【早稲田志望】共通テスト模試の目標点は？合格者は○○点取っている

皆さんこんにちは。

武田塾中野校の一色です。

今回は、「早稲田志望の人が目標にするべき共通テスト模試の点数」について紹介します。

「私大志望だし共通テスト模試なんてどうでもいい」と考えている方も多いと思います。確かに、早稲田に入学するために共通テストを受験する必要はありません。

しかし、基礎的な知識を問う共通テストの性質上、早稲田に合格する人の多くは本格的な対策なしに高得点を取ることができます。共通テスト模試は、ほとんどの人が受験することになるので自身の学力を測る良い機会になるでしょう。

科目ごとの目標点とその理由を詳しく説明するので、是非最後までお読みください！

早稲田分室 – 早稲田大学保健センター

共通テスト模試の目標点は○○点！

文系・社会選択の目標点

今回は、文系・社会選択に絞って紹介します。

目標点は以下の通りです。

国語：8割以上

英語：9割以上

社会：100点（満点）

どうでしょうか？目標点数が高すぎると感じた方もいるかもしれません。

しかし、早稲田合格者の模試の点数や、共通テスト本番の点数を見ると、多くの人がこれくらいの点数を取っています。

目標の点数を下回っていても合格した人はいるので、目標点が取れていなければ絶対に合格できないという訳ではありませんが、自分が早稲田に合格できる学力を持っているかの目安になるのではないでしょうか。

国語

共通テストの国語は、複数の文章を照らし合わせて読解するという独特な問題が出題されます。

ですので、高得点を取るためには、共通テストに特化した対策が必要になります。

しかし、共通テストに向けた対策が必要とはいえ、出題される問題は基礎的なレベルのものがほとんどです。

早稲田志望の人が、基礎知識を中心に問われる共通テストで8割を下回るという事は、現代文・古文・漢文のどこかに弱点があると考えられます。

歌を詠む平安貴族のイラスト（女性）

英語（リーディング）

共通テストの英語は、80分の試験時間に対して文章量・問題数が多いことが良く知られています。

2022年度の試験では、総語数が約6000語、大問数が6個でした。

共通テストの時間制限はとても厳しいですが、早稲田の方がより速く正確に問題を解くことが求められます。

＜共通テストと早稲田大学の入試問題を比較＞

	共通テスト	早稲田大学（商学部）
試験時間	80分	90分
問題数	大問6つ、全37問	大問5つ、全62問
語数	約6000語	約2500語

※早稲田大学（商学部）のデータは2021年度入試のものです

早稲田の英語は、共通テストと比較して文章量こそ少ないものの、難しい単語や構文が使われている文章を読み、設問に62個も解答しなければならないため、必然的に速読力が求められます。

文章のテーマも、身近な話題を扱った長文が多く出題される共通テストと異なり、受験生にとって馴染みのあまりない、社会問題などをテーマにした長文が出題されます。

ですから、早稲田に合格する人は、共通テストの英語はスラスラ読むことができ時間が余ってしまいます。

共通テストを時間内に解き終え、9割以上を取ることができれば、読解のスピードと精読の基礎力が身に付いていると言えるでしょう。

英語の授業をする外国人の先生のイラスト

社会

共通テストの社会では1問も落とすことができないと言っても過言ではありません。数問ミスすることは許容範囲内ですが、早稲田を目指しているのであれば、90点で「社会が得意」と思ってはいけません。それでは早稲田の社会には太刀打ちできないでしょう。共通テストで9割だったということは、基本的なレベルの知識を10%も落としていることを意味します。

早稲田の社会では、重箱の隅をつつく難しい問題がたくさん出題されます。難問に目がいって基礎を疎かにしている受験生が沢山いますが、それよりも重要な事は簡単な問題を落とさないことです。多くの受験生が正解できる問題で差をつけられないことが合格するための近道です。一番大切な基礎的な問題を落とさない力を共通テストの社会で測ることができます。

先程説明した理由から、共通テストで満点近く取れていないのに難しい用語を勉強している人は、勉強の順番を間違えていると言えます。共通テストの社会で満点を取れるようになってから早稲田レベルの勉強をするようにしましょう。

馬に乗るナポレオンのイラスト