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【英語4技能】TEAPについて 上智大学ではTEAP利用型入試も!

青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。

八戸市中心街、VIANOVAビル2F武田塾八戸校です。

昨年末に大学入試への英語4技能試験導入見送りが発表されました。

ですが、各種英語試験が大学入試で使えなくなったかというとそうではありません。

出願資格やみなし得点などの違いはありますが、利用すること自体は可能な大学も多数あります。

この6月は、延期になった英検の試験実施、またTEAP CBTの試験実施、TEAPの出願締め切りなどが相次ぎます。

その中から、まだあまり聞き馴染みのないかもしれないTEAPについて取り上げてみます。

TEAP/TEAP CBT とは

TEAP(ティープ)とは、Test of English for Academic Purposesの略で、上智大学と日本英語検定協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力をより正確に測定するテストです。

主な受験生

もともと大学入試での利用を考えて作成されているため、受験は高校生、特に高校2年生・3年生が多くなります。

ある高校の先生のブログでは、受けに行った際200人ほどの中で大人は1人だったと書かれてありました。

利用目的がはっきりと大学受験であることから、英検等に比べると大人の受験生は少ないようです。

CBTとは?

computer based test の略で、パソコンを用いた試験です。

紙の解答用紙はなく、すべてコンピュータ入力により解答します。

writing の試験もキーボードで英文を入力することになりますので、ここに慣れていないと少し時間がかかってしまうことが考えられます。

speaking は録音方式です。

通常版とCBT どちらがいいか?

実は、通常のTEAPとTEAP CBTは問題構成が異なっています。

構成だけでなく、最高得点も400点と800点で違いがあります。

ここは英検との大きな違いですね。

英検は通常版とCBTとで問題構成や点数も全く同じく作成されています。

どちらがいいか、についてですが、ポイントはいくつかありますが、特に気を付けてほしいのは次の2点です。

①コンピュータ入力に慣れているか

②受ける大学ではどちらのスコア利用が可能か

②については、例えば明治大学や中央大学ではCBTスコアの使用を認めていません

そのような場合には通常の試験を受けなくてはならなくなります。

なお、TEAPに関してはリーディングとリスニングの2技能試験のみの受験も可能です。

TEAP テストの特徴

TEAP/TEAP CBTそれぞれについてご紹介します。

まずは全体像から。

問題数と配点

TEAP

リーディング 70分 60問  リスニング 約50分 50問  ライティング 70分 2問  スピーキング 約10分 4問

TEAP CBT

リーディング 80分 50問  リスニング 約40分 36問  ライティング 50分 5問  スピーキング 約30分 8問

全体の時間は一緒ですが、各技能ごとの時間や問題数にはばらつきがあります。

writing ですが、TEAPの方は70分の中に課題文を読む時間が含まれます。

意外と長いので、読むスピードによっては書くための時間が短くなってしまうという可能性があります。

最高得点は先にも挙げた通り、

TEAP 400点  TEAP CBT 800点

となっています。

問題内容は?

細かな出題形式は以下でご確認ください。

TEAP 出題内容

TEAP CBT 出題内容

ここでは、問題の内容について触れてみます。

語彙レベルに関しては英検で言うと準2級から準1級程度。

問題としては、全体を通してアカデミックな内容が多いといえます。

例えばリーディング

英文ではなく、グラフや表の内容を読み取り、そこから分かる内容を正確に表している英文を選ぶという問題が出題されます。

これは、英検・TOEICで見る機会のない問題です。

長文に関しても、文献読み取りが出題範囲とされており、学問を志す人のための英語という色が濃く見えています。

そしてリスニング

会話の内容が大学生の実生活を基に作成されている部分があります。

講義に関してや就職・留学など、身近に起こりえる状況が非常に多い作問となっているようです。

TEAPを受けるのは有利なのか?

TEAPに限らずですが、英語4技能試験を入試に使おうと思ったら、まずは自分が受けようと思っている大学の受験タイプを確認するところから始めて下さい。

そして、受けようと思う大学の中に4技能試験を使える大学がどれだけあるかによって受験するかどうかを判断してほしいと思います。

人によってはTEAPよりも共通テストの英語の方が点数が取れるという場合もあると思います。

アクセントや文法問題がなくなる分、長文読解が得意な人にとっては共通テストの方が解きやすい感覚を持つこともあるでしょう。

英語4技能試験を受ける以上、ライティングやスピーキングを含め、その対策はしなくてはなりません。

その対策期間、英語の勉強はそれまでの流れを断ち切る必要性も出てくる可能性があります。

そういうことまでを総合的に考えて結論を出しましょう。

勉強する内容はもちろん英語なので、一般入試や共通テストの対策の一部になることは間違いないです。

ただし、普段英語の勉強をしているからといってそれが4技能試験のスコアにつながるかと言ったらそうではありません。

やはりそれぞれの試験に向けた対策が必須となります。

英語力を高めるため4技能試験を使う、英語力の確認に4技能試験を使う。

受験生でなければこの方法には賛成できますが、受験生という限られた時間を送る中では若干慎重になり、いくつかの要素を合わせた上で考えたほうがいいかもしれません。

という訳で、TEAP/TEAP CBTに関しては全員が絶対に受けなくてはいけない試験、という訳ではないかもしれません。

自分の入試タイプに合っているかどうかを判断の上、受験を考えましょう。

おわりに

全員が絶対に受ける必要はない、と否定的なように聞こえるかもしれませんが、私は4技能試験を受けること自体には賛成です。

むしろ、複数の試験を平行して学習し、受験しながら英語の総合力を高める方法を伝えていたことさえあります。

ですが、大学受験に向けては時間との戦いとなります。

1時間、2時間でも貴重なこの時期に、資格試験のみの勉強時間が取れるか、ということを何よりも考えてほしいです。

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