こんにちは。
和泉中央駅から1駅、光明池駅から徒歩２分の学習塾・予備校の武田塾光明池校です！
今回のブログテーマは
「【秘伝】成績上位者は使っている日本史最強の暗記勉強法を解説！」
皆さんは日本史に対して覚えることが多い…
といったように暗記のイメージがありませんか？
たしかに社会の中で日本史と世界史は
暗記量がとても多い科目です。
覚えたら点数が取れる、直前に詰め込めば大丈夫！
と思っている人、ちょっと待ってください！
数学などと比べるとそういう側面もあります。
しかし！！
暗記すれば点が取れるというほど甘い科目ではなく、
きちんと覚えなければ点数が取れない科目なんです。
だから日本史の勉強法にはいくつかの注意点があります。
今回のブログを参考にそれを確認しながら
正しい勉強方法で点数を上げましょう！
日本史を勉強していこう
①勉強を始める前に
勉強を始める前に注意点を挙げておきます。
〔注意点〕
・一問一答で用語を覚えるだけでは成績が上がらない！
出来事を単体で覚えるのではなく、
出来事が起きた背景・内容・結果をセットで整理しながら、
似ている言葉は区別して覚えるようにしましょう。
②まず最初にやること
日本史の勉強で１番最初にやってほしいことは、
”日本史の歴史の大きな流れを掴むこと”です。
講義形式で日本史について説明してくれる
参考書を使ってください。
おすすめは
『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』
です。
学校や予備校の授業を言葉で説明する内容に
なっているので、この参考書を読めば
日本史の流れを理解できるようになっています。
講義系参考書を読んで
各時代の特徴や大きな流れを確認してみてください。
③用語暗記
暗記の参考書は
『時代と流れで覚える！日本史B用語』や
『スピードマスター日本史問題集』などの
覚えるべき暗記事項が表でまとめられている
参考書を使うようにしましょう。
ここで基礎用語を徹底的にインプットしていきます。
〔インプットの流れ〕
例）１ページに覚える用語が20個掲載
講義系参考書を読んだ後にまずは自力でテストし、
分からなければすぐチェックをつけます。
5個正解で15個不正解だった場合は
間違えた15個の暗記タイムです。
覚えたら不正解分のテストを行うといったことを繰り返します。
不正解のところを覚えたら、
20個（１ページ分）再びテストをしていきます。
１ページを覚えてから次のページに進むステップを踏んでください。
最終的に講義系参考書を読み直しましょう。
用語を覚えた状態で再度講義系参考書を
読み直すと覚えた用語の内容が見えてきます。
日本史は用語だけを暗記しても受験では使えません。
人物や出来事は時代・背景・中身・影響などを
「流れ」で覚える必要があります。
④日本史の初期の勉強法
①講義系参考書で大きな流れを把握
②用語をインプット
③講義系参考書を再度読み直す
用語を覚えたが中身は理解できていない
というのがダメなパターンですので気を付けましょう！
上級者向け勉強法！
日本史の上級者向けの勉強法は
”各時代をストーリーで語れるようになる！”
用語を覚えた段階より
日本史の流れを掴んだ時に点数が上がります。
だから知識で覚えた量よりも日本史の知識を
「流れ」で覚えているかが重要です。
例えば1つ時代を決め、
政治の中心人物とその人物の時に
起こった出来事を説明出来たらかなりいいです。
武田塾では説明できるというのは、
”自分の頭の中で整理されている状態”
を指しています。
すなわち説明できないのは知識が曖昧なままであり、
試験では使えない状態でインプットされているといえます。
説明できるか否かは
自分の理解の基準を測る良い指標になります。
〔勉強法〕
白い紙に”各時代の流れをまとめられるか”
を試してみましょう。
政治の中心人物・起こった出来事・その説明に
ついてまとめられているとその時代の知識が深まります。
曖昧にしか書けないところは
改めて勉強しないといけない部分なので、
自分がどれだけ日本史を理解しているのかの
確認になります。
日本の政治の中心人物と
歴史上の主要な出来事をセットで
覚えるのがベストです。
