みなさんこんにちは、武田塾枚方校です!
夏休みも終わり、英語の長文対策に本格的に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。
単語や文法は分かっているのに長文に対して苦手意識がある…単語を目で追うだけで内容が入ってこない…と感じることはありませんか?
今回はそんな「単語を目で追うだけシンドローム」を抜け出すのに必要な、長文を読むときに意識してほしいポイントを紹介していこうと思います!
長文の単語を目で追うだけシンドロームの対処法!
①制限時間を気にせずゆっくり読む!
一つ目は最初から制限時間に縛られ過ぎないこと!
「単語を目で追うだけシンドローム」は時間制限付きで長文演習を始めたり速読を意識しすぎる人に多く見られます。
長文を扱う参考書には、解くときに目安とする制限時間が設けられています。
実際の入試では目標時間内に解ききることはとても大切ですが、それを意識しすぎるあまり文章をただ読むだけで内容がイメージできていない場合も多くあります。
単語の意味は分かっていても読み終わったときに大まかな内容がつかめていないのはもったいない…!
問題を解くときにもう一度読み直さなければならず結局余分な時間を使ってしまうことになります。
まずは制限時間を気にせず自分のペースで読み、文章の内容を理解することを優先させましょう!焦らず丁寧に読み、自分が文章を読むのにかかる時間を知ることも重要です。
そして一回解き終わった後に制限時間を設けて速く解く練習をするのがおすすめです!!
➁段落ごとの内容を10秒振り返る!
意識してほしいポイントの二つ目は一段落読むたびに振り返りの時間を設けること!
英語の長文はいくつかのパラグラフに分かれており、パラグラフごとが内容の塊であることが多くあります。
一段落目を読んだらすぐ二段落目、その次は三段落目と流れるように読むのではなく、ひと段落読むたびにその段落の内容を振り返りましょう。
頭の中だけでおさらいするのが不安な人には問題文の横にかんたんに内容を書き込むという方法もあります。
これをすることでパラグラフごとの主張や起承転結が見えるので、文章全体の流れがつかみやすくなります!また、短時間で多くの情報を得ることができるのでおすすめ!
このように段落ごとの要点を捉えながら読むことを「パラグラフリーディング」といいます。
ここからはパラグラフリーディングの具体的なやり方を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
❶最初の段落の要点を探す
まずは1段落目の要点を見つけましょう!
最初の段落の要点をつかむことは、パラグラフリーディングに限らずとても重要です。
なぜなら、最初の段落には問題提起や筆者の主張があることが多いからです。
つまり、「この文章は何について書かれているのか」が書いてあったり、予測することができるのです。
例えば、「なぜ地球温暖化が起きているのか」という問題提起があれば、本論の中でそれに対する調査や研究が示され、結論でその原因が明らかになるのだろう、と予測することができます。
はじめに文章の内容を知っておくことで文章を読み進めやすくなり、また、長文に対する苦手意識が少なくなります!
❷最後の段落の要点を探す
つぎのステップでは、最後の段落の要点を探します。
最初の段落の要点を見つけたら、そのまま次の段落へうつるのではなく、最後の段落まで一気に飛びます。
これをすることで、最初に見つけた問題提起に対する答えを先に見つけることができるのです。
文章の最初と最後が繋がることで、文章の全容がより想像しやすくなります!
例えば、最初の段落で見つけた「なぜ地球温暖化が起きているのか」という問題提起に対して、最後の段落に「二酸化炭素の排出量が増えたからだ」と書いてあれば、おそらく途中の段落のなかで、気温や空気中の二酸化炭素排出量に関する実験やデータが述べられているのだろうと予測できます。
文章の全容を把握できれば、あとは最初の問題提起から最後の結論に至るまでのプロセスだけに集中することができるのです!
❸段落順に要点を捉えながら読み進める
上の二つのステップができてしまえば、あとは段落順に要点をつかみながら読んでいくだけです!
基本的には段落の一番最初と最後の文にその段落の要点が示されています。
もちろん、すべての文章にこれが当てはまるとは限りません。
何を主張しているのかハッキリと分からない場合は、飛ばさずに要点をつかめるまで読むことが重要です。
また、ディスコースマーカーに注意して読むと要点をつかみやすくなります。
ディスコースマーカーとは、文と文の関係を表す接続詞や前置詞、副詞などのことです。
理由や原因を表すbecauseや、逆説を示すbutやhowever、例示を表すfor exampleはほとんどの文章に登場します。
ディスコースマーカーの後ろに大切な主張が来ることも多いので、意識して読んでみてください!
参考,【完全保存版】TOEIC990点が教える!パラグラフリーディングのやり方|英語アプリbest (intern-college.com)
③ミクロ・マクロの視点を持つ!
意識してほしいポイント三つ目は、脳みその半分はミクロの(小さな)視点、もう半分はマクロの(大きな)視点を持つこと!
これだけではピンとこない方も多いと思うので、次にその二つの視点で見てほしいことを具体的に紹介していきます。
ミクロな視点で見て見てほしいこと
ミクロな視点で見てほしいのは目の前の単語や構文です。
SVOCを振りながら文を訳していきましょう。
長文を読む中でSVOCを振ることは必要なのかと考えている人も少なからずいるのではないでしょうか。
もちろん、すべての文の文構造をチェックするのは時間的にも厳しいと思います。
しかし、正しく構造を分解できないと文法問題を解けないことが多いのです…!
例えば、文法問題で()内にあてはまる単語を入れるものがあります。これは品詞で選択肢が削れる場合があるのです。
少なくとも問題で扱われている部分は構文に注意して見ていきましょう!
マクロな視点で見てほしいこと
もう半分のマクロな視点では、今までの話がなんだったか、次にくる話はなにかを考えつつ筆者の伝えたいことを読み取っていきましょう。
目の前の文にだけ意識を置いてしまうと、視野が狭くなり文章全体の内容をおさえることが難しくなってしまいます…
自分がいま読んでいる長文を一言で説明できるかどうか、がマクロな視点で求められます。
また、このマクロな視点は➁で紹介した「段落ごとの内容を10秒振り返る!」とも共通するものがあり、長文を読むうえでとても重要なことなんです!
文章全体を俯瞰的に見ることを心がけてみましょう。
目の前の一文に取り組みつつ、全体を眺めて頭の中でイメージする余裕を持つことができればベストです!!
この三つ目のポイントは前の二つに比べてすこし難しいかもしれませんが、長文の苦手を克服するのにとても大切なポイントです。少しずつでも意識してみてください!
今回のまとめ
今回は「長文を読むときに単語を目で追うだけシンドローム」への対処法を紹介しました。
今までの習慣を変えていくのは難しいと思いますが、もし悩んでいる方がいればぜひ参考にしてみてください!
これは単語や文法は分かっているけど長文の内容が頭に入ってこない方に向けたものなので、長文を読むときに意味をとるのが難しいという方は、まず単語や文法対策に取り組むのがおすすめです!
ボキャブラリーを増やすだけで長文の読める度合いが大きく変わってきます。瞬時に目に見えて伸びるものではなく、コツコツ取り組むことでだんだん読めるようになっていきます。頑張っていきましょう!!
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