青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
今回は参考書紹介です。
理科科目では物理・化学と進めてきましたが、3科目目は生物です。
物理・化学に比べると毎年受験科目として選択する人は少なめですが、「化学」「生物」の選択は聞くことのある組み合わせですし、生物利用する人は是非参考にしてみてください。
また、生物は参考書の数自体が少ないと言われます。
その中で基礎学習~難関大対策にまで対応できる参考書を紹介しましょう。
生物学習におススメの講義系参考書
理系科目ではお馴染みとなった講義系参考書+問題集系参考書を組み合わせて使うパターンになりますね。
まずは講義系から見ていきましょう。
2種類紹介します。
山川喜輝の 面白いほどわかる本
「生物基礎」「生物」の2冊です。
他の科目にもある「面白いほどわかる本」シリーズの生物版ですね。
生物は共通テストレベルだけでなく、一般入試へ向けても利用できる広い範囲で充実した内容です。
通常は講義系と「知識暗記系」の参考書を併用することが多いのですが、この本ではうまく使えば暗記系の参考書なしで用語の習得まで可能になっているという特徴があります。
講義部分をしっかり読み、赤字の語句を覚えていく、そして生物基礎の方では確認として「チェックしよう!」の部分を使うなどの工夫をし知識を増やしていきましょう。
また、各単元には何問かずつ問題も用意されています。
解説は直後にありますが、解説に目を通す前に自力で挑戦してみてください。
生物を0から始めても進められる本ですので、生物の講義系参考書をどれにしようか迷っているみなさんにもお勧めできる1冊です。
大森徹の最強講義 117講 生物
最強と銘打っているだけあって難しめです。
そして見た目が分厚いです。
化学に「新研究」という参考書がありますが、それと同じレベルでの使い方というとわかりやすいでしょうか。
はじめに、の部分では1回で1講丁寧に読んでほしいとの言がありますが、全117講、毎日1講でも約4ヶ月かかる計算になります。
早いうちに始める場合には前講読破、他の参考書を進めた上での仕上げ段階の時には、問題集版と併用して理解できていない部分の確認をする、のように目的に応じて使い分けるといいですね。
この1冊の内容を完璧にできれば、ほとんどどこの大学でも通用する知識の習得となるのではないでしょうか、といえるほどの深い内容です。
上記2冊以外の講義系参考書
上記2種類以外でも、理科4科目にわたってシリーズとして出されている講義系参考書がありますので、紹介しておきます。
実際に見てみて自分に合うと感じた時には使ってみてもいいと思います。
・『理解しやすい生物』
・『これでわかる生物』
・『田辺の生物基礎をはじめからていねいに』(はじめからていねいにシリーズ)
これらは生物以外の科目においても手に入れることが可能です。
理科2科目両方ともに同じシリーズでそろえることも可能ですが、できれば科目ごとに複数冊を比べてみて、シリーズにこだわらず使いやすいものを選ぶようにしましょう。
最初に取り組むとよい暗記系問題集
問題集系の参考書のうち、まずは用語暗記にも重点を置いている暗記系問題集とでもいえる参考書を2種類紹介します。
必修整理ノート
練習問題も用意はされていますが、どちらかというと穴埋めによる用語暗記メインととらえるとよいと思います。
生物の問題は用語を覚えただけでは対応できないことも多いです。
とはいえ、まったく用語を知らない状態で問題演習に臨んでも???になるだけです。
ということで、講義系の参考書を手元に置きながら、基本となる用語をインプットし、練習問題や定期テスト対策問題の部分に取り組むとよいでしょう。
その後で演習系の問題集に進むという流れが自然だと思います。
あくまでも最初に取り組む、基礎知識のインプットを目的とした使い方になるでしょう。
リードLight ノート
理科の他科目でも使用されているリードLightノート。
生物版も細かな題名の付けられ方は違っていますが、大きな流れは他の科目と同じとなっています。
まずは穴埋め問題を解きながら全体像をつかむまとめページ、
その後に用語check。
最後に問題演習。
の流れで学習を進めていきます。
基礎の網羅性が高く、安定した内容で使いやすいのではないでしょうか。
生物基礎では大問数145、生物では266となっており、演習問題の数もしっかりとってあります。
インプットして直後にアウトプットで確認する、の繰り返しで力を付けましょう。
問題演習系参考書
まとめや暗記のページを取らず、問題演習中心で取り組む参考書を3種類4冊紹介します。
生物問題集 合格177問
入試過去問から大問で177問の演習が可能です。
基礎レベルから地方国公立、MARCHレベルまで対応可能でしょう。
この本のすごさは「データ分析」力。
200以上の大学の問題を分析してデータ化しています。
そして99%以上が教科書範囲内から出題されているというところも意識し、入試出題頻度が高い問題を中心に集められています。
各問題には「類題出題校」が掲載されており、どのような大学で扱われる問題内容であるかもチェックすることが可能です。
例えば、「ミツバチダンス」はセンターを含む34大学で出題されているようで、出題率が高い問題であることがわかります。
先の講義本では紹介しませんでしたが、「生物合格77講【完全版】」という講義系参考書も出版されており、各問題にそちらの本のどこが対応しているかが記載されていますので、両方を並行して使うのも良いですね。
解説も詳しく、問題演習の1冊目として使える参考書です。
精講シリーズ
もう説明するまででもない理系のお馴染み問題集です。
「基礎問題精講」「標準問題精講」の2冊に取り組むとよいです。
数学の「基礎問題精講」と違い、本当の意味での1冊目として使うと少し難易度が高すぎるため、暗記系で紹介した2冊のうちどちらかに先に取り組んでからの方がやりやすく感じられると思います。
他の科目同様、解説は別冊ではなく問題の直後にある形式です。
1問解いた後、「精講」「解説」の部分で理解を深めましょう。
「標準問題精講」ですが、標準とはいえ難易度高めです。
難関大を目指す場合で基礎問や重要問題集などを終わらせた後の演習数を稼ぎたいときに使うとよいです。
標準の名前に引っ張られて使う順番を間違うと大変な思いをすることになりますので注意が必要です。
大森徹の最強問題集生物 159問
「最強講義117講」の準拠問題集です。
重要度が★から★★★に分けられており、まずは★★★から取り組むという使い方もできそうです。
各問題番号には「講義」の何講を読めばいいかが書かれています。
また解説では講義の何ページを参照すればよいかまで記載されており、この問題集に取り組む際には「講義」を手元に用意しておくこと必須になりそうです。
難易度高めの論述問題も用意されていますので、幅広い問題対応力が付けられそうです。
おわりに
生物は理科科目の中ではどちらかというと暗記分野が多くなる科目です。
まずは基礎用語をしっかりと頭に入れ、その後に問題演習量を増やすという順番で進めましょう。
受験者は多くないですが、センター試験時代は平均点は安定して高めの傾向でした。
必ずしもこの傾向が続くとは限りませんが、しっかり勉強すれば得点につながると信じ、勉強を継続していきましょう。
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