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科目別参考書紹介 第6回 日本史 通史で全体を把握後に問題演習へ

青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。

八戸市中心街、VIANOVAビル2F武田塾八戸校です。

英語と国語を紹介後少し止まっていた参考書紹介。

久しぶりの登場です。

今回は日本史

通史をとらえた後にアウトプットによる用語理解、その後改めて講義系で詳細理解の順で進めてみましょう。

日本史学習におススメの講義系参考書

全体像をつかむため、また用語暗記した後の詳細確認に使うための講義系参考書3種類のご紹介です。

教科書よりやさしい日本史/日本史ノート

中学校の頃から日本史が苦手だった、あるいは学校の授業が1年生の時だけで時間が空いているなどのように、高校日本史の初学者におススメの参考書です。

教科書よりやさしい日本史が講義本、姉妹書の日本史ノートが演習用問題集と考えてください。

カバーが印象的です。

歴史上の人物が描かれているのですが、みなさんクールです。

内容ですが、見開き2ページで1つのテーマとなっており、勉強の進め方においてもペースがつかみやすくなっています。

高校日本史の入門レベルとしては十分すぎるほどの内容となっており、最低限の知識習得にはもってこいといえるでしょう。

姉妹書の日本史ノートは講義本の重要部分のみのアウトプットが出来るような作りになっており、テーマの番号が完全にリンクしています。

より重要語に絞っての確認にするのであれば教科書よりやさしい日本史ノートを中心にするとよいでしょう。

教科書よりやさしい日本史 日本史ノート

一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書

ムンディ先生こと山崎先生の著作です。

公立高校教師のYouTuberとの紹介がされています。

You Tube の動画を見たことがある人もいるかもしれませんね。

参考書の特徴は年号を使わずに解説を進めているというところにあります。

また、時間経過を一直線にすることにより、通史が押さえやすくなっているのも特筆すべきポイントとなります。

細かい用語の暗記に入る前に、日本史全体の流れを押さえ、これから勉強するのはこういう内容だ、という点を最初の1週間ほどで確認するのによいでしょう。

何かを調べる時に使うというよりは、読み物として読書のような感覚で全体像を把握するような使い方を心掛けましょう。

一度読んだら忘れない日本史

金谷の日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本

3冊+1冊の計4冊です。

通史を学習するための3冊と1冊は文化史に特化した形をとっています。

通史は「原始・古代」「中世・近世」「近現代史」の3冊構成。

時代によって「天皇」「将軍」「内閣」などの政治の中心人物が表にまとめられて所々に出てくるため、人物と出来事が結びつきやすく、本文も講義口調ですので、教科書的な書き方が苦手な人でも取り組みやすいです。

章末には簡単な確認テストも用意されており、読んだ内容が知識として残っているかの確認も可能です。

基礎固めの決定版、という帯書がありますが、共通テストまでであればこのシリーズのみで十分対応できる内容です。

金谷の日本史 金谷の文化史

アウトプットしながら用語暗記・問題演習はこちら

通史をとらえた後の用語暗記、実践問題演習用の5種類の紹介です。

30日完成 スピードマスター 日本史問題集

日本史学習者にはお馴染みというほど有名かもしれません。

本自体が非常に薄いため、抵抗感なく手に取れる一冊ではないでしょうか。

全単元にわたり、見開き2ページで重要部分のまとめ、その後2ページに空欄補充形式の問題が用意されています。

全単元で30の文があり、その中の数か所が空欄に。

結果として各単元で60前後の用語を確認できる内容です。

一問一答とは少し違う形ですので、それぞれの文を確認しながら進めることにより、前後関係を伴った理論的な暗記が可能です。

スピマス

一問一答シリーズ

一問一答はいくつかの出版社から出されています。

どの本を使う場合でもその目的は一緒、重要語句を瞬時に答えられるようにしていくことです。

手元にある東進ブックスの一問一答と先のスピードマスターを比べると、重要語句に関してはかぶっている語も多いですが、お互いに掲載されていない語もありますので、互いに補完しあえるものとして両方使うことも可能です。

ページ数はスピードマスターに比べると多め、その文掲載語も多いです。

星マークにより頻出度を分けてありますので、それに従ってまずは高い頻出度の語からつぶしていくとよいでしょう。

ちなみに、東進版一問一答はおととしまでのセンター試験、9年連続でカバー率100%です。

一問一答 東進 一問一答 山川

日本史用語 2レベル定着トレーニング

今年5月21日に発売されたばかりの新刊です。

形式は上記のスピードマスターや一問一答に似ているといえますが、違う点もあります。

それは、空欄補充形式と赤字確認形式の2パターンに分かれているということです。

空欄補充になっている部分がレベル1。

赤シートで隠せるようになっている赤字の語句がレベル2。

この2レベルで進めることにより、1周目で基礎、2週目で発展のレベル構成となっています。

1周目の時には読まなくてもいい部分も指定されていますので、レベルによって使い分けることが出来るようですね。

そして大きな特徴がもう一つ。

動画付きということです。

各章の最初に「時代の流れを確認」するパートがあるのですが、そのページの下方にQRコードがついており、そこから動画にとぶことが出来ます。

古文の参考書にもありましたが、映像主流の現代らしい作りと言えそうです。

2レベル

実力をつける日本史100題

初版が1993年。

版を重ねながら30年近く使われ続けている問題集です。

難易度は、難関私立・難関国公立までカバー

最後には論述問題も用意されています。

空所補充問題で用語の確認問題もありますが、入試問題の形式に近い問題構成となっており、用語が定着してきた後の問題演習用として使用することが可能です。

2回解くことを意識して作られており、それぞれ1回目の目標時間と目標点数、2回目の目標時間と目標点数が記載されており、そこも意識できるといいですね。

さらに難易度の高い問題には★マークがついていて、使い方によってはそこを飛ばしてもいいことも説明されています。

志望校の過去問演習に入る前におススメの一冊です。

実力をつける100題

イチから鍛える日本史 入門編/必修編/発展編

大学入試の過去問から構成された、入試問題形式の対策問題集です。

最初に数ページ割かれている「本書の使い方」「日本史得点力を鍛える10の鉄則」は飛ばさずに必ず読んでほしい内容です。

通史用テキスト・一問一答も含め、日本史はどういう順番でどういう目的で勉強を進めるとよいかについて詳しく解説されています。

演習内容としては、空所選択補充問題、正誤問題、時代準並び替えなど、本番で見られる設問形式に実際に取り組むことが可能です。

武田塾ルートでは必修編と発展編を利用しますが、自分が進めている勉強の進度に応じて、また受験大学のレベルに合わせて選ぶとよいでしょう。

イチから日本史 必修 イチから日本史 発展

上記参考書を完璧にして共通テスト9割超えも!

いかがでしたでしょうか?

もうすでに自分で使っているよ、という参考書もあったかもしれませんね。

日本史の勉強は、講義系・一問一答系・演習系をセットで考えることが必要です。

どれか1種類のみでの勉強では、どこかに穴が見えてしまうことがあるからです。

そして、スピマスや一問一答、2レベル定着などは1周で終わらせる問題集ではないので、何周か回し完璧な状態を目指しましょう。

おわりに

センター試験から共通テストに変わることにより、用語の丸暗記のみでは対応できなくなることが考えられます。

その出来事や人物の周辺知識にまで注意をめぐらし、それぞれの参考書の特徴をとらえた使い方を心掛けましょう。

こちらの動画もご参考に
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