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参考書の穴を埋める英文法・英文解釈講座 ①英文解釈とは何か|武田塾京都校

英文法・英文解釈の講座を始めます!

こんにちは。阪急烏丸駅・市営地下鉄四条駅・市営地下鉄烏丸御池駅から徒歩約4分でアクセス抜群の

「日本初!授業をしない」大学受験予備校の武田塾 京都校です。

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武田塾京都校講師のK.N.です。ブログを書く機会が増えてきたので、連載的なものを始めてみようかなと思います!

 

僕は主に英語の講師をしているのですが、英語を教えていて困るのが、①参考書の説明が固すぎる②参考書に十分な説明が書いていない、といったことです。特に武田塾では参考書を中心として勉強を進めていくため、参考書の欠陥は致命的です。もちろん特訓の中で参考書の欠陥部分について説明するのが講師の役目と言えますが、一度このブログを通して英語学習上詰まりやすいポイントを文章化しておき、特訓の補助教材的なものを作っておきたいと思っています。

 

さて、今回は「英文解釈とは何か?」というテーマです。英文解釈のテキストはたくさんありますが、そもそも英文解釈とはなにをしているのか?についてきちんと説明したテキストはあまり見たことがありません。しかし、なんとなく(  )をつけたりSVを振ったりしていても、英文を読む力の向上にはつながりません。ここで一度英文解釈を通してどのような力を磨いているのかを理解しておきましょう。
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5文型とはそもそも何か?

 

さて、まずは5文型について整理しておきましょう。5文型を5つ挙げよという問いには皆さん答える事ができるのですが、そもそも5文型ってなんの話をしているの?これを覚えてなんの意味があるの?と質問すると「うーーん」となってしまいます。

 

例えば I play tennis.という英文があったとします。これはSVOの形になっているわけですが、日本語にすると「私はテニスをする」という形でSOVの順番になります。他にも、I gave him a pen yesterdayというSVOOの文は、日本語にすると「私は彼にペンをあげた」という形でSOOVの順番になります。このように、5文型とはSVOCの並べ方についての話であり、大事なのはSVOCの並べ方は5通りしかないこと、逆に言うと5文型以外の並べ方は基本的にあり得ない、という点です。

 

この点を理解しておけば、英文が一気に見えやすくなります。全ての文は5通りの文のどれかになっており、その見分けができれば英文が読めるわけです。例えば英文がSVOOの構文だとわかれば「SがOにOをVした」という意味だとわかり、あとは各英文で単語をあてはめればいいだけになります。

英文読解を難しくする要素

さて、前の章では5文型の見分けができれば英文を読むのは楽勝だ!というようなことを書きましたが、そう簡単にどの文型になっているのかを見分けられるわけではありません。ここからは、5文型の見分けをする上で重要な要素3つを説明していこうと思います。

修飾語とは何か

英文を構成する要素はSVOC修飾語の5つです。では、ここで新しく出てきた修飾語とはどのようなものなのでしょうか?

 

修飾語とは、ザックリ言うと他の言葉を詳しく説明するものです。例えば「青い空」という言葉を見てみましょう。空には雲に覆われてグレーな空、夕焼けの頃のオレンジの空など様々な空があると思います。そこで、「空」という言葉に「青い」という情報を追加することによって、様々な空の中でも青色の空のことを指しているということがわかります。このように、修飾語は、「他の言葉に対して情報を追加して詳しく説明をする」という働きをもっているわけです。

 

では、私たちが英文を読むときに修飾語をどのように扱えばよいのでしょうか。例えば以下のような例文を見てみましょう。

Life on earth began in water. (入門英文解釈の技術70 第2問)

さて、5文型の見分けをすれば英文を読むのは楽勝だと言いましたが、修飾語は5文型の要素にはなっていません。そこで、修飾語を( )でくくることによってSVOCが見つけやすくなり、5文型の判別が容易になります。この例文では以下のようになります。

Life(on earth)began( in water.)

このようにして修飾語をかっこでくくることにより、Lifeが主語でbeganが動詞であることがわかりやすくなります。(もっとも、この程度の英文であれば()でくくらなくてもSVの把握はできると思いますが笑)

 

まとめておくと、英文には5つの文の形しか存在せず、どの文型になっているのかを把握することによって意味の読み取りが容易になります。そして、修飾語は5文型を構成する要素ではないことから、これをかっこでくくることによって、どの文型になっているのかを読み取りやすくなるわけです。

句・節とは何か

次に、5文型を把握する上で重要な概念である句と節についてザックリ説明しておきたいと思います。

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句と節とはカタマリのことです。in the parkのようなSVを含まないカタマリのことを「句」と呼び、when I was a childのようなSVを含むカタマリのことを「節」と呼びます。しかし、句と節の区別はどうでもよく、大事なことはSVOC修飾語になるのは必ずしも単語だけでなく、句や節もSVOC修飾語になれるということです。次のような英文を見てみましょう。

How a person writes reflects what he himself is.(入門英文解釈の技術70 第27問)

この英文を見た時、パッと5文型を把握するのは難しいのではないでしょうか。ここで、HowやWhatは間接疑問文という用法で、これは疑問詞を文の中で用いることによって名詞のカタマリを作るというものです。(間接疑問文についてよくわからないという人は一度復習をしておきましょう。)これらは、「How a person writes」(どのように人が書くか)「what he himself is」(彼自身が何者か)、というような名詞のカタマリを作っているわけです。すると、以下のような整理ができます。

[How a person wries ] reflects [what he himself is]

このようにしてカタマリをかっこでくくると、SVOの構文が見えてくるのではないでしょうか。

 

まとめておきましょう。英文には5つの文の形しか存在せず、どの文型になっているのかを把握することによって意味の読み取りが容易になります。そして、句や節はカタマリでSVOC修飾語になることができるので、これらをかっこでくくる事によってどの文型になっているのかを把握しやすくなります。

and but orの役割

最後にand、or、butの役割について、以下の例文を通してみていきましょう。

 

I like dogs and cats.

とても簡単だと思いますが、文中のandは何と何をつないでいるのでしょうか。

andは文の構造上同じ働きのものをつなぎます。つまり、ザックリ言うとSとS、VとV、修飾語と修飾語という形で2つのものをつなぎ、SとV、VとOといったような文の中で別の働きをしているもの同士をつなぐことはできません。今回の例文では、andはdogsとcatsというO同士をつないでいるということになります。

ここで重要なことは、likeという動詞は本来後ろに目的語を1つしか持って来れないはずなのですが、andを用いることで2つの目的語を持ってこれるという点です。andを使うことによって他の部分も増やすことができて、例えば、My mother and I like dogs and catsという形でSを増やすこともできるわけです。

 

このように、and、or、butという接続詞を用いることで、文の中で同じ役割をするもの同士をつなぐことができます。その結果、Sが増えたりVが増えたりするため、5文型を把握するためには、これらの接続詞が何と何をつないでいるのか?を把握することが重要になってきます。
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英文解釈とは何か?

さて、ここまでの話をまとめておきましょう。英文を理解するためには、英文が5文型のうちどの文型になっているのかを把握する必要があります。しかし、①修飾語②句・節③and・but・or、という3つの要素が5文型の把握を困難にしてきます。その処理の方法を学んでいくのがまさに英文解釈というわけです。

このような観点をもって、英文解釈のテキストを勉強していくと、今自分が何をしているのか?がわかって、より学習効果が上がると思います。また詳しい英文解釈の方法はこれから別の記事で紹介していこうと思うので、是非そちらも読んでみて下さい!

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