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各科目の勉強の仕方【化学編】

こんにちは!武田塾京都北大路校 講師の宍戸です!

今回は化学についての勉強法を解説していきます!

勉強の仕方  化学編

化学の基本

はじめに化学の勉強について解説していきます。

化学の勉強は主に2つにわけられます。

原理・原則を理解する必要のある知識系統知識です。

 

原理・原則を理解する必要のある知識

まず原理原則を理解するとは何なのか?

これは端的に言えば現象を理解するという意味です。

 

例えば物質の状態について考えます。

気体・液体・個体の違いについて考えると分子の集まり方に違いがあると言えます。

固体になるほど分子は密集した状態であり、気体になるほど分子は分散した状態になります。

すなわち、圧力が上がる=圧縮されれば固体になりやすくなる/体積が大きくなる=分子が分散しやすくなる=気体になりやすくなる/温度が上がる=分子のエネルギーが大きくなる=分子運動が大きくなる=気体になりやすくなる

のように考えることができます。

 

このような原理・原則を一つ一つ丁寧に理解してきましょう。

なぜなら、原理原則という根拠に従って別の原理や法則が作られていくからです!

一つ分かれば2つ3つ理解できることが増えていくので、最初が肝心です。

各現象について理解できるまで突き詰めましょう。

分からなかったら化学の先生に聞いてください。

 

系統知識

次に系統知識です。

系統知識とはロジックツリーのような形で知識が整理できるものを指します。

例えば、無機化学の金属・非金属の知識/有機化学の官能基・性質など、一つの原則から関連性を導き、そこからまとめられた知識体系があります。

 

無機化学なら原子番号や最外殻電子の数によって性質が変化しますし、有機化学の官能基も原子の電気陰性度と双極子モーメントによって性質が変化します。

これらの関連性を整理して覚えることで頭の中で体系的な知識を構築できるようになります。

 

これら二つの勉強法を組み合わせて化学についての基本的知識を深めることで、化学の基礎知識を理解することができるようになります。

 

身の回りの科学

未来

続いて身の回りの科学について知りましょう。

これは原理原則や系統知識を知ったうえで身の回りでどのように応用されているかを知ることで、知識に具体性を持たせることができるようになります。

 

例えば凝集・蒸発などは水の沸騰・加湿器・除湿器などが身の回りの現象として挙げられます。

化学反応の例だと酸化であれば金属錆びやお酒の濁りなどがあります。

また、ごはんのおこげやパンの焼き色もメイラード反応(脱水・脱炭酸反応など)によるものです。

化粧品や美容品についても有機層と水層の分離、吸収について知れば、どうすれば化粧が落とせるのか、化粧を落とすときに肌荒れを起こさないためにはどうすればいいのか、などが知れます。

 

知識に具体性を持たせることで、身の回りの現象について一つ一つ考えられるようになり、自身の知識体系がより広がることとなります。

 

化学を細かく分ける

勉強

最後に化学を細かく分けることです。

ざっくり化学といっても非常に範囲が広いので、全てを関連させて覚えるのには限界がありますし、こじつけになりかねません。

そのため、高校範囲ではざっくり3つに分けています。

 

理論化学

まずは理論化学です。

化学の基礎的な知識や簡単な物理現象もここで触れます。

原理原則は基本的にこの分野に依っています。

 

ここで化学に関する基本的な原理原則を体系的に知っておくことで、後に説明する無機化学や有機化学で出てくる原理や法則についてスムーズに理解できるようになります。

 

無機化学

続いて無機化学です。

無機化学は有機化学以外の物質を扱う化学です。

酸塩基・酸化還元・金属化学・非金属化学などがここに属します。

主に原子に含まれる電子数について話をすることが多いので、原子の電子数変化について理論化学を学んでおくとスムーズに学べます。

 

有機化学

最後に有機化学です。

有機化学は炭素と水素を含む分子についての科学です。

筆者の専門はこれです(閑話休題)。

分子の構造・反応・特性について話をすることが多いです。

そしてそれぞれが関連しています。

また、低分子(脂肪族・芳香族)と高分子(天然・合成)に分類でき、基礎となる低分子化学を学んだうえで高分子化学を学ぶとより身近な化学に触れられると思います。

例えば低分子化合物だとサプリや医薬品、高分子化合物だとタンパク質やプラスチックなどがあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

これら3つに分類した化学ももちろんさらに分類することができ、その種類は数多くあります。

分類すればするだけ、覚えることはより詳細なことになりますが、範囲は狭くなります

ゆえに、自分の興味のある特定の分野だけ知識がついていくことになります。

自分の興味のある分野を勉強するのも良いですが、満遍なく勉強するために、関連性や現象・原理原則を意識した勉強をしましょう!

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