こんにちは。武田塾日吉校です。
長引き且つ終わりが見えていない休校休業ですが、
高校生、受験生の皆さんは、どんな過ごし方をしているでしょうか。
先週、自宅で勉強するための工夫に関する記事を書きましたが、
こう長くなると、特に苦戦している人は、
１つ２つの工夫をしたところで、大きく改善されるものではないのが実際でしょう。
家だからできる、家でしかできない、
家ではなかなかできないことを、家でするのは大変なわけですが、
それなら逆に、家でしかできないことを、今この時に家でするのであれば、
時間も労力も有効に使えますね。
今日、紹介するのが、その１つ、英語のシャドーイングです。
シャドーイングって？
聞いたことある人も、ない人もいるでしょう。
簡単に言うと、外国語の学習法で、聞いた文をそれに続けて言ってみるというものです。
その効果としては、まずは聞くことに慣れる、
外国語の文を繰り返し言うのでそれが話す方にも繋がる、
話す力がつけば書く方もよくなる、
そして読むのも早くなる、
など、要するにいわゆる４技能の向上ということになります。
武田塾のシャドーイングは、
ただ、武田塾では、受験の学力ということで考えていますので、
英語がペラペラになるための学習はしていません。
受験は、まずしっかり読めることが第１で、
国立大学を受けるなら書くことも必要、
そして年々重視されるようになっているリスニングですね。
来年の共通テストで、英語リスニングが１００／２００点になることは、けっこう大きいですね。
というわけで、通常は「聞いて言う」のに対し、
武田塾では少し変則的で「聞いて見ながら言う」シャドーイングを薦めています。
目的は、聞き慣れることと、速く読むことです。
聞くことの説明は、たぶん要らないですね。
速読については、こういうことです。
入試は問題量が多く、それを時間内に終えなければならないものですから、
当然受験勉強では早く読めるようにするわけですが、
早く早くといっても、どうしても机の上では自分のペースになってしまいます。
ですから、聞くことはもちろん、
読む場合でも人のペースに合わせる、
つまり、相手の速さに合わせて内容を理解することが必要ということです。
これについては、武田塾チャンネルでも紹介していますので、見て下さい。
こちら → 他とはちょっと違う「武田塾のシャドーイング」
見ていいシャドーイング
見るとはスクリプトを見ることです。
テレビで日本語字幕付きの英語を聞く時、
英語の勉強にと思って聞いて理解しようとするものの、
つい字の方を追ってしまうこと、ありませんか。私はありますよ。
同様に、スクリプトを見ながら聞くと、
聞くべきものと思いつつも、つい目の方に頼りがちで、
結局あまりリスニングの練習になってないということが起きると思います。
ですが、目の方に頼りがちだとしても、
それで早く読めているのであれば、受験の英語力としては失敗ではありません。
少なくとも目標の１つは達成しているので、成功と言えるわけです。
必要なら、次に見ないで聞いてもいいのです。
意外と効果がある
武田塾日吉校には、慶応大学の学生の講師が多くいますが、
シャドーイングを受験対策としていたかと聞くと、皆がしたと言っています。
取り組み方はいろいろ、文系理系で違いはありますが、
それぞれに意味があったと言っています。
1人早稲田大学の学生のU講師がアウェイでいるのですが、
このUくんは、夏休みなど日に４時間５時間とシャドーイングをしたそうです。
もちろん、それ相応の成果があったと言っています。
ただ、こういうものは、ちょっとだけしてみた程度では効果も成果もないと思います。
やっぱり継続が必要ですね。
また、英単語の暗記のように、目に見えてその必要性が感じられるものでもないので、
やっていて｢？｣と思うこともあるでしょう。
しかし、意味ありと言っているのは、何も武田塾の講師だけではないでしょうし、
意味ありだから武田塾でも皆さんに薦めているのです。
家でしかできないことでもあり、
今ちょうどいい機会なので、取り組んでみてはどうでしょうか。
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