こんにちは!武田塾羽生校です。
いよいよ新学期も始まるかと思いますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
そこで今回は、多くの受験生が苦手とする、「古文」の勉強法についてブログを書いていきたいと思います!
古文には大きく4つの柱があります。
今回はその柱にそってお話を進めていこうと思います!!
単語を暗記しよう!
まず、第一の柱は単語暗記です。
英語と同様、まずは単語を暗記するところから古文の勉強は始まります。
経験上、英語よりも古文単語の方が暗記が苦手という受験生が多い印象です。
英語は日本語と全く別のものだからこそ覚えやすいけれど、古文単語は日本語と少し似通っている部分があるからこそ、覚えづらいという意見が多いです。
しかし、英語の単語が1200語~3000語、あるいはそれ以上に暗記しなければならないのに対し、古文単語は基本的に300~多くても500語程度です。そう考えれば少しは楽な気がしませんか?
古文単語を暗記する際に問題となってくるのは、量ではなく、同じ単語で複数の意味があるため、その「使い分け」です。この使い分けができるかどうかが肝になってきます。
武田塾でも使用しているおススメの参考書は
・読んで見て覚える古文単語315
・ゴロで覚える古文単語ゴロゴ
この2冊です。前者は、単語以外にも、慣用句や古文常識、和歌の知識まで、多様な古文知識が掲載されております。一方後者は、古文が苦手な初学者でも覚えられるよう、沢山の「ゴロ」が掲載されています。
それぞれ特徴とアピールポイントが異なりますので、自分に合う1冊を見つけ、隅々まで完璧に覚えてみて下さい!!
文法をしっかりと抑えよう!
第二の柱は文法です。
古典と言えば、文法、特に助動詞だ、というお話は有名なのではないでしょうか。
その通りです。古文において文法は肝ですし、その中でも助動詞は中核を担っています。
とは言っても、どのように文法の学習をしていけばいいのでしょうか。
望ましいステップを以下に記入します。
①動詞の活用(四段活用・上一段、二段・下一段、二段・カ行、サ行、ナ行、ラ行変格活用)、動詞全般について完璧にする。
②助動詞の接続・活用・意味を覚える
③助動詞の識別ができるようになる
④敬語・和歌の知識を付ける
おおよそこのようなステップです。特に③や④のステップは受験直前でも構いませんので、まずは一刻も早く②までを完璧にできるようにしましょう。
受験生の多くは、助動詞の暗記で躓きがちです。特に助動詞の活用は何の繋がりもなく覚えようとすると大変です。しかし、教科書や参考書の末尾についている助動詞表を見て下されば分かるように、助動詞の多くは四段型等の「○○活用型」という型があります。例えば、推量の「む」は四段型で、活用は
ま、〇、む、む、め、〇
ですね。
これは動詞の四段型の
a、i、u、u、e、e
に該当する、ということです。
このような決まりさえ理解できれば、暗記の負担はかなり減ります。助動詞の活用に関しては「特殊型」のみ丸暗記すれば足りるのです。
接続についてはゴロで暗記する事をお勧めします。
意味は、本文を読んでいくうちに段々と身に付いていきますよ!
識別、和歌、敬語についてはまた後々他のブログでお伝えしていきますね♪
武田塾おススメの文法の参考書は
・スピードインプット
・ステップアップノート30
・やさしい古典文法
この3冊です。難易度としては、スピードインプット>ステップアップノート30>やさしい古典文法の順です。
是非自分に合う参考書を見つけてみて下さい!
品詞分解を出来るようになろう!
第三の柱は、品詞分解です。
正直、古文の文章が読めるかどうかは品詞分解ができるかどうかによって左右されます。
ではまず、品詞分解とは何か、というと、
「文章を品詞ごとに分解すること」です。その名のとおりですね。
具体例としては、
「子ゆゑにこそ、よろづのあはれは思ひ知らるれ」という古文があったときに、この文を、
「子/(名詞)ゆゑ/(名詞)に/(格助詞)こそ/(係助詞)、よろづ/(名詞)の/(格助詞)あはれ/(名詞)は/(係助詞)思ひ知ら/(四段活用動詞・未然形)るれ/(可能の助動詞るの已然形)」
というように分解できることです。
これができるようになるためには、上記の2つの柱を満たしている必要があります。
即ち、品詞分解こそが古文の完成形なのです。
ではなぜ品詞分解を出来るようになる必要があるかというと、品詞分解をできるようになれば、即ち古文の「直訳」もできるようになるため、古文が大まかに読めるようになります。
古文は全部が全部完璧に読める必要はありません。というよりは、大学受験に臨むレベルの素人が、今でも学者間で対立のある古文を完璧に読むなんて到底不可能です。
そのため、大まかに内容を理解し、時には注釈もしっかりと利用しながら読み進めていきます。
そのために品詞分解は不可欠なのです。
古文常識を身に付けよう!
最後の柱は、古文常識です。
今までの全ての柱を完璧にしても、古文常識がなければ文章の全容を理解することは難しいです。
というよりも、現代と古文の中の世界では、常識が違うため、理解することに時間がかかります。
そのため、「古文の時代の世界の常識はこうなんだな」と先に知っておくことが大事です。
古文を読みながらこの知識を得ていくことももちろん大切ですが、先に知っておくと便利です。
身分や生活様式など、古文常識は多岐に渡ります。
前述した古文単語315には古文常識のページがありますので、気になる方は一度目を通してみて下さい!
おわりに
いかがだったでしょうか。今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てたなら幸いです。
また、今回の記事を読んで、少しでも武田塾に興味を持って下さった方へ、
武田塾羽生校では、無料受験相談(カウンセリング)を実施しています。武田塾の基本的な考え方としまして、
「授業は無駄が多く成績を伸ばすには非効率」と考えています。
例えば、プロ野球選手が未経験の人に変化球の投げ方を教えます。生徒はノートをとっています。1時間後、未経験人は変化球を投げることは出来ますか?
出来ないですよね!!
何故か?
自分で練習していないからです。
受験勉強も全く同じです。
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授業を受けても成績は上がりません。
自分で勉強しないと成績は十中八九上がりません!!
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武田塾は「授業」をしません。
その代わりに、
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