青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
過去問演習を始めた時に起こる数々の疑問。
自分のやり方は正しいのかと疑心暗鬼に陥ってしまうこともあるかもしれません。
そこで、よくある7つの疑問を取り上げ、それぞれに関しての考え方を紹介していきます。
過去問演習で浮かぶよくある疑問
さっそく一つずつ確認していきましょう。
① 週に何年分解けばいいの?
A:新しい問題に関しては週で1年分。
多くても2年分で十分。
過去問を解く上での大切な目的の一つは『課題発見』です。
そこで見つけることができた課題に対して、参考書で復習したり、知識を追加したりしなくてはなりません。
つまり、過去問を解いたら終わりではなく、その続きがあるのです。
1週間で何年分も取り組むと、ただの実力試しとなってしまい、その後のメンテナンスが出来ません。
つまり、強化しなければいけないところがそのままになってしまいますね。
何年か分か進んだら、新しいもの1年分+解きなおし1年分 としても良いでしょう。
見つかる課題が減ってきたら新しいもの2年としてもいいですが、本当に過去問しかやることがない時以外であればあまりお勧めできる方法ではありません。
② 全部で何年分解くべき?
A:安定して合格点を取れるようになるまで
目安としてはとりあえずは赤本1冊分となるでしょう。
最新年度版をやってみて、足りなければ追加するとよいです。
赤本は大学によって2年から7年分と掲載数が異なるため、大学によっても方法が変わるでしょう。
私立大学であれば、傾向が似ている他学部や他大学に挑戦してみる方法もあります。
③ 解きなおしは必要?
A:しないとダメです。
先にも書いた通り、課題を発見した後、参考書で課題を潰す作業に取り組みます。
その後にその課題部分を克服できたかを確認する時に解きなおしするとよいでしょう。
この時必要なのは点数が上がったかどうかの確認ではありません。
対策した部分が出来るようになっていたかどうかです。
例えば、
英作文が書けるようになった。
確率の問題の流れをつかめるようになった。
など、課題として取り組んだ部分がどう変わったかをしっかり確認してください。
挑めるレベルに達している時には、当日の解き直しも可です。
④ 解いた後の復習はどうする?
A:自分の力で解けるようにする
点数が上がるよりも自分で論理だてて解けるようになるための復習が大切です。
極端にいうと、同じ問題であれば暗記さえしてしまえば点数はUPします。
出来なかった箇所の理由を分析し、その課題部分を潰すということが何よりも大切。
どの課題をどういう順番で潰すかの計画を立て、参考書に戻る必要があるのか、過去問の復習だけでも大丈夫なのかまでの戦略建てをしましょう。
まだまだこんな疑問もあるようです。
後半に入ります。
⑤ 国公立第一志望の過去問を終えたらどうすればいい?
A:科目によって方法を変えましょう。
文系科目であればより古い問題を入手する方法もあります。
理系科目は旧課程と新課程で異なるため、注意が必要な部分も出てきます。
その他取り組めるものとしては、
「○○大学25年」シリーズがある時にはこのシリーズを
似た傾向や同じくらいの偏差値の大学の問題に取り組む
全国大学入試問題正解(通称電話帳)の中から問題をピックアップして
などが考えられます。
受ける大学の候補が2つくらいある時には両方取り組んでおいてもいいですが、あまり多くなりすぎると大変ですので、そこは注意しましょう。
⑥ 採点はどうする?
私立では配点が乗っていない。
国公立では記述の採点が難しい。
という問題が起こります。
まず配点ですが、満点を全問題数で割るとおおよその配点は確認できます。
この時、文法に比べ長文の方が配点が高めになることを意識するとよいでしょう。
正確ではないかもしれませんが、おおよその配点はつかめると思います。
国公立の記述ですが、これは難しい問題です。
そもそも採点基準は大学によるので、正確な基準は分かりにくいです。
ただし、どこで減点が起こるかという一般的なものは存在していると言えるでしょう。
参考書の中にも記述の減点ポイントを示しているものもありますので、そういうものを参考にしましょう。
また、近くに見てくれる人がいる時には見てもらえるといいですね。
⑦ 目標点の設定方法は?
A:合格最低点+5~10%くらいが妥当です
点数はその年の問題の平均点や自分が取りやすい問題があるかどうかでも変わります。
その中でギリギリ合格最低点の少し上を目指しましょう。
・運で左右されてしまう
・点数調整が行われる場合がある
などがあっても合格に届くようにするためです。
特に得点調整は実際に試験が行われるまで全く分からず、その場合には素点ではなく、調整後の得点がカギになりますので不確実要素になってしまいます。
解いた問題の中でどの問題なら取れそうかを割り出し、解けそうな問題は解ききるようにしましょう。
取れると思った問題を確実に取り切れる力が重要になります。
また、たとえ8割取れたとしても、その落とした2割の中に基礎の問題がないかどうかも気にかけてください。
複数科目ある時には総合点が大切ですので、科目間の得手不得手等も考慮し、どの科目で他の科目の穴埋めをするかも戦略として組み立てることができるといいですね。
おわりに
過去問で合格点に届いていたから大丈夫、というだけの使い方はしないようにしましょう。
確かに、そこも大切な部分ですが、毎年問題は変わります。
ある年では取れたけど、違う年ではダメだったということも起こり得ますので、取れていない部分を克服するという気持ちを常に持ち続け過去問に挑みましょう。
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