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科目別参考書紹介 第3回 英語長文 難易度・語数を徐々に上げて

青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。

八戸市中心街、VIANOVAビル2F武田塾八戸校です。

参考書紹介シリーズ第3回。

今回は英文長文に関しての参考書です。

長文はシリーズで難易度ごとに数種類が出版されるケースが多くなってきています。

武田塾のルートにも入っているいくつかのシリーズをご紹介しましょう。

いきなり難易度を上げるより、自分に合ったレベルから

「九九を知らない子が方程式の問題を解くうちに掛け算のコツを覚えた」

という話を聞いたことがありますか?

これを無理やり語学に直してみると

「New York Times」を読み続けていたら文法がある程度理解できた。

とでもなりましょうか。(ちょっと無理ありますかね)

大量に英文を読み続けているうちに構造理解をしてしまう、ということは実際にあるかもしれません。

ですが、受験には戦略をもって臨みましょう

長文で言えばそれは自分に合ったレベルの文章から読み始め、次のレベルに上げていく、というものです。

一つのシリーズをやり込むのもよし、いつくかのシリーズをまたぐのもよし、一歩ずつ階段を登りましょう。

ということで、長文参考書を今回は4種類ご紹介します。

入試長文の傾向と参考書の使い方

この後紹介する参考書のシリーズでは、難易度を語彙数で分けているものもあります。

最近の入試問題の語彙数を参考までにご紹介しましょう。

大学によって語彙数は様々

1題で使われる語数が一番多い大学を知っていますか?

それは東京工業大学です。

その語数2081語。(2019年度入試)

なんと2000語を超えています。

次が一橋大学。語数は1985語。(2019年度入試)

そして慶應大学文学部1868語(2019年度入試)と続きます。

1000語を超えると長いイメージがあり、出題大学もそれほど多くない中で、この3大学は群を抜いています。

早稲田やMARCH、国公立上位校といわれる大学では1000語を超える学部も出てきますが、1題の語彙総数で全体で多くみられるのは300~800語前後でしょうか。

ちなみに、東京大学・京都大学では1000語を超えていません。(問題の性質上)

参考書のレベル分けを数字で見るときには自分が受けようとする大学の語彙数を調べてみるのも効果ありです。

なお、文の題材や設問設定も違いますので、一概に長いから難しいとも限らないという点は注意です。

要約問題には手を付けるべきか

以下に紹介する参考書の中には要約練習があるものもあります。

この要約練習に取り組むか飛ばすか迷うこともあるかもしれません。

2019年度入試では、東京大学・兵庫県立大学・早稲田大学国際教養学部などごく一部の大学学部でしか全文要約の問題は出題されていません。

そのため、あまり必要がないと思う皆さんもいるかもしれませんね。

ですが、この要約は必ず練習しましょう。

理由は次の通りです。

①多くの設問で出てくる「○○語で答えなさい」は結局のところ、和訳と部分要約の力が必要になる。

②要約をすることで、その文で伝えたいこと(筆者の主張)を取る練習になる。

具体と抽象、主観と客観を見分けるようになれる。

④上記の練習により、現代文の力も上がる

というものです。

入試問題に出ないから、と思わず、必ず取り組みましょう。

必ず音読練習を取り入れよう

そして、参考書の取り組み方として以外にされないことが多いのが音読です。

最近の長文参考書にはCD付きのものが増えてきています。

これはありがたいことです。

スラッシュ訳も確認できますので、これらすべてを有効に使い、内容をつかむことが出来た英文の音読練習を取り入れましょう。

音読は、リスニング対策のみではありません。

速読対策にも効果ありです。

参考書紹介

それでは、4種類の参考書を出版されているレベルとともにご紹介します。

英語長文ハイパートレーニング

レベル1 超基礎編

レベル2 標準編(センターレベル編より改訂)

レベル3 難関編

の3レベル構成です。

問題編が別冊です。

そしてCD付きです。

構成を見ると、長文の数は少なめです。

1冊で12unit。

表紙には「1日1題12日完成」と書かれてており、2週間ほどで取り組む内容ですが、早ければ1週間でも終わらすことのできる量ですよね。

この参考書シリーズは、全文に対しての解説の詳しさがすごいです。

まずは段落ごとに全文に構文(SVOC)を取り、文ごとに解説入りです。

語句紹介も充実しています。

その後には、スラッシュ訳が入った速読トレーニングのページまであります。

設問構成もオーソドックスなため、長文学習の最初としてお勧めできる参考書です。

ハイトレ2  ハイトレ3

関正生の英語長文ポラリス

1 標準レベル

2 応用レベル

3 発展レベル

の3種類です。

こちらも問題編が別冊。

付属CDはありません。音声はダウンロードできるようになっています。

それぞれの設問に対しての解説が丁寧です。

4択問題では、不正解選択肢の不正解の理由を解説してくれています。

ハイトレシリーズと同じく全文に構文解説があり、文ごとの和訳を確認できます

最後は英文全文と全文和訳で音読練習という構成です。

どこかで読むのに躓いても、丁寧な解説で理解しながら先に進むことが可能です。

ポラリス1  ポラリス2

イチから鍛える英語長文

Basic

300

500

700

の4レベル構成です。

CD付き。

別冊はトレーニングブックとなっています。(音読トレーニング、語彙確認)

DAY~と分けられており、15日間で1冊を完了させることが出来る構成になっています。

まずはwarming up として重要語彙を学ぶパートがあり、その文を読むのに必要な単語を確認してから読むことも可能です。

答えが別冊ではなく、問題から離れた後ろの方にまとめられているため、最初の内は使い方に苦労する面があるかもしれませんが、解答には全文スラッシュ訳といくつかの文には構文解説もあり、じっくり学習できる内容です。

「別冊トレーニングブック」+CD付きで、音読練習もしっかりしましょう。

また、他の参考書にはない設問の特徴として、300のレベルでは発音・アクセント問題が全てのDayに含まれます。

共通テストでの出題はなくなるだろうとは思いますが、一部大学では継続して出されることもあると思いますので、この設問も取り組んでおいてよいでしょう。

イチから300  イチから500

やっておきたい英語長文

300

500

700

1000

の4レベル構成です。

問題編別冊。

音声はCD・ダウンロード共になしです。

1冊30題で、これまでに紹介した3種類の参考書の1冊当たりの倍の問題数となっているため、演習量を確保するのによいですね。

300のレベルから大学出題問題を利用しているため、解き応えは十分です。

700でも十分に難易度は高く、1000は難関大学の受験直前対策として取り組むとよいのではないでしょうか。

全文訳をまとめてではなく、段落ごとでの訳掲載方式です。

SVOCの構造は振られておりませんので、上記3冊で構文をしっかりとれるようになってから進めると楽に感じると思います。

やっておきたい300  やっておきたい500

おわりに

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

今回は少し長めになってしまいましたが、参考書選びの参考にしていただけたら嬉しいです。

精読と多読、どちらかだけにならないよう、正しい勉強法で取り組みましょう。

先に解釈練習はしておいてくださいね!

こちらの動画もご参考に
↓↓↓↓↓

 

 

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