青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
参考書紹介を続けましょう。
理科科目より物理。
共通テストでは写真に慣れることも必要となりそうですので、物理では使用頻度が少ないと言われている資料集の使用も意識できるといいですね。
物理学習におススメの講義系参考書
全体像をつかむため、また授業を受けるように詳しい内容を学ぶための講義系参考書を3シリーズ紹介します。
橋本のはじめからていねいに シリーズ
「物理基礎」「電磁気編」「熱・波動・原子編」「力学編」の4冊構成です。
初学者には最も取り組みやすい講義本ではないでしょうか。
物理が苦手、どうしてもとっかかりづらいという人はこの本から始めるのがお勧めです。
それぞれ、STEP1⇒STEP2⇒STEP3と覚えておくべきことを学習し、その後に問題演習に取り組むという形をとっています。
決まった手順で解く時にはその手順が示してあり、解答の解説部分にどの手順を使うかの記載がありますので、復習する際に見やすい形になっています。
「物理はイメージだ」の先生の言葉通り、イラストが多く使われていますので、視覚的なチェックも怠らないようにしましょう。
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本 シリーズ
「力学・熱力学編」「波動・原子編」「電磁気編」の3冊です。
各章にstory がいくつか設けられ、一つのstoryで一つの学習事項の解説があります。
ポイントがまとめてありますので、その点は必ず押さえながら進みましょう。
そして、チェック問題にて学習内容を確認し、章の最後にはまとめによって全体の復習をすることになります。
3冊ともに構成が同じですので、単元が進むうちに勉強のペースはつかめてくると思います。
この3冊はあくまでも概要をつかむためのもの、もちろん問題集系の並行学習は必須です。
以下には漆原先生の著作のみで進める場合の問題集も紹介します。
ひとりで学べる 秘伝の物理講義 シリーズ
「力学・波動」「電磁気・熱・原子」の2冊が出版されています。
独学するには大変使いやすいシリーズとなっています。
これらは後で紹介する問題集系の「秘伝の物理問題集」「秘伝の物理問題集High」とともに使うことでさらに効果増です。
両者を合わせ、演習用の方で使い方を解説します。
演習用参考書
理数系科目は講義系参考書と問題演習用参考書を併用し、問題演習の量をこなすことも必要です。
主な問題集系参考書をご紹介します。
漆原の物理 物理基礎・物理
「明解解法講座」「最強の99題」の2冊があります。
明解解法講座は問題集と講義系参考書の中間という感じのようにも感じます。
問題ばかりの参考書ではありません。
各単元のはじめ数ページを使って解法の解説、その後に続けて出題パターンとして問題が数台出され、それを解いていきます。
解答は別冊ではありません。
問題の直後に詳しい解説付きです。
また、すでに共通テスト対応版となっており、特集として「共通テストへの+α」というコーナーが設けられています。
最強の99題は、書名の通り99題の問題が掲載されています。
ただし、各単元の最初には解法checkの問題がそれぞれ用意されており、その後に重要問題が99題ですので、実質問題数は100を超えています。
漆原先生の解法を使えるように「まずは漆原の解法を理解しよう」というコーナーがありますので、そこでまず解法理解を目指してください。
解答解説は別冊。
解説が詳しく、イラストも見やすいです。
また、複色刷りになっていますので、重要部分のイメージがとらえられやすいのもいいですね。
秘伝の物理問題集
講義系参考書で紹介した「秘伝の物理講義」の問題集版です。
「秘伝の物理問題集」と「秘伝の物理問題集High」の2冊があります。
秘伝の物理の方は難易度が5段階、Highの方は難易度10段階で表示されています。
まず、秘伝の物理についてですが、繰り返しになりますが、講義の方と一緒に使うとよいでしょう。
問題集にも別冊の解答解説はついています。
しかもこれが問題編の2倍以上のページ数となっており、かなり充実しています。
もしその解答解説を読んでもピンとこない時には、問題番号の隣についている学習内容を確認しましょう。
そしてそれを講義の方の索引で調べると細かい説明にあたることが出来ます。
例えば、問題の「音源が動くドップラー効果」は講義の「音源が動くドップラー効果」と対応しており、完全に同じではない場合ももちろんありますが、同じキーワードを探すことで対応ヶ所はすぐにわかります。
さらに、この本にはもう一つの特徴があります。
これまで、古典や日本史の参考書でも出始めていた「動画」ですが、この秘伝の物理でも利用可能です。
QRコードで、You Tube の動画にとべるようになっています。
ちなみに、QRコードがなくてもYou Tube の検索から動画は見られるみたいですね。
Highの方ですが、より入試向けの問題がそろえてあるという感じでしょうか。
最終章には難関大学対策問題も用意されています。
4冊全冊そろえ、物理の独学に挑戦してみてもいいのではないでしょうか。
物理のエッセンス
物理の問題集紹介をチェックするとよく紹介されている問題集です。
2冊構成。
「力学・波動」と「熱・電磁気・原子」です。
エッセンスの使い方ページには、以下に挙げる「良問の風」「名門の森」についても触れられており、まとまったシリーズとして使うことが可能となっています。
武田塾ルートでも「エッセンス」と「良問の風」は平行学習、その後難関大向けに「名門の森」を取り入れる形がとられています。
さて、この「エッセンス」は解答解説が別冊になっています。
まずはその分野における重要事項を簡単にまとめ ⇒ 例題 ⇒ 問題演習
が大きな流れです。
「ちょっと一言」や「Miss」「High」など+αの情報もちりばめられており、気を付ける点を意識しながら進めることができるようなっています。
例題を除くと「力学・波動」が184題、「熱・電磁気・原子」で168題の演習が可能です。
良問の風
演習系問題集で、全分野で1冊です。
頻出・標準の入試問題が集まった問題集となっていて、問題の前の重要事項まとめがほとんどないいわゆる問題集です。
全148題に加え、最後には論述問題も46題扱っています。
特徴があるのが解答で、問題と同じ冊子に答えのみ、そして別冊で解説付きです。
答え合わせがスムーズに運べる形式となっています。
名門の森
難問が集まった問題集で、「力学・熱・波動Ⅰ」「波動Ⅱ・電磁気・原子」の2冊構成です。
別冊回答はなし。
問題の直後に詳しめに解説付きとなっています。
Point & Hint と LECTURE により全問題が進められています。
問題集という位置づけですが、解説は講義系を目指しているような感じです。
そして一番最後に Q として同系統の問題が1題付随しています。
どちらもQを含めると150題ほどの問題数となるでしょうか。
主な組み合わせ方
講義系と問題集の組み合わせを3パターン紹介します。
自分のレベル・参考書との相性を考え選ぶようにしましょう。
エッセンス使用
講義系に「面白いほどわかる本」を使用。
問題集系として「エッセンス」「良問の風」「名門の森」を使用します。
漆原先生使用
講義系は「面白いほどわかる本」
問題集としては「明解解法講座」「最強の99題」を使用するパターンです。
秘伝の物理使用
講義系・問題集ともに「秘伝の物理」を使用。
おわりに
物理は大きく5分野に分かれています。
各分野の分量はもちろん異なっていますが、特定の分野だけ勉強することのないように気を付け、優先順位を付けた上で学習に取り組みましょう。
こちらの動画もご参考に
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