こんにちは!武田塾守口校校舎長の末永です!
前回はアドラー心理学を利用した「やる気の出し方」について書きましたが今回もそれについて書きました。
自宅学習は大変なのが僕もすごくよく分かるので、少しでも皆さんが自宅学習で結果を出せるように「やる気の出し方」について書きました。是非見てください!
心理学的アプローチのやる気の出し方
勉強に対して適切な「意味づけ」をする
前回はやる気が損なわれる原因について主に書きましたが、反対に今回はやる気が生まれる要因についてです。
やる気を生み出すためには、まずは「外発的動機付け」と「内発的動機付け」があることを知りましょう。
外発的動機付け
外発的動機付けとは、自分の外部からの刺激で動機付けをする。つまり、目的のために行動することです。
例えば、小学校や中学校の時に親から「今回のテストで成績が良かったらお小遣いあげる」というような金銭的なご褒美などがこれに当たります。見返りを求めてやる気を出そうとするのが外発的動機付けです。
外発的動機付けのメリットは、目の前に明確な報酬があるのでそれを欲している人には抜群の効果があるということです。
デメリットは、設定した目標に対して手段を選ばなくなりやすいことと、目標を達成すると同時にそれ以上の努力をやめてしまうケースが多いことです。
外発的動機付けは、使うべき所を考えて取り入れることで、より効果的にやる気を出すことが可能になります。
内発的動機付け
内発的動機付けとは、行動そのものが目的であることが多いです。
「やらなければならない」ではなく「やりたいからやる」これが内発的動機付けの特徴であり原動力です。
例えば、皆さんは趣味はありますか?趣味に没頭しているときって結果や報酬が出なくても永遠に続けられるくらい楽しくないですか?
誰かに「これをやれ!」と言われたわけでもなく自発的に行っていますよね。これが内発的動機付けです。
内発的動機付けの最大のメリットは、持続力を持つことです。自分で目標を定めるため達成感や満足感を得やすい。そのため持続力を持つことができます。
そのことから、やる気を持続させるには内発的動機付けが重要だとされています。
勉強に対して適切な「意味づけ」をする
うまく内発的動機づけを生かしてやる気を引き出すには、勉強に対して適切な「意味づけ」をすると良いです。
例えば、「今の学習内容は確かに苦手やけど、この経験が次に生かせるはず!」など、現在の学習内容、勉強の意味を自分で決めることが重要です。
学習環境や学習内容、成績などが変わるたびに、新しい意味を見出し、やる気が自然に湧いてくる状況をつくっている人がいつも勉強に限らずうまくいっている人です。
自分の好きじゃない単元に移行した途端、すっかりやる気をなくしてしまった。そんな経験がある人は、外発的動機づけに頼りすぎていたかもしれないですね。
内発的動機付けと外発的動機付けをバランスよく両立させることが、やる気を起こして持続させることに繋がると考えます。
まとめ
内発的動機付けを高めるには、外発的動機付けから派生させることが理想的です。
例えば、全く興味のない単元の勉強をしているとします。
初めは「受験で使わなあかんから」と半ば強制的な心理から勉強を始めていきます。
しかし、途中から「意外と面白いな」という感情が起こり始め、自発的にその科目に関する情報を集めるようになる。
つまり、内発的動機付けから行動するようになります。そうすることで、内発的動機付けと外発的動機付けの相乗効果を望むことができます。
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