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武田塾一宮校でございます。
今回は漢文の勉強法について解説しちゃいます。
漢文は難易度も低く、対策の立てやすい科目だと言われています。
武田塾流の漢文の勉強のやり方を紹介していきます!!
漢文を始めるタイミング
漢文は書き下し文にしたら古文です。
したがって、漢文はある程度古文の基礎が固まった後でやった方が効率的な学習を行うことができます。
では「古文の基礎が固まった」とはどの段階を言うのでしょうか?
古典文法を終えて古文の省略を補うためのスキル(古文解釈)が完成した段階です。
武田塾の参考書カリキュラムでいうと、「富井の古文読解をはじめからていねいに」(東進ブックス)が終わってからスタートするとよいです。
漢文の勉強ポイント
漢文の具体的な対策を紹介する前に、漢文で多くの人がつまづくポイントを紹介します。
1. 漢文も主語や目的語の省略が多いので補えるようにすること
古文の勉強法のところでもお話ししましたが、漢文もまた主語や目的語の省略がとても多いです。
しかも、漢文は古文と比べるとストーリーが単純なのですが、だからこそ省略を補う段階でミスしてしまうと最後までオリジナルストーリーを自分で描いたまま気付かずに読み終えてしまいがちです。
漢文でも主語や目的語の省略を補いながら読むことを意識しましょう。
だからこそ、先ほど述べたように、最初に古文読解の方法を身につけた後に漢文の勉強を始めた方がよいのです。
2. 書き下し文を作れるようにすること
冒頭で、「漢文を書き下し文にすると古文になる」というお話を書きましたが、そもそも書き下し文にできなければなりません。
それでは、書き下し文にするためにどのようなスキルが必要なのでしょうか?
2-1 漢字をしっかりと覚えること
当たり前のことですが、漢文は漢字だらけの文章です。
現代文と同じ感覚で漢字を読んではいけません。現代文でいうところの助詞も漢文では漢字だったりします。現代文と漢文とで異なる使われ方がされている漢字は注意が必要です。
2-2 返り点や再読文字の理解
漢文と古文は語順が異なります。
漢文を読む際に語順を日本語に変換する際に使われたツールが返り点や再読文字を読むルールなのです。
返り点や再読文字が分からない場合は、句法の勉強の前に必ずこれを学習するようにしましょう。
2-2 句法を覚えること
漢文を古文にするときには句法を覚えておく必要があります。
この形がきたらこうやって古文にする!
というパターンがあります。
参考書によって違いはあるのですが、これらのパターンを覚えることで書き下し文を作ることができるようになります。
3. 音読が重要
漢文を古文に変換する際に、漢字の読み違いをしてしまうと、全く意味の通らない文章(ストーリー)ができあがってしまいます。
しかしそういったことは起こらないようにする必要があります。
ではどうするのかというと、
音読
をしましょう。
音読をすれば、漢字を平仮名にせざるを得なくなり、結果として漢字の読み違いを防ぐことができるようになります。
漢字の読み違いをしなければ、漢文は「簡単な古文の文章」になります。
句法を勉強するときも、漢文の長文を読むときも勉強に音読を取り入れるようにして下さい。
最初は書き下し文をそのまま音読するところからスタートして構いませんが、最終的には白文で音読ができるようにしましょう!!!!
漢文の勉強法
句法をやる前に返り点と再読文字、置き字
句法をやる前に返り点や再読文字などをやります。
また、盲点になるのですが意外に重要になるのが漢文の文型の話です。漢文も英語と同様に主語+動詞の順番で語順が成立しています。
動詞の後に何が来るのか?
目的語と補語とでは補う助詞が変わってきます。
返り点の勉強などをする際には語順にもこだわって勉強するようにしましょう!
「ステップアップノート10 漢文 句形ドリルと演習」(河合出版)の最初の1と2のところには返り点と再読文字の読み方等が演習できるので、そこをしっかりと学習しましょう。
句法が大事!!
句法は一番大切です。
漢文の問題で頻出テーマの1つが句法に関するものです。
「漢文早覚え速答法」(GAKKEN)の「10のいがよみ公式」という章で、10パターンの句法を暗記して下さい。
ただ問題を全部解けるようにするだけではダメです。必ず音読を取り入れて下さい。
句形が用いられている漢文をしっかりと読めるかどうかは、漢文を正確に読む上でとても大切です。
問題が解けるかどうかだけでなく形をしっかりと覚える!!
これを忘れないで下さい。
「漢文早覚え速答法」(GAKKEN)で句法を覚えた後はさらに演習をして句法をしっかりと固めておきます。
「ステップアップノート10 漢文 句形ドリルと演習」(河合出版)の3以降からが句法の問題になっています。「漢文早覚え速答法」(GAKKEN)で覚えたことがきちんと出せるかどうかを確認して下さい。
漢字の対策
漢字の対策も「漢文早覚え速答法」(GAKKEN)で行って下さい。
「これだけ漢字92」という章で漢字を覚えていきましょう。
覚え方は、武田塾の単語の覚え方などを参考にやっていただくのがよいです。
漢詩について
漢詩は「ステップアップノート10 漢文 句形ドリルと演習」(河合出版)の最後の章で対策を行います。
漢詩は文字が少ないのに情報量が多いですし、詩の中で使われている比喩表現は当時の中国の常識がないと理解できないようなもので、受験生には大変分かりにくいものです。
しかし、漢詩が試験で出てくる場合、その多くは漢詩そのものの知識であったり句法の問題、前後の文章で漢詩の内容が分かるようなものが多く、漢詩そのものを訳さないと解けない問題は極めて少ないです。
したがって、「ステップアップノート10 漢文 句形ドリルと演習」(河合出版)をやっておけば大丈夫です。
読解対策
句法と漢字が固まったらいよいよ読解対策です。
これに古文の要素が加わります。つまり、主語や目的語などの省略を補うやり方を加えて読んでいきます。
あとは現代文や古文の長文読解の参考書とやり方は同じです。解答の根拠をしっかりと言えるように解いていきます。
問題を解き終わった後は解説を読みます。根拠が正しかったのかはもちろんですが、訳の確認をしましょう。ズレているところがあれば、省略がうまく補えていなかったり、疑問と反語を取り違えたりしているのでは!?など、原因分析をしましょう。
訳の確認が終わったら仕上げに必ず音読をしましょう。書き下し文が解説に書かれているので、合っていたかどうかを確認しながらしっかりと音読するようにしましょう。
「ステップアップノート10 漢文 句形ドリルと演習」(河合出版)や「センター試験過去問」をやっておけば大丈夫です。
武田塾では各科目の勉強法を明確にします!
武田塾では各科目の参考書のやり方を明確にします。
そしてそれがしっかりとできているのかチェックを特訓の中で行っていきます。
授業を受け続けるよりも、正しい方法論に基づいて自学自習を進めていった方が成績は伸びます!!
武田塾ではみんなの自学自習のサポートをしています。
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