青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル２Fの武田塾八戸校です。
昨日に引き続き、今回も過去問を扱いましょう。
今回は京都大学に合格した、武田塾教務高田先生の実際の使い方を紹介します。
自分の勉強にも使えるな、という部分は参考にしてみましょう。
高田先生の実体験談
文転の時にも紹介していますが、高田先生は京都大学を合格されています。
高田先生の当時の過去問の使い方を教えていただきましょう。
ルート終わっても点数が取れない
高田先生は英語を苦手とされていたそうです。
京都大学の2次試験の英語は150点。
夏の段階では 45/150 で E判定。
ルート内の参考書を終えていたもののこの点数でした。
過去問を始めた時にも出来ない状態が続いていました。
違う大学の過去問に手を出す
そこで高田先生が考えたのが、「違う大学の過去問を解いてみる」でした。
取り組んだのは「大阪大学」。
特に1⃣の和訳を10年分解いて練習されました。
京都大学も大阪大学も英作文の問題が出題されるのですが、大阪大学の方がどちらかというと典型的な構文を使っているので参考書の勉強でばっちり対応可能というのが大阪大学に取り組んだ理由です。
そこから京都大学の過去問にリベンジしたところうまくいったそうです。
ちなみに京都大学の本試験では 75/150 まで上がったそうです。
あらためて京大過去問に手を出す
京都大学の過去問に移った後、あることに気付きます。
それは
「システム英単語」の見出し語以外が結構出ていた
ということでした。
そこで、戦略を立て
① 派生語を覚える
② リンガメタリカを使って語数強化
に取り組まれています。
これまでに過去問の取り組み方で紹介してきた通り、実際に解いてみて弱点を把握、それに向けてやることを見つけ出す、という流れを実践されていますね。
また、「大阪大学」での練習を挟んだことで京都大学に臨める力がついたと思われたそうです。
数学の対策方法
続いて数学への対策です。
まずは出る問題を確認、そこから対策方法を考える
京都大学の文系数学は大問が5題あります。
その問題中、完答は1・2問を目指します。
そこでまずしたことは、
どんな問題が出題されているかを調べる
でした。
その結果、
整数／確率／ベクトル／数列／図形
が良く出題されることが判明します。
それがわかれば後は対策するのみ。
使った教材は『文系プラチカ』で、よく出る分野を対策されています。
集中的に対策する方法を取り入れたことでうまく対応が出来るようになったとお話されています。
結果、本番では9割の正答率を達成。
合格に大きく貢献していますね。
過去問が解けるだけではなく、本番に活きる使い方を
高田先生の使い方からもわかるように、過去問は自分がどこまで対応できるかを確認することに使えます。
弱点を把握し、どういう対策を取ればそれが出来るようになるか、をいつでも意識しましょう。
自分にはまだ厳しいと思った時には似た傾向のその時点で対応できそうな大学の問題に挑んでみることも必要。
出やすい問題を研究し、難しい参考書で集中対策をするという、その後の戦略建てにも役立てることができます。
決してやりっぱなしにしないこと、そして解くことのみが目的になることを防ぐことが大切そうです。
おわりに
過去問に限りませんが、参考書を含めた教材は使い方によってその効果が大きく変わってきます。
実際にどうやって使っているのかを知ることでそれを自分の方法論に応用することも可能です。
全てを真似する必要はないですが、参考にできる部分を自分の勉強にも取り入れ、本番での得点力向上を目指しましょう。
こちらの動画もご参考に
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