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【大学入試】そもそも大学入試共通テストとは? 私立大でも利用可能?

青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。

八戸市中心街、VIANOVAビル2F武田塾八戸校です。

これまで、参考書の使い方や科目別の勉強方法などについてお伝えしてきました。

大学入試共通テストについても、科目ごとにセンター試験との違いをご紹介しています。

ですが、全体像について触れる機会がなかったことに気付きました。

そこで今回は大学入試共通テストの全体像を確認していきます。

共通テストを入試ではどういう形で使うのかまで触れられればと思っていますので、ぜひ最後までお付き合いください。

大学入試共通テスト 国公立だけでなく私立でも使える試験

国公立を受験しようとするときにはまず「大学入試共通テスト」を受験する必要になることがほとんどだというのは皆さんご存じではないでしょうか。

一方私立でも「共通テスト利用入試」と呼ばれるタイプの入試タイプがあります。

科目数など細かいことは大学によって違いがあるのですが、ベースとなる考え方をまずはご紹介しましょう。

国公立受験のほとんどで通る道「共通テスト」

得点配分から見ていきましょう。

文系

国語200 数学200 英語200 社会200 理科100 の900点。

理系

国語200 数学200 英語200 社会100 理科200 の900点。

が最もオーソドックスなパターンです。

どちらも共通な得点配分として、

国語は 現代文100 古文50 漢文50

数学は IA・ⅡBそれぞれ100

英語は 筆記100 リスニング100

となっています。

英語はセンター試験から配点が変わり、リスニングが英語の得点として200点に組み込まれました

ただし、筆記とリスニングの配点比率は大学によって変わることが発表されています。

受験する大学の配点比率は必ず確認するようにしてください。

その他、同じ大学でも学部によって科目選択に違いがある場合が多いです。

さらに、900点が部分的に、あるいは全体として圧縮されるなどの点数の使われ方もありますので注意してください。

社会・理科科目について

大学入試共通テストで気を付ける部分が理科・社会の2科目にあります。

まずは「選択科目」であること。

そして「選択する方法」がいくつかあること

最後に「その選択によって受けられる大学とそうでない大学がある」ことです。

それぞれ確認してみます。

社会

社会科目は全部で10種類が用意されています。

地理歴史 : 日本史A・B 世界史A・B 地理A・B

公民       : 倫理 政治経済 倫理政経 現代社会

です。

この中から

文系は2科目

理系は1科目

選択することが基本です。

選択の仕方は地理歴史より1科目・公民より1科目や、地理歴史から2科目というパターンも考えられます。

注意としては、同じ科目名を含んだ選択不可、というのがあります。

具体的にいうと、「倫理政経」と「政治経済」の選択は無理というものです。

日本史・世界史・地理に関しては初めからB指定が多いことにも気を付けてください。

さらには、大学によって使えない科目があることにも注意しましょう。

理科

8種類用意されています。

理科① : 化学基礎 物理基礎 生物基礎 地学基礎

理科② : 化学 物理 生物 地学

文系 100点

理系 200点

が基本です。

組み合わせが複数ありますので、しっかり理解しましょう。

100点の場合

理科①より2科目、または②より1科目

200点の場合

理科①より2科目+②より1科目  

または  

②より2科目

です。

文系の場合は基礎を選択することが多くなりますが、基礎以外からも選択可能になる場合もあります。

国公立大学での共通テストの使用方法

国公立大学では、共通テストの点数のみで合否が決まるということはありません。

その後に2次個別試験が設けられています。

2次個別試験では「面接のみ」「小論文のみ」という大学学部もあり、科目試験を行わないこともありますが、そういう場合でもそれぞれ面接や小論文を得点化し、共通テストとの合計点が合否判断の基準になります。

また、個別科目試験では1科目受験から4科目受験までが見られます。

そして、共通テストと2次個別試験との得点比率ですが、多くが個別試験比10%から50%の中に収まっています。

例外として、京都大学は67%から88%、東京大学が80%となっており、共通テストが大きく圧縮されて、個別試験重視となっています。

受験大学に対する戦略を立てる際には、2次個別試験の比重はどれだけか、ということも確認しておいてください。

私立大学での共通テストの使用方法

大きく分け2パターンあります。

共通テスト利用入試

独自科目試験を設けない受験方法です。

完全に共通テストの結果のみでの合否判定が出されるタイプの入試です。

受験科目は

1教科100点 から 5教科950点

まで見られます。

少し特別なものとして

4教科1100点

という大学もありました。

英語が筆記・リスニング共に倍になるという換算方法です。

全体とすると、合格可能性得点率は60%・70%題が多いです。

早慶やMARCHレベルでは90%以上の得点率が必要となります。

共通テスト併用入試

共通テストの得点に、個別の科目試験、または面接などの得点を足した合計点で合否判断がされるタイプです。

共通テストに合わせ個別試験も受ける必要がある大学では1~3科目の個別試験を課すことが多いようです。

私立大受験では、一般入試と共通テスト利用どちらを使う?

よく話題に上がるのが、共通テスト利用と一般入試ではどちらを使えばよいのだろうか、ということです。

これはあくまでも入試全体の戦略の立て方が重要となってきます。

国公立・私立併願ならば共通テスト利用もあり

国公立大学を受ける多くの受験生は、共通テスト対策を入れ込んだ勉強計画になっていると思います。

そういう場合であれば、共通テスト利用を利用する利点があると思います。

あまり好ましくないのは、私大一般入試3科目受験を考えているのに、共通テスト利用のためにとあえて科目数を増やすことです。

4科目と3科目という1科目の差であっても、勉強に取られる時間は大きく変わります。

共通テストのみのために科目を増やすことが自分にとって良い方法かどうかをしっかり考えたうえで対策に取り掛かりましょう。

結果を見てからの出願が出来ない場合もある

共通テスト利用の大きな注意点がここにあります。

国公立大学であれば、共通テストの自己採点などを考慮して志願校を確定できます。

ですが、私大の共通テスト利用ではそうはいかない場合も多いです。

例えば2020年度であれば、センター試験は1月18日・19日でした。

一方でセンター試験利用入試の出願締め切りは

早稲田大学 1月20日

明治大学  1月17日

立教大学  1月17日

などとなっており、自己採点の結果を見ることなく出願しなくてはならない場合が出てきます。

ただし、前期・後期やA日程・B日程・C日程と分かれており、2月以降に出願できる大学ももちろんありますので、そこはしっかり調査しましょう。

 

おわりに

受験には様々なタイプのものがありますが、恐らくもっとも受験生の多くなるのがこの共通テストになると思います。

受験する必要があるのか、その後どういう使い方をするのか、どの科目を選択するのか?

考えるべきことはいくつもあります。

特徴をとらえ、早い段階での戦略建てをしていきましょう。

こちらの動画もご参考に
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