青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
突然ですが皆さん、英語のリスニング対策はしていますか?
センター試験の時の配点は200:50(4:1)でした。
これが共通テストになると、大学によって変わりますが、現状の4:1~1:1までと大学によって変わり、リスニングの比重が大きくなることがあります。
そして短期間では対策が難しいこの分野、その勉強法を見ていきましょう。
リスニングができるとはどういうことか。
リスニングで得点が取れるとは、あるいはそもそもリスニングができるとはどういうことか考えてみましょう。
意外と意識されていないかもしれませんが、大きく3段階に分けて考える必要があります。
①聞き取れる(音が取れる)段階
まずは英語の音を聞き取れる段階が必要です。
英語と日本語は根本的に音の性質が違います。
詳細は割愛しますが、音の基本である周波数や子音の数など、まったく違う性質を持った言語なんですね。
多くの英語を聞いて慣れることで、まずは音が取れるようにするのが最初の段階です。
②内容が取れる(音と意味が合致する)段階
音が耳に入るようになったら、そこに意味が付随してきます。
具体的にいうと
最初は「アッポー」という何の意味もない音のみが聞こえる状態を作り、
次に「アッポー」と「リンゴ」が結びつくという感覚です。
もちろんこれがフレーズ単位でできるようにして下さい。
間違っても「全部聞いた後で全訳する」みたいなことは避けてくださいね。
ちなみに「アッポー」を聞いて、日本語の「リンゴ」という意味を飛ばした状態で果物のリンゴに結びつける状態を、よく「英語で英語を理解する」といいます。
確かに最終的には理想ですが、最初からそこばかりを目指さないようにしてください。
ある程度の練習が必要とされます。
③問題が解ける(設問に対応できる)段階
長文を読む際にも「内容はわかるけど問題は解けない」という人がいるのではないでしょうか。
リスニングも同様です。
音で聞いてどんな内容だったか理解できたけど問題は解けない、という状態になることがあります。
ここは練習問題や過去問等で問題慣れする必要がある段階になります。
英語は速い?
リスニングについて話をする際、「速くて聞けない」という声をよく聞きます。
ですが、本当に速いだけが理由でしょうか。
速いのではなく、そもそも言ってない?
確かに、速くて聞きにくいことがあるのは正しい面もあります。
しかし、実は「弱く読まれていたり」「省略されている」ことの方が多いです。
リスニングの参考書などでそのポイントをつかんでください。(弱形やリエゾンなど)
説明しだすと長くなるので、ここでは「聞こえたとおりに聞くのが正解」とだけ強調しておきます。
ちょっと有名な表現を2つ例として挙げおきますね。
Let it go → ✕ レット イット ゴォ 〇 レッリゴ のような感じ
Let it be → ✕ レット イット ビィ 〇 レッリビ のような感じ (カタカナのため正確ではありません)
練習方法
リスニング参考書に入る前に耳を作る段階の練習方法をお伝えします。
武田塾で取り入れている練習方法、
それは
シャドーイングです。
シャドーィングの正確な意味などの細かいことにはこだわらず、ここでは、皆さんにしていただくとよいと思う方法をご紹介します。
シャドーイングはリスニング+速読対策にもなる
まずは目的ですが、「リスニング力」はもちろん、長文等の「速読」の練習にもなります。
まさに一石二鳥といったところでしょうか。
やり方は以下のような感じです。
① スクリプトを目で見ながら、聞いた音の通りに追う
② スクリプトを目で見ながら、聞こえたとおりのスピードで口に出して読む
③ スクリプトを目で見ながら、音を聞かずに頭の中で内容を追う
④ スクリプトを見ずに、音のみを聞いて頭の中で内容をつかむ
この①~④の練習を「速読英熟語」などのある程度長い分が録音されている教材を使って行ってみてください。
前から聞こえた順番で理解する癖を
リスニングで内容を追う際ですが、「全部を聞いてから全文を日本語にする」ことは絶対にやめてください。
音は文字と違い後戻り不可です。
つまり、日本語にしようとしている間にどんどん先に進まれてしまいます。
では、どうするべきか。
前から聞こえてきたかたまりごとに内容を取りましょう。
例えば
When I saw her, (彼女見た)
she was eating (食べていた)
something green. (何か緑)
のような感じで、完全な訳でなくてよいのでキーワードを拾いましょう。
この練習はスラッシュリーディングの中でも癖をつけることはできますね。
また、長文の参考書の中でサイトトランスレーションとして方法が紹介されているものもあります。
これらも参考にしてみましょう。
問題を解くときにはメモの練習を
短い英文であればまだしも、長い文をすべて覚えておくのは至難の業です。
この時役に立つのは「メモ」の技術です。
ただし、注意点があります。
「メモ」が苦手な人もいるのでその場合には無理をしない、ということです。
これまでに見てきた生徒さんの中にも一定数「メモすると解けない」という人がいました。
そういう場合には無理をしてメモにこだわらないことです。
そして、メモを取る際には、漢字を使わずひらがなやアルファベットにすること、や○✕を使って選択肢にメモを入れるなど、技はいくつかありますが、まずは実際に試してみて、自分に合う方法を見つけ出しましょう。
おわりに
私はTOEICの試験でリスニング495(満点)を獲得したことがあります。
大人になると外国語を聞けるようになるのは難しいといわれている中で、20歳を過ぎてから、しかも外国に行かずに日本国内のみで本格的に英語に取り組みました。
今回の内容には、これまでの自身の経験からつかんだものも含んでいます。
正しいやり方をすれば聞き取れるようになります。
自分自身もですが、多くの生徒さんを見てきた中でそれは確信できています。
部活の毎日の練習を繰り返すようにトレーニングしてみてくださいね。
こちらの動画もご参考に
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