青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
久しぶりの共通テスト特徴シリーズ、ついに理科最後の科目です。
最終科目は地学。
試行テストでは受検者数が最も少なかったこの科目。
正答率等に関してはデータが十分とは言えませんが、問題内容等を確認してほしいと思います。
※比較にはセンター試験2020年度 および共通テスト試行テスト平成30年度・29年度を使用しています。
共通テスト試行問題紹介部分は 29年度/30年度 の順です。
センター試験と共通テストの比較 地学編
大問構成と配点
大問数・小問数から確認します。
大問数
センター試験 6題 (5・6は選択のため、解答は5題)
共通テスト試行 5題/5題
センター試験には選択問題がありましたが、試行テストでは全問必答となっています。
小問数
センター試験 30問 共通テスト試行 28問/28問
小問数に関しては大きな変更はなさそうです。
ページ数
センター試験 35P 共通テスト試行 34P/31P
問題掲載部分のみの比較です。
ここにもそこまで大きな変更はないようです。
試験時間
社会科目の時からお伝えしている通り、社会科・理科科目に関しては試験時間の変更がありません。
理科は 1科目選択 60分/ 2科目選択 130分
となっています。
1科目 60分
の解答時間です。
試行問題の特徴
さて、ここから問題分析に入りますが、傾向としては次の2つが挙げられます。
・リード文が長くなる
・実験/研究系の問題増加
他の科目に比べると、一番センター試験の傾向に近かったといえるでしょうか。
会話文が入り込んだ問題もあることはあるのですが、他の科目に比べると少ないです。
29年・30年ともに実験・研究記録を基にした問題が出題されており、この傾向に関しては本試験でも踏襲されていくのではないでしょうか。
トータルの分量としてはそこまで多くなった印象ではありませんが、問題で与えられる情報量が増えることにより難易度が少し上がっているようです。
勘違いしやすい問題が増え、成績優秀な生徒が間違えやすい問題も出題されています。
実験・観察・生活関連系問題について
物理では正答率の下がったこの分野の問題ですが、地学では正答率が下がったという結果は出ませんでした。
例えば試行テストでは、「実際に地層の観察をしにいった」という内容の問題が出題されました。
この問題の正答率は低くなったというほどではなかったようです。
理由として、一つは地学受験者は実験系問題に慣れていた、また「地理」科目との連動性によって解くことができたなどが考えられます。
共通テストの対策
それでは、対策はどのようにすればよいでしょうか。
教科書の内容がまずは第一です。
それに資料集を加え、図表や写真に慣れておきましょう。
そして、他科目であれば共通テスト対策問題集のほうがいいところですが、地学ではセンター試験の過去問もよい教材になるでしょう。
地学は理科4科目の中で受験者数が一番少なく、平均点も低めというのがこれまでのセンター試験では顕著でした。
共通テストで利用することを考えている人は、しっかりとした対策をとって受験に臨みましょう。
おわりに
物理・化学がどうしても中心になっているため、参考書自体も少なくなってしまっている地学ですが、全くないわけではありません。
基礎的なものを使った後の問題演習としてはセンター試験の過去問も十分に使えます。
問題傾向に対しては慣れておくことは必要です。
センター試験過去問だけではなく、必ず共通テスト対策の問題集にも取り組んで対策を徹底しましょう。
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