こんにちは武田塾五位堂校の景山です。
本日は前回ブログで紹介した大学群のうちの一つである「関関同立」についてお話ししたいと思います。
関西の受験生の方はとりあえず私立であれば関関同立を第一志望にしている方も多いのではないでしょうか。
しかし実際に各大学について良く知っている受験生は意外と少ないと思いましたので今回お話しさせて頂きます。
関関同立全体について
まず関関同立全体の特徴や近年の傾向について解説します。
近年関関同立の大学群より少し簡単な大学群である産近甲龍の偏差値が伸びてきました。
産近甲龍についてはまた次回の記事で詳しくお話しする予定ですが特に近畿大学は様々なブランディングによって受験生からの人気を得ています。
また就職活動でも従来の学歴による終身雇用の時代は変わってきています。
大学名がブランドのように扱われる時代から変わってしまいました。
このような背景から関関同立の中でも偏差値に変化が出てきました。
従来では関関同立の4大学の偏差値はほぼ変わらず、同志社大学のみ若干他より高いといった程度の差でした。
しかし先ほど説明したことが原因で同志社大学のみがかなりとびぬけて高くなり関西大学はすこし他大学よりも偏差値が落ちる形になりました。
各大学入試問題にそこまで難易度の差はありませんが
・同志社大学は合格最低点が8割前後
・関西大学は7割弱程度
とかなりの差がついています。
このような傾向も踏まえて受験校・志望校を選ぶ必要がありそうです。
さて続いて各大学の解説に移ろうと思います。
同志社大学について
同志社大学は京都府京都市に本部を置く1920年設立の私立大学です。
キリスト教が協議のもとになっており神学部が設置されているのはそのような経緯があるからです。
同志社大学は関関同立の中でも
偏差値がトップの大学です。
近年は特にその傾向が強くなっています。
その要因は
・大学名のブランド力の低下から従来であれば早慶を受けていた学力層の関西の受験性が流れてきた
・受験生に人気のグローバル分野に力を入れている
等があげられると思います。
グローバル・コミュニケーション学部
グローバル地域文化学部
の2つの学部は他の大学ではあまり見かけない学部名ですが同志社大学の中で最難関の学部になっています。
「将来国際的に活躍したい・英語は勿論多言語も扱えるようになりたい」といった方には強くおススメすることが出来る大学です。
関西学院大学について
続いては関西学院大学についてです。
関西学院大学は兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155に本部を置く日本の私立大学です。
読み方は「かんせいがくいんだいがく」
です。
同じ関関同立の関西大学は「かんさいだいがく」
なので注意が必要です。
関西学院大学は近年日本大学とのアメリカンフットボールの試合中に起こった事件で1次知名度が上がりました。
勿論もともと関関同立の中の1大学なので知名度はあります。
関西学院大学も同志社大学と同じくキリスト教の教義がアドミッションポリシーに表れています。
大学の特徴としてはグローバル分野に力を入れていること。
社会貢献を行える人物を輩出しようとしていること。
等があげられるでしょう。
立命館大学について
続いては立命館大学についてです。
立命館大学は、京都府京都市中京区西ノ京朱雀町1に本部を置く日本の私立大学です。
関西では一番の生徒数を誇るマンモス大学です。
本部以外にもキャンパスは複数ありそのどれもが充実しています。
それぞれのキャンパスもかなり整っており、学部の多さなどの大学の設備、在学生に対する様々なサポートが充実しているのも特色でしょう。
将来の進路に対するサポートの充実や様々な人物と交流したいといった方におすすめ出来る大学です。
関西大学について
関西大学は、大阪府吹田市山手町三丁目3番35号に本部を置く日本の私立大学です。
近年関関同立からこの関西大学が外されて代わりに近畿大学が加わる方が妥当ではないかと言われています。
実際に就職実績や偏差値などはわずかに関西大学の方が上ですが研究実績などは近畿大学の方が世界から評価を受けるようになっています。
関西大学の強みとしては江戸時代から続く学校が基盤となっており歴史がある事。
産官連携や大高連携によって外部とのつながりが深くスムーズに高校・大学・就職と進めることでしょうか。
まとめ
以上が各大学の特徴の解説でした。
同じ大学群にくくられていても大学ごとの特色は異なりますし、近年は学力の差も出てきています。
大学名よりも大学で何をなしたのかが重要視される時代になってきたのできちんと大学について調べたうえで志望校は決定するようにしましょう。
とはいえ日本にはかなりの数の大学があり、受験科目なども異なります。
志望校は一つでも実際の受験校を1つにするわけにもいきません。
大学を調べるうえで疑問点や不安点なども出てくると思います。
武田塾五位堂校の受験相談では無料でそのような相談にお答えすることが可能です。
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