はじめに
こちらのブログをご覧の皆さん、こんにちは。
京阪電車守口市駅から徒歩4分で行ける逆転合格専門の予備校、武田塾守口校です!
今回は「【イメージと違う】大学別の公募推薦入試の最新情報と対策」というテーマでお話します。関西の生徒の皆さんにとっては、公募推薦というものは身近かと思います。
そんな公募推薦入試について、そもそもどんなものか、具体的な大学別の対策も含めてご紹介します。
また、今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも解説しているので、そちらもあわせてご覧ください。
公募推薦入試とは
関西の大学で、公募推薦入試というものが11~12月にかけて存在します。推薦と聞くと、小論文やグループディスカッションなどのようなAO入試的なものを連想する人が多いかもしれません。
しかし、関西の私立大学の公募推薦は学力メインであることが多いです。これらをぜひ、滑り止めとして上手く活用してほしいと思います。大まかに言えば産近甲龍レベルの大学が、公募推薦入試が盛んになります。
関関同立に関しては、このような制度はないので、滑り止めとして受かっておくと安心かと思います。
関関同立に限らず、国公立志望の人でも同様です。過去の生徒を振り返ると、公募推薦入試をしっかり活用した生徒は、その後の志望校の入試に集中できる傾向があります。
関西圏の大学を志望している人で、特に関西圏以外の人は公募推薦入試という選択肢も知っておいてほしいと思います。
大学別の対策
公募推薦入試で複雑な点は、大学によって仕組みが微妙に違うことです。
その違いについて、大学ごとに紹介したいと思います。
近畿大学
まずは近畿大学になります。
近畿大学の場合、浪人生も受験可能で、試験科目は2教科になります。高得点方式の場合、英検利用も可能です。11月下旬と12月上旬にそれぞれ2回あり、最大4日間受験が可能です。
また、評定は関係なしといった公募推薦の一番シンプルな形をとっています。時期としては、公募推薦全体の中ではかなり後半になります。
近畿大学に関しては、公募推薦の中でも最も難易度が高いと言えます。これには、そもそもの人気もあり、公募推薦の受けやすさも関係しています。
競争率も高まっているので、一般で関関同立に合格することと、公募推薦で近畿大学に合格するのでは、同程度のレベルになります。
他の大学では、浪人生も受験可能か否か、評定も関係ありかどうかが大きく変わってきます。
京都産業大学
次いで、京都産業大学になります。京都産業大学の場合、現役生のみ受けられます。
2教科で内申点を利用するパターンもあります。内申点を利用するパターンは総合評価型と言い、英語100点、国語 or 数学100点、調査書100点の合計300点で決まるものになります。
また、基礎評価型もあり、英語100点、国語 or 数学100点の合計200点で決まるものになります。基礎評価型の場合、調査書の点はありませんが、提出は必須ということになります。
総合評価型、基礎評価型ともに2科目で90分なので、時間配分は自分で工夫することが求められます。評定に自信がある場合、総合評価型、自信がない場合、基礎評価型を受けることをおススメします。
これは非進学校の人にチャンスが広がることになります。というのも、非進学校の人たちは評定を取りやすい傾向があるからです。
龍谷大学
次は、龍谷大学になります。
龍谷大学は一浪まで受験可能で、2教科型で内申点を利用するパターン、英検パターンなど様々なパターンがあります。総合評価のスタンダード方式は調査書を利用するパターンになりますが、英語100点、国語100点、調査書50点の合計250点満点で決まるものになります。
英検資格利用型は英語の資格分がそれぞれスコアに応じて点数化され、英語100点、国語100点、英語のスコア100点の合計300点満点という形になります。
英検のCSEスコアが2300点以上であれば、100点扱い、2150点以上が85点扱い、1950点以上で70点扱いになります。70点扱いの基準であれば、すこし厳しいですが、85点の基準が使えるのであれば、ぜひ使ってほしいと思います。
龍谷大学において、ザ公募というのは基礎評価型の2科目方式で、英語100点、国語100点の合計200点満点で決まるものになります。
これは近畿大学に近い形式になります。
評定に自信があれば、総合評価のスタンダード方式を受ければ良いかと思います。受験者を見ると、皆自信はないので、調査書のない形で受ける人が多く、調査書があるかないかは、それほど影響はないかと思います。
近畿大学が難しいので、京都産業大学や龍谷大学が主戦場になる人が大半かもしれません。
いずれにせよ、様々なパターンの受け方から戦略を考え、自分に一番有利なパターンで受験してほしいと思います。
甲南大学
次いで、甲南大学になります。
甲南大学はこれまで公募推薦の枠も少なく、英語の試験を受けてから面接という流れで、少しややこしい入試方式ということもあり、受験生が敬遠していました。
しかし、2023年から入試方式が変更し、受けやすくなります。
詳しい内容については、甲南大学の以下のサイトを見るとわかりやすいかと思います。
https://ch.konan-u.ac.jp/admission/other/koubo/
甲南大学では、他の大学と似たような仕組みを取り入れ、公募推薦に力を入れ、併願をしやすくしました。
甲南大学経済学部の場合、英語100点、国語100点、調査書50点、志望理由書・自己推薦書15点の合計265点満点となります。
志望理由書・自己推薦書に関しては余程変なことを書かなければ、差はほとんどつかないかと思います。
ですので、基本的には英語と国語の勝負になるかと思います。
志望理由書・自己推薦書の準備の分、負担は増えるかもしれませんが、今までの公募推薦と言えば甲南大学というイメージがなかった分、穴場になる可能性もあります。
関西外国語大学
産近甲龍に加えて、人気な関西外国語大学についても紹介します。
一浪まで受験可能で、英語が1教科のリスニングありということになります。英語1教科のみで受験が出来るので、本命でも滑り止めでも受験するのがオススメです。
大阪工業大学
最後に、大阪工業大学を紹介します。
大阪工業大学は関西で伸びている理系の大学で、ロボット系に力を入れており、大阪梅田にキャンパスを構える大学になります。
一浪まで受験可能で、英語と数学の2教科受験になります。学部によっては数学の範囲が普段より狭いこともあるので、お得に受験が出来ることになります。
公募推薦を活用するメリット
秋に公募推薦で合格を掴むことが出来れば、かなりのメリットがあります。
というのも、第一志望の対策に集中できるとともに、精神的な安心感も手に入れられます。1つ合格を取っているだけでも、全部落ちるリスクを背負いながら2月の受験を戦わなくてよいことは、精神的に全然違います。
もちろん合格して、安心しきってしまう人もいますが、どのような結果になったとしても今やるべきことに全力で取り組んでほしいと思います。
現時点で全く勉強していない人にあえて公募推薦を受けさせることで、当然落ちますが、受験の厳しさを教えることが出来、2月の一般試験に向け本気になることが出来ます。
今回のまとめ
いかがでしょうか。
今回は「【イメージと違う】大学別の公募推薦入試の最新情報と対策」というテーマでお話ししました。
是非とも公募推薦入試を活用して、一般試験にも良い循環をもたらしてほしいと思います。大学によっても方式が違うので、特徴を知って対策してください。合格しても落ちても良い経験になることは間違いないので、積極的に活用しましょう。
頑張ってください。応援しています。
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