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参考書の穴を埋める英語講座④~受動態の仕組みを理解しよう|武田塾京都校

こんにちは、アクセス抜群の四条烏丸に位置する武田塾京都校、講師のK.N.です!

 

かなり前に「参考書の穴を埋める英語講座」という形での連載をしていたのですが、色々な事情があって止まってしまっていました。

 

参考書の穴を埋める英語講座

日本初!授業をしない。

武田塾では、講師から授業をするのではなく、参考書を読んで生徒が内容を理解し、塾では参考書の内容の定着度を確認して勉強法の改善をするということを行います。といっても、参考書は万能なわけではないので、参考書を読んでも理解するのが難しい場所も存在します。

 

そういった箇所については特訓の中で適宜補足するようにしているのですが、毎回同じことを説明することになるので非効率的ともいえます。そこで、ブログで文章にしてしまって一挙に解決してしまおう!というきっかけで始まったのがこの連載でした。

 

 

この連載は勉強をしていて詰まる場所を中心に解説していくことになるので、武田塾の特訓を受けているか否かに関係なく参考になる内容にしています!

 

というわけで、前置きが長くなりましたが、今回は受動態について扱っていきたいと思います。受動態は5文型の形を少し崩しているので、その崩し方を理解することが大事です。

 

それでは早速見ていきましょう!

 

受動態

基本のおさらい

最初は単純な形を使って、基本的な考え方を確認していきましょう。次の英文を見てください。

 

My brother repaired this car.

 

これはMy brotherがS、repairedがV、this carがO、という形のSVOの英文ですね。では、この英文を受動態にしていきましょう。

 

受動態をつくるときにやるべきことは、たったの3つです。

 

①動詞を受動態(be動詞+過去分詞形)に変化させること

②目的語(O)を主語(S)の位置に移動させること

③主語を【by+主語】の形にして後ろに移動させること

 

この3つをやるだけで受動態になります。さっそくさっきの英文を受動態にしていきましょう。

 

まず、①の手順ですね。repairedを受動態にすると、was repairedになります。

 

次に、②の手順です。今回目的語はThis carですから、これを主語の位置にもっていきます。そうすると、This car was repairedという形になります。

 

最後に、③の手順です。今回主語はmy brotherですから、これをby my brotherの形にして、後ろにもっていきます。そうすると、This car was repaired by my brotherという英文が完成しますね。

 

こんな感じで、 ①~③の手順をしっかり押さえておけば、少し複雑な英文になった場合にも対応することができます。もう一度①~③を記載しておくので、しっかり暗記するようにして下さい。

 

①動詞を受動態(be動詞+過去分詞形)に変化させること

②目的語(O)を主語(S)の位置に移動させること

③主語を【by+主語】の形にして後ろに移動させること

 

SVOOの構文の受動態

では、少し複雑な形に進んでいきましょう。とはいってもやることは基本的に同じです。次の例文を見てください。

 

Mary sent Jim a Christmas card.

 

まず、この文の構文を確認しておきましょう。SがMary、Vがsent、1つ目のOがJim、2つめのOがChristmas card、ですね。SVOOの構文になっているわけです。

 

では、さっそくこの英文を受動態にしていきましょう。もう一度①~③の手順を確認しておきます。

 

①動詞を受動態(be動詞+過去分詞形)に変化させること

②目的語(O)を主語(S)の位置に移動させること

③主語を【by+主語】の形にして後ろに移動させること

 

ここで、今回の英文はSVOOの形になっているので、Oが2つ存在します。そうすると、②の手順でどちらのOを前に持っていったらいいのか?という問題が生じますね。

 

この問題の答えは、どちらも前に持っていくことができる、です。まずは、1つ目の目的語Jimを前に持っていってみましょう。

 

まず、sentの受動態は、was sentですね(①)。そして、Jimを主語の位置に持っていくと、Jim was sentとなります(②)。そして、Maryを【by+主語】の形にして後ろに持っていくとJim was sent a Christmas card by Maryとなります(③)。

 

ここで注意してほしいのが、③の段階です。このとき、2つ目の目的語であるa Christmas cardについては、特に位置を移動させる必要はありません。

 

もともとの英文が、sent Jim a Christmas cardという語順だったわけですが、Jimが主語の位置にいって○部分が抜けてしまったため、was sent ○ a Christmas cardという語順になっているわけです。a christmas cardの位置自体はもとの英文とは全く変わっておらず、Jimが抜けてしまった結果、見かけ上a Christmas cardが前にずれているように見えるだけということですね。

 

こうして、「ジムはメアリーからクリスマスカードを送られた」という意味の英文が完成します。

 

それでは、もう1つの目的語である、a Christmas cardを前に持っていくことにしましょう。

 

受動態の形や、Maryを後ろに持っていくことは先ほどと同じですね。今回は、A christmas card was sent (to)Jim by Maryとなります。

 

今回は、「誰に」動作がなされたのかを示す、Jimが後ろに残っているわけですが、その場合にはtoという前置詞をつける場合があります(正確には、toをつけるべきだが省略することができる)。ただ、ここでは細かいことは気にせず、SVOOの場合には、どちらの目的語を前に持っていってもよいこと、そして残りの目的語は位置を動かさないこと、を理解しておくことが大事です。

 

これで、「クリスマスカードがメアリーによってジムに送られた」という意味の英文が完成します。

 

このように、SVOOの英文の場合には、受動態は2つ作ることができます。くどいようですが、その際に残りの目的語の位置は動かさないということに気をつけるようにしてください!

SVOCの構文の受動態

最後に、SVOCの構文についても見ておきましょう。次の例文を見てください。

 

His grandfather named the baby Carl.

 

The babyがS、namedがV、the babyがO、CarlがCのSVOCの構文になっています。これも①~③の手順に従えばきちんと受動態にすることができます。

 

①動詞を受動態(be動詞+過去分詞形)に変化させること

②目的語(O)を主語(S)の位置に移動させること

③主語を【by+主語】の形にして後ろに移動させること

 

まず、namedを受動態にすると、was namedですね(①)。そして、目的語The babyを主語の位置に持っていくと、The baby was namedという形になります(②)。

 

そして、③ですが、C(補語)については、全く動かす必要はないことに注意しましょう。His grandfatherをby his grandfatherの形にして後ろに動かすだけです。そうすると、The baby was named Carl by his grandfatherという英文が完成しますね。

 

SVOOのときも前にもっていかない目的語は動かさないという話をしました。SVOCのときも同じで、補語は動かさずに元の位置に置いておくわけですね。もともとname the baby Carlという語順だったのが、the babyは主語の位置にいってしまったため、○部分が抜けて、was named ○ Carlという形になるわけです。

 

これで、SVO、SVOO、SVOCの全てについて受動態は完璧ですね!

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

 

受動態は今見てきたように非常に単純なのですが、意外と感覚的に解いてしまって、その仕組みをしっかり理解していない人がいます。

 

感覚的に理解している人は、SVOCやSVOOの形になったときに誤った処理をしてしまいがちなので、①~③の手順をしっかり叩き込むようにしてください。

 

それでは今回はこの辺りで終えようと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 


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