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今回は「農学部」についてお話ししていきます。
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農学部ってどんなところ？
「農学部」というワードを聞いたときにどのようなものをイメージしますか？
私の周りには、「農業を学んでたいていの人は農家になる学部」というイメージを持っている人が多くいました。
農家になる人もいないことはないですが、農学部での研究分野はもっともっと広範囲にわたります。
具体的には、
農学、園芸学、畜産学、農芸化学、農業工学、農業経済学、国際地域開発学（拓殖学）、林学、造園学、獣医学、醸造学、昆虫学、生物学などの幅広い分野の教育・研究が行われています。
土や、木、動物と触れ合ったりする分野もあれば、
動物の遺伝子や食品の分子構造などを解析する分野もあります。
また農業経済学のような分野では、
経済学部と同じようにミクロ・マクロ経済学や統計、マーケティングなどを学習します。
また、「農学部」という名前でなくても研究内容は同じような学部がある
ので、様々なワードで調べてみることをお勧めします。
農学部に入るためには？
農学部は入試段階では理系に分類されますので、農学部を志望する学生は文理選択では理系を選ぶようにしましょう。
国立大学では、九州大学をはじめとする旧帝大では数学は数Ⅲまでが必須となっています。地方国公立は基本的に数宇ⅠAⅡBのみで受験可能です。
一方、理科は共通テストでは2科目、個別試験では旧帝大では2科目、地方国公立では1科目または課されない場合があります。
私立大学では数Ⅲは必要でない場合もあり、理科も１科目または選択しなくてもよい場合があります。
これらは大学によって全く異なるので、志望大学の入試要項をよく読んでください。
ここで注意してほしいのが、入試で必要ないので勉強しなくてよい、というわけではありません。
大学に入学した後も数Ⅲや化学・物理・生物を用いた授業があります。
しっかりまんべんなく勉強しておかないと、大学で大変な思いをするでしょう。
ちなみに、まだ理系科目を選択していない人はどれを選べばよいか迷っているかもしれません。
高校によって違うかと思いますが、たいていの人は化学が必修で、物理と生物が選択科目の場合が多いのではないのでしょうか。
農学部というと生物系のイメージが強いかと思いますが、物理選択で生物基礎のみしか勉強していない人も数多くいます。
大学で受ける授業は物理よりも生物に関連しているものが大半なので、物理選択者の人は苦労している印象があります。
しかし、そのような状況を踏まえた上でお勧めしたいのは物理です。
（ちなみに私は生物選択でした）
なぜかというと、入試科目において「生物」が必須な学部は場合はほとんどなく(一部除く)、一方工学部などでは「物理」が必須であることが多いからです。
つまり、生物を選んでしまうと受験できる学部が限られてしまうということです・
実際に私も受験生の時に、気になった学部がことごとく物理必須で泣く泣く諦めた経験があります。
「物理が苦手だから」という安易な理由で生物を選んだことをとても後悔しました(笑)
なのでまだ決めていない人がいれば「物理」をお勧めします！
農学部がある大学は？
「農学部」という名前がついている学部を持つ大学は案外少ないです。
国公立であれば、北海道大学、岩手大学、東北大学、山形大学、茨城大学、宇都宮大学、東京大学、東京農工大学、新潟大学、信州大学、静岡大学、名古屋大学、京都大学、神戸大学、鳥取大学、岡山大学、山口大学、
香川大学、愛媛大学、九州大学、佐賀大学、宮崎大学、鹿児島大学、琉球大学
の２４校、
私立であれば、玉川大学、東京農業大学、明治大学、名城大学、龍谷大学、近畿大学、吉備国際大学、東海大学、摂南大学
のたったの９校になります。
しかし、「農学部」という名前でなくても研究内容は同じような学部があります。
また、気になる分野があれば、大学のホームページをのぞいて研究室の情報を確認してみてください。
せっかく志望大学に進んだものの、自分が研究したいテーマを扱っている研究室がないパターンもあるので要注意です。
また、同じ農学部でも、分野によって就職先の業界も大きく変わるので、将来も見据えつつ、
また、たくさん情報を比較して、後悔のない大学・学部選びを行いましょう！！
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