ブログ

各科目の勉強の仕方【生物編】

皆さん、こんにちは!

武田塾京都北大路校 講師の宍戸です!

今回は生物の勉強法について書いていこうと思います。

ぜひ最後まで御覧ください!

生物に強くなりましょう!

勉強の仕方 生物編

生物内で起きる現象は物理的現象と化学的現象

まず、生物内で起きることについて話していきます。

生物を学ぶ上で重要なのは接続です。

どの因子が、何が原因で、どこに分布し、どういった経路で、どのように作用するか。

基本的にはこのような生体内反応の連続で生物内の現象は起きます。

そして生体内現象は主に物理的現象化学的現象の二つに大別されます。

 

物理的現象とは物理学の原理に従って起きる現象で、浸透圧変化、電気信号、親水性などがこれに当たります。

化学的現象とは現象の前後で化学的性質が変化する、すなわち化学反応が起きる現象をさします。ATP産生、生化学合成、酵素反応などがこれに当たります。

 

そのため、物理・化学の勉強と同じように、原理原則に基づいた知識の導入が欠かせません。

とはいえ、出てくる原理原則の数はそこまで多くはありません。

むしろ、一つの原理や現象から無数の接続が生まれるのが生物学です。

ゆえに、ロジックツリーや分類学などが得意な人ほど生物の学習に適しているといえます。

 

とはいえ、勉強について何から始めればいいのかわからないという人もいるでしょう。

そのためにここでは2つの大きな指標を提示しておこうと思います。

 

生物は大きさで分ける!

パンダ

まずは大きさです。

決してネズミとヒトとゾウの大きさで比べるわけではありません。

単位としては 分子(糖・アミノ酸)<構造体(膜・細胞小器官など)≦細胞組織(上皮・分泌腺など)≦器官(胃・心臓など)<個体個体群(アメリカ人・日本人など)<(イヌ・ネコなど)<(哺乳類・爬虫類など) のようなものを考えてください。

 

このような大きさ・単位で場合分けすることで、生物の勉強はしやすくなります。

特に小さい単位での現象は理想的な物理的現象や化学的現象に近づいていくので、より原理に基づいた挙動を考えやすくなります。

ゆえに、小さい単位での研究は既知の知識が多いです。(もちろん未知のものもありますが、大きい単位の現象に基づく知識と比較して量や深さが圧倒的に多く、深いです。)

そのため、生物の知識は小さい単位から勉強を進めることで理解が深まります

特に細胞単位までの小さな単位の知識が重要です。

 

生物は性質で分ける!

次に性質です。

先ほど物理的性質と化学的性質に大別できると書きましたが、ここからもさらに分類していきます。

物理的性質であれば、圧力依存なのか、温度依存なのか、濃度依存なのか。

化学的性質であれば、安定か不安定か、反応が速いか遅いか、分子のどこで反応するか、酸性か塩基性か。

このようにどこまで細かく分類して多様性をグループ化するかで生物に対する理解は異なっていくでしょう。

物理的性質と化学的性質という二つに分けたのはあくまで原理法則を理解するうえで重要な観点であり、それ以外の性質についての場合は分けはどのような大きさでも構いません。

この性質で分ける勉強法に関しては大きくざっくり分けたものから学んでいきましょう。

 

多様性が叫ばれている昨今では特に重要視されている個性ですが、高校生物において個性について議論していたらいつまでたっても何も生まれません。

あくまで高校生物は場合分けの学問である。

そういった認識を持っていた方が理解はしやすいと思います。

 

※余談ですが、大学の研究では逆に個性を突き詰めます。場合分けの終着点が個性なので、個性とは何か?という議論をしたい人は研究者向きです。

 

固有名詞と論述

読書

生物について大きさ・性質で分けた後はこれらを覚える作業が要ります。

(筆者の感覚では正直これが一番面倒で面白くないです。)

生物の勉強で特に重要な部分として固有名詞を覚えるということが挙げられます。

 

生物で出てくる固有名詞について、何も関連させずに覚えることは至難の業です。

したがって、これらの固有名詞を効率的に覚えるためにはそれらの関係性を見出す必要があります。

固有名詞たちの関係性を見出すのに有効な勉強法としてロジックツリーがあります。

ロジックツリーとはある事柄の構成要素を分解して書き出す手法のことで、これによ大きい単位から小さい単位に向かって論理を組み立てることができるようになります。

論理が組み立てられるようになれば、それを文章にするだけで論述問題も解けるようになるので、将来的に試験を受けると考えたときに一石二鳥の勉強法であるといえます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

生物の勉強法については①大きさ②性質で分類することで大まかな知識が理解できると思います。

最終的に頭の中に入れるとしても、ある事柄の構成要素について論理を組み立てることができていればそれほど難しい作業にはなりません。

受験でも、大学の勉強でも、論理性を鍛え、磨いておくことは重要です。

生物を学習する皆さんはこの論理性という点に着目して勉強してみてください!

無料受験相談

無料受験相談のご案内! 武田塾 京都北大路校 でやっています!

武田塾では、最寄りの校舎で無料受験相談をいつでも受付しています。

HPからのお問合せ以外にも、電話・公式LINE・塾ナビからのお問い合わせも受け付けています!

お気軽にご相談ください!

 

〒603-8142
京都府京都市北区小山北上総町4-1 NorthVilla2階北側
075-334-6656
北大路駅の学習塾・予備校なら武田塾京都北大路校|大学受験の個別指導塾・進学塾

関連記事

各科目の勉強の仕方【現代文編】

こんにちは!武田塾京都北大路校 講師の宍戸です。 今回は「現代文」についての勉強法をご紹介します! 現代文が苦手な人はこれをもとに勉強してみてください! 少しでも力になれば嬉しいです! 目次 現代文で ..

各科目の勉強の仕方【物理編】

こんにちは!武田塾京都北大路校 講師の宍戸です。 今回は物理の勉強法について書いていきます。 抑えておくべきポイントはわずか4つ! それぞれ順に見ていけば、ほぼすべての物理の問題が解けるようになるでし ..

各科目の勉強の仕方【化学編】

こんにちは!武田塾京都北大路校 講師の宍戸です! 今回は化学についての勉強法を解説していきます! 目次 化学の基本 原理・原則を理解する必要のある知識 系統知識 身の回りの科学 化学を細かく分ける 理 ..

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる