【読解のための文法！】『古文上達基礎編』の使い方！【武田塾吉祥寺校】

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今回は、「『古文上達基礎編　読解と演習45』の使い方」について解説していきます！

はじめに
『古文上達基礎編　読解と演習の45』の基本データ（構成・問題数など）
1. 参考書の基本情報
2. 参考書の構成
『古文上達基礎編』の使い方
１週間の進め方
『古文上達基礎編』が終わったら・・・
1. 『古文ポラリス1』
まとめ
校舎紹介

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はじめに

こんにちは！武田塾吉祥寺校（0422-26-6451） です！

今回は「参考書の使い方シリーズ」、『古文上達基礎編　読解と演習の45』です！

みなさん、古文はどのように勉強していますか？
「古文なんてノリっしょ！」「この問題とは相性が悪かっただけだね」
なんて思っていたりしていませんか？

しかし入試とは人生の中でも大きな重要性を持つイベントです。
そこで成功できるかどうかを「ノリ」や「相性」に賭けて良いのでしょうか？

もしもダメならが、どのような参考書を使えば良いでしょうか？

それが今日ご紹介する『古文上達基礎編』です！

『古文上達基礎編』について、著者の仲光雄さんは「基礎から始める万全の入試対策」がキャッチフレーズだと言っています。文法事項が体系的にまとめられているだけでなく、実際に入試で採用された文章が45個も載っている本書は、まさに「基礎から始める万全の入試対策」と言えるでしょう！

そんな『古文上達基礎編』のどこがいいのか、そして、どうやって勉強していくのが最適なのかなどを解説していきます！

『古文上達基礎編　読解と演習の45』の基本データ（構成・問題数など）

古文上達基礎編45

参考書の基本情報

使い方を解説する前に、参考書としての基本情報を紹介します。

・科目：古文

・出版社：Z会

・著者：仲光雄

・価格：1000円＋税

・ルート内の立ち位置：日大レベル

参考書の構成

続いては、参考書の構成を紹介します。

『古文上達基礎編　読解と演習45』は名前から分かるとおり、45項目からできています。

それぞれの項目は、基本事項が確認できる「まとめ」、識別などの詳しい情報が載っている「集中講義」、アウトプットをして基本知識を確認できる「練習問題」、実際の文章の中で文法事項を確認できる「実戦問題」という4つのブロックからなっています。

『古文上達基礎編』の使い方

ではここから、『古文上達基礎編』の使い方を紹介していきます！

まず本参考書を利用する目的は「古文の文法を体系的に習得すること」です。

初見で古文の文章を読み解けるようになるためには、「体系づけられた文法の知識」が必須です。

もしかしたら「文法は文法問題のためにやるものでしょ」と思っている人もいるかもしれません。

しかしそれは断じて違います！

文法知識はあくまでも「古文の文章読解のため」にあるのです。

そして断片的な文法知識では、解釈のポイントとなる助動詞や敬語の用法を捉え間違えて、主語をうまく把握できずに、文意全体を間違えてしまいます。

そこで『古文上達基礎編』に取り組むときには「まとめ」に載っていることは完璧に覚えていきましょう！
特に活用などは何度も声に出して、暗唱できるようにしていきましょう。

その上で「集中講義」を読んでください。
「集中講義」には「まとめ」に関するより詳しい説明がなされています。
識別の方法は非常に重要なので、しっかり読み込んでおきましょう。

そして知識をインプットしたら必ず「アウトプット」までするようにしましょう！
本参考書では「練習問題」というブロックがあるので、それを活用してしっかり文法事項を習得していきましょう！

「練習問題」を解いて間違えてしまったら、もう一度「まとめ」と「集中講義」を読み込みましょう。

ここまでで文法事項を暗記したら、いよいよ文章中でどのように使われているかを確かめましょう。
そのための問題が「実戦問題」です。
「実戦問題」は本文自体は実際の入試問題から、設問は文法知識を確認できるように本書オリジナルになっています。設問に関しては正解できるのが当たり前で、解答に至るまでのプロセスを他人に説明できるようになって初めて「できる」ということです。

「実戦問題」は文法力の向上と同時に、読解力の向上も図れます。
そのときに大切なことは「なんとなくで訳を取らない」ということです。
「ノリ」や「相性」なんて蹴散らすほど、学んだ文法事項を明晰に運用して意味をとっていきましょう。

読解の段階では、まず自力で訳を作っていきます。もしも意味を取れない文が出てきたら、まずは品詞分解をして、それでもわからなかったらとりあえず飛ばして戻りましょう。

次に自分の訳と解説の訳と照らし合わせてみましょう。
もしも食い違っている箇所が出てきたら、「なぜ解説の訳が正しいのか」を文法事項を踏まえて考えてください。

本参考書の良いところとして、別冊の解答解説が非常に充実している点が挙げられます。
特に間違えたところは、きちんと解説を読み込んで、同じミスをしないようにしていきましょう！

わからないところがなくなったら、最後に必ず音読をしてください。
読解力は「意識的な読解→無意識的な読解」に持っていくことで、入試本番で時間内に正確に読めるようになります。
7回を目安にして、自然と訳が思いつくようになるまで音読しましょう。