合格者平均点を大幅に下回っていました。
Writingですが、指定されたポイントや条件(語数など)をしっかりクリアしており、論理立てて文章を書くことが出来れば点が悪くなることはあまりないと感じました。大学受験のWritingではaやtheなどの冠詞、三人称単数のsなど多くの受験生がケアレスミスしがちなところは減点されると言われますが英検はそこまで厳しくないように思えます(満点が16点なのでいちいち減点していると0点が続出するからなのでしょう)。ですが、あまりにも多いと確実に減点はされるかと思うので注意しておきましょう。
Speakingですが、正直かなり採点は優しいかと思います。自分の感触としてはほとんど喋れなかったのですが、ギリギリ合格でもありませんでした。対策問題集をひたすらやりこんで、簡単で汎用性のある表現を1つでも多く覚えるのが良いかと思います。僕自身1次試験は最低点ちょうどで受かったので1次試験を突破できていればよほどの事が無い限り受かるはずです！
続いて、2023年度の日程についてです。
第1回検定：6/4(本会場) (申込期間：3/31~5/2) (検定終了)
第2回検定：10/8(本会場) (申込期間：8/1~9/8)
第3回検定：1/21(本会場) (申込期間：11/1~12/4)
年3回受験のチャンスがありますが、高校3年生が受験に使えるのは基本的には第２回検定までなので注意しましょう！
※申込期間内にしっかりと申し込みましょう。ちなみに自分は申し込み忘れてしまいましたが、たまたま受験会場が余っていたと言うことで申込期間が延長され、運良く受けることができました。このようなことは基本ないので絶対忘れないように！
英検準一級を取得することのメリット3選！
続いて、英検準1級を取得するメリットについて話していきます！
1, 受験で有利になる
まず、1つ目のメリットとしては「受験で有利になる」ということです！
今や、多くの大学で英検利用入試が導入され、早稲田大学や上智大学、東京理科大学、Marchなどの難関大学で英検利用入試は盛んになっています。
どう有利になるのか、イメージがつかないかと思うので今回は早稲田大学（文化構想学部）を例にとって説明していきます！
文化構想学部で英検が利用できる入試方式として「英語4技能テスト利用方式」というものがあります。
この入試方式は簡単に言うと、英検のスコアで2200点以上持っていれば出願が出来るというものです。英検には合格不合格の他にも「スコア」というものがあります。
このスコアですが、英検準一級は合格最低点が2304点なので合格すれば無条件でクリアできますが、2級だと合格最低点が1980点なので余裕を持って合格する必要が出て来ます。
以上のように、英検準一級を持っていると一般入試以外の受験方式がとれ、一般入試でもしダメだったとしても英検利用入試で合格する可能性もあるのです！
2, 4技能の勉強が必要であるため英語の総合力が身につく
続いてのメリットは「4技能の勉強が必要であるため英語の総合力が身につく」ということです。
確かに、speakingは基本的に大学入試では不必要ですし、listeningも共通テストでしかほとんどの人は使わないため、これらの勉強をやる必要があるのか疑問に思う人も多いでしょう。
しかし、英語力というのは聞いたり話したりすることでも磨かれていきます。redingの勉強だけでももちろん成績は伸びていくとは思いますが、speakingやlisteningの視点から英語を学習してみるとreadingの点数の伸びにつながる可能性もあるのです！
受験生はReadingやListeningの勉強をしている時間はあまりないかとは思いますが、高校2年生以下ででまだ余裕があるような人は是非4技能すべてを勉強し英語の総合力を上げていくことをオススメします！
ここだけの話ですが実際のところ、英検準1級のSpeakingは思ったより話せなくても受かるので、そこまで身構える必要はありません！
3, 早慶の入試に出てくるような難単語に触れることができる。
最後のメリットは、「早慶の入試に出てくるような難単語に触れることができる」ということです。
英検準1級は高校生が見たことのないような単語が大量に出題され、準一級の単語帳をしっかりやっていないと特に最初の語法パートでは手も足も出ません。
確かに、英検準1級レベルの単語はシス単やターゲットにもあまりでてこないですし、そこまでやる必要はないのでは？と思う人もいるでしょう。
実際の所、そこまでやらなくても早慶に合格する事は出来ますが、英検準一級レベルの単語は早慶レベルの長文にしばしば見受けられるので、やはり英語でアドバンテージを取りたい人はしっかりとやっておいて損はないかと思います！
下の参考書がオススメの単語帳です！
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分が実際に受けてみた感想としては、早慶に合格できるような受験生であれば準1級程度の長文レベルであれば難なく点が取れるかと思います。March志望の受験生でも英語が得意であれば取れるレベルなのではないかと思います！
語彙が大学受験レベルを超えていたり、リスニングがあったりと少々受験で求められるものから逸れてはしまいますが、受けて損ということは全くないので英語が得意な受験生はぜひ受けてみることをオススメします！
また、2024年度の英検の形式は少々変化するようなので過去問がある今年度中に取得しておくことをオススメします！
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