政治の中心人物の移り変わりから押さえると
歴史の軸がつくりやすくなります。
特に政治や外交などメインの歴史の流れを掴めれば
あとは細かな知識を覚えていけばOKです。
歴史の政治の中心人物をしっかり
覚えることでそれに伴った社会史や経済史、
文化史も覚えやすくなります。
まずは歴史の軸を作ることから始めましょう。
細かな知識については『日本史一問一答』
シリーズで暗記していくことができます。
日本史は誤解が多いですが、
たくさん覚えれば点数が上がるわけではありません。
歴史の流れを正確に抑えている人が勝つ科目です。
”歴史の流れを正確に押さえる”を意識して
勉強してみてください。
アプトプットのお話
覚えた知識を実際の入試で使う練習をしていきます。
基礎レベルはセンター試験や共通テストの過去問、
『イチから鍛える日本史(必修編・発展編)』、
MARCH以上のレベルは『実力をつける日本史100題』
がおすすめです。
〔注意点〕
ただ問題を解いて間違えたところだけ覚えると
いうのは成績の伸びに限界があります。
例）【マーク形式】4つの文から正解の選択肢を選ぶ問題
正解の1文を選んで終わりだと知識は増えません。
正解以外の文のどこが間違えているのかを見つけて
復習すると勉強の効率が良くなります。
アプトプットの目的は
「インプットがきちんとできていたか」の確認です。
インプットが完璧ならば、
アウトプットである問題集を初見で解いても正答率が高いはず。
もし正答率が高くない場合は「覚え方を間違えている」など
自分の課題を見つけることができます。
アウトプットでは”初見の正答率”を測るようにしましょう。
問題集で自身の弱い分野や曖昧な知識をあぶり出し、
インプット・講義系の参考書に戻って復習、
知識を固め直すことがポイント！
インプット→アウトプットして弱点発見→
インプット→アウトプットの繰り返しで
日本史は完璧になっていくので、
アウトプット後の復習は必ず行いましょう！
難関私大の入試問題について
難関私大の場合、テーマ史も出題され
入試の切り口が変わります。
貨幣経済史・土地制度史・教育の変還・女性の人権に
ついての変還などが時代を横断して問われます。
それぞれ時代のテーマ史だけを切り取って
入試に出される場合もあります。
日本史は1つの国の歴史を色々なテーマで
押さえないといけない科目になるので、
聞かれるテーマごとに知識を整理して覚え直す必要があります。
史料問題も難関私大では頻出です。
覚えておかないと解けないタイプの史料問題では
『日本史史料一問一答』がオススメです。
史料中の言葉をヒントに
「いつの時代の何を指しているか」を
判断することができれば攻略できます。
与えられた史料の情報と自分の覚えた日本史の知識を
うまく組み合わせて攻略することが求められます。
史料問題はその読み取りの対策を徹底的に行うようにしてください。
年号は覚えた方がいいのか
政治の中心人物と出来事をセットで覚えて
歴史上の出来事が整理されているのであれば
年号を無理に暗記しなくてもいいです。
しかし、年号を”絶対的な軸”として捉えると
知識の整理がしやすい面もあります。
大学によっては年号を直接問う問題を出す場合があります。
(共通テストではそのような出題はありません)
過去問で確かめながら、必要であれば年号も覚えましょう。
国公立の記述対策、どうしたらいい？
記述対策にオススメなのは”教科書”です！
教科書には記述で使える言葉や出来事の因果関係が
正確かつ簡潔に書かれているので、
教科書を読み込んで記述に使える文言をそのまま覚えましょう。
演習には『”考える”日本史論述』がオススメです。
記述答案は採点基準も意識しながら書くトレーニングを行い、
復習時には正解答案を覚えて再現できるまでやりこみましょう。
正しく書ける記述のストックを溜めていくことで
実際の入試の記述にも強くなります。
最後に
日本史は特に軸をきちんと作ることの重要性、
歴史の流れを理解して説明できるまでやることが重要です。
これがしっかりできれば日本史の勉強が強くなります。
覚えれば楽しい科目なので頑張りましょう！
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