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模試が中止となった今だから、共通テストの特徴を再確認!-英語編-

青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。

八戸市中心街、VIANOVAビル2F武田塾八戸校です。

例年であれば、第一回目の模試が行われる時期ですが、今年はコロナの影響もあり中止となりました。

共通テストに変わる年で練習できる機会が1回分なくなるのは少々痛いと思うこともあると思いますが、まずは普段の勉強を続け、どんな問題でも対応できる力をつけておきましょう。

さて、昨年度から多くの受験生はすでに違いについて確認できていると思いますが、あらためて違いを認識してほしいと思います。

まずは英語。

試行テストとセンター試験を比べてみましょう。

*4技能試験がなくなったことにより、若干の変更があることも予想されます。今後の情報にも常に注意しましょう。

 

センター試験と共通テストの比較 英語編

配点

リスニングの比重が大幅に上がります。

【センター試験】 

リーディング 250点 リスニング   50点 合計 250点(圧縮して200点の場合もあり)

【共通テスト】  

リーディング 100点 リスニング 100点 合計 200点

ただし、共通テストの換算方法は、大学によって異なります。

リスニングの配点比率が大学により1:4/1:3/1:1などと異なっています。

志望の大学の比率は前もって調べておきましょう。

試験時間

センター試験から共通テストに変わっても、変更はありません。

リーディング 80分 リスニング 60分(解答は30分) 合計 140分

大問の構成

センター試験から共通テストに変わっても、変更はありません。大問数は変わらず6問です。

変更点は、

発音・アクセント・文法語法の単独出題がなくなり、すべて長文。

長文の内容はwebサイト・ブログ・雑誌・メモなどからの読み取り、日常的な文章の増加。

長文の内容に関しては、GTECやTEAPや英検タイプの問題に近づいているような感じがします。

発音・アクセント・文法語法は、4技能試験導入で図れるものでしたが、この試験がないとなると、4技能試験で図る予定だった能力をどう図るかが課題になってくるかもしれませんね。

長文の難易度

大問が進むほど難易度が高くなります。

CEFRのA1からB1レベル、英検で言えば3級から2級レベルとなります。

英文の読み易さとしては、センター試験と比べて楽になった、と言えそうです。

センター試験の問題では、時間内に終わらせるため、要旨を掴むスキミングと必要な情報を拾い上げるスキャニングなどの技を必要とすることがありましたが、共通テストでは精読して解答するのに十分な時間がある為、そのスキルは必ずしも必要という事にはならないでしょう。

特に、難関大学を目指して勉強に取り組んでいる方は、比較的簡単に感じるかもしれません。

試験対策

発音・アクセント・文法語法については共通試験のための勉強は必要なくなります。

ただし、国公立二次試験や私立一般入試では必要となる場合がありますので注意してください。

いずれにせよ、共通テストでは上記3分野のテスト専用の対策がいらず、英検2級レベルで十分対応できる英文ですので、センター試験の対策に比べて楽になると思います。

気を付ける点としては、

答えが複数ある形式

factかopinionかを問う形式

といった今までに見られない形式が見られますので、そこに関してはあらかじめ意識を向けておくことが必要です。

大学受験英語としての共通テスト

4技能試験を伴わないテスト、と考えると、単に易化しただけになってしまうことが心配です。

今までのように文法問題で問われていたような堅苦しい表現がなくなり、アカデミックな要素が消える事により、英語の論文を読んだり書いたりする能力は大丈夫なのかという不安は確かにありますね。

二次試験や私大の試験で英語を必要とするのであれば、文法語法の知識は引き続き必要ですが、共通テスト向けの勉強だけで済んでしまう受験生は、その知識を勉強しなくて済んでしまうので、読解力が下がるのではないか、という懸念もあります。

例えば、大学に入ってから留学する時に、生活はできるけれど、英語を使って勉強する時には苦労する、ということになるのではないかという心配が出てきているようです。

今後の共通テストの傾向

今後は難易度があげられる可能性がある、と思われます。

本来の趣旨から考えると、問題数を増やさず、TOEIC的な難しさを加えてくる可能性が考えられます。

具体的には、

・長文が長くなる(スキミングやスキャニングの能力)

・高い情報処理能力

・複数の情報を照らし合わせ

・文脈からから推測する問題のレベル上げ

などです。

このような変更がされたのちには、高い速読力がないと高得点が望めない試験となるかもしれません。

長文に苦手意識のある人は、まず簡単な文章から慣れて、長文慣れをしていく必要があります。

難関大学を志望して勉強をしている方にとっては、前述の通り、問題ないレベルだと思われます。

共通テストの対策

対策としては、通常通り読解の対策をしておき、どこかで共通テストの形式の文章を多く読むとよいともいます。

普通に大学入試の勉強をしていれば、必要な能力は身についてくると思います。

このままだと初年度は難易度が低いのでは、と予想はされますが、難易度を上げてくることも可能性としてはゼロではありません。

その場合、情報処理や分析能力が必要な問題が出てくると考えられます。

共通テスト対策ばかりしていると、二次試験や私大の試験で点数が取れなくなってしまう恐れがありますので、基本は二次試験等に向けた勉強に取り組みつつ、直前期に共通テストの対策をすれば十分ではないでしょうか。

おわりに

実際に試行テストを解いてみましたが、読み易くなったという印象を受けました。

複数の解答がある問題や意見と事実の違いについては確かに新しい形式の設問ですが、慎重に取り組めば対応できないほどの難易度ではありません。

ただし、以下動画でMoritetus先生も予想されている通り、難化する可能性は0ではないと思います。

 

共通テスト対策のみではなく、二次試験、私立一般試験等に向けての勉強を続け、英語の総合力を高めることが一番の勉強方法です。

英語は継続することが力を伸ばす大事なポイントです。

残りの期間を逆算し、今やるべきことから始めましょう!

こちらの動画もご参考に
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