現役医学部講師の医学部受験シリーズ第2弾!
こんにちは。武田塾五位堂校です。
先日、「関西圏・国公立医学部受験で大切なこと~センター対策編~」という記事を上げましたが、今日の記事はその続編になります。
今回も、奈良県立医科大学に通われている藤澤講師に医学部受験について書いてもらいました。
今回のテーマは二次試験です。
やはり医学部で一番必要な二次試験対策。
大変ハイレベルな試験を突破する必要が求められますが、具体的にはどういうことを意識して、何を勉強したらいいのかを、ご自身の経験を踏まえて教えてくれます!
前回の記事はこのURLからどうぞ!https://www.takeda.tv/yamatoyagi/blog/post-157125/
医学部対策・二次試験編
大学ごとの大まかな傾向を理解しよう
先日は、医学部受験生のセンター対策についてお話ししましたが、今日は二次対策についてお話ししたいと思います。
まず、医学部受験生が求められる二次力についてですが、偏差値60以上は当たり前というレベルが求められます。
しかし、その一方でハイレベルな二次力が求められるのは確かなのですが、各大学が受験生に出題するタイプは大きく異なってきます。
大まかにいうと、簡単な問題を完璧に解かせるタイプと、難解な問題をどれだけ解けるかを見るタイプです。
前者の例としては神戸大学、広島大学などがあげられ、後者の例としては京都大学、京都府立医科大学、滋賀医科大学などがあげられます。
ちなみに、私は前者の方が自分のタイプに合っていたため、二次対策も簡単な問題を完璧に解くといったことを意識しました。
医学部に合格したい場合、自分のタイプに合った問題を出題する大学を狙うのは有効な手段の一つです。
藤澤講師の勉強方法
さて、本題の勉強法に関してですが、先ほど述べた通り私は基礎を完璧にするということを常に意識して取り組みました。
春から夏前までのスケジュール
まず、3月~5月まではほとんど簡単な問題集の演習に時間を費やしました。
例としては、基礎問題精講の例題や青チャートの例題、一対一対応の演習、などです。
時間に余裕がない場合は基礎問題精講、時間がある場合は青チャートがお勧めです。
一対一対応の演習は結構一人で取り組むには難しい部分があるので、使ったことがない場合は選ばない方がいいでしょう。
基礎の演習に時間を費やしたといいましたが、逆に言うとこの時期に基礎を固めている必要があるという事です。
イメージとしては、このレベルの問題は見たら解答を自然に書き出せるくらいの習熟度が必要です。
夏になっても基本事項で間違えるようなことがないようにしましょう。
また、この時期から英語はどんな短い文章でも最低三回は復習の際に音読するといった基礎的な習慣作りを徹底するようにしていました。
英単語や文法は、リストアップして覚える作業とは別に、文章でも覚えた方が暗記しやすいです。
特に、音読すると英語の用法が自然に頭に入ってきて、英作文などでとても役立ちます。
この期間の演習のおかげで5月の時点で数学の模試は偏差値70を超えることが出来ました。
現役時には偏差値60程度だったのですが、基礎の見直しをすることでミスをしなくなったというのが大きいと思います。
夏前から8月ころまで
次に6月~8月末にかけては、どの科目も難しめのテキストと簡単なテキストを半々で解くといった勉強をしていました。
夏休みで最も受験生には大事な期間といわれることも多いですが、この時期こそ自分のペースを崩すことなく勉強するというのが大事だと思います。
また、夏は各社模試に加えて冠模試も一部大学に関しては開催されますが、夏は模試を受けて模試の復習をしっかりするのが大事だと思います。
注意してほしいのは、模試の復習というのは、模試の問題が解けるようになることではないという事です。
勉強した範囲で解けなかった問題があれば、参考書で復習をしましょう。時間配分に失敗したり、考え方が分からなかった場合は、どうしたらできるようになるのか対策を考えましょう。模試の復習では自分が何ができていないかを分析して、普段の勉強で強化していく方法が正しいです。
模試を何個も受けると自分の苦手なパターンが自ずとわかってくるので、苦手意識の機会を増やすという目的意識が大事になってきます。
もちろん受けすぎは良くないので、自分の受験する大学に近い形式・弱点の発見を目的として受験しましょう。
秋からセンター試験まで
そして、9月~12月の直前期は難しい問題の演習を増やしました。一方で夏までに解いたテキストを復習する時間も設けていました。
基本部分ができていないと難しい問題も解けません。
一度完璧にしても、どうしても忘れてしまう部分もあるので、一度取り組んだ参考書も定期的に見直すようにするといいと思います。
また、このくらいの時期には自分の志望校も明確になってくると思うので、自分の志望校のタイプに合わせた各大学の過去問演習を行っていました。過去問をどれくらい解けるか試してみて、自分に足りないものを取り入れた勉強計画を立てるようにしました。
センターが近づくにつれて二次対策に避ける時間は減ってくると思います。
私の場合は、12月の直前期には基礎の復習もかねて問題が簡単な大学の過去問を探して演習するようにしていました。
ただし、先週も述べましたが、センター試験に多少なりとも不安のある受験生はこの時期からはセンター対策をしていくというのが、最も大事です。
センター本番に向けて、段階的に演習量を増やしましょう。
直前期の勉強
最後に、直前期ですがこの時期は志望大学の過去問を徹底的にやり込むのが最も重要です。ですが、過去問だけではどうしてもネタ切れになってしまうでしょう。そこで、私は問題の類似した大学の過去問演習と、秋以降に演習した少し難しめのテキストの復習を行っていました。
私の受験する大学の傾向としてはほとんどが簡単な問題ばかりなのに、どうして少し難しい問題も演習していたのかというと、一つは急な問題傾向の変化に対応するためです。
もう一つは、大は小を兼ねる精神というか、少しレベルの高い問題を解いている中で基礎力もさらに鍛えられると考えていたからです。
医学部の場合、他学部と比較して難しい問題が出題されるか、問題は同じだけど正答率が上がる場合があります。難しい問題が出題される大学の場合は、猶のこと難易度の高い問題を解きこなす必要があります。
私の場合は後者ですが、レベルの高い問題を解くことで、少し低いレベルの問題を解く速度が鍛えられたと思います。
ただ、直前期に関しては各受験生が自分のやるべきことは理解している時期だと思うので、自分に必要なことに取り組んでください。その中で、必要に応じて、私の意見も参考にしていただければ幸いです。
話しがだらだらと長くなってしまいましたが、本当に大まかな私の受験勉強に対する考え方を述べさせていただきました。
関西圏は別ですが、全国ほとんどの医学部は実は問題自体は難しくないですが、高い正答率を求められる大学がほとんどです。センター試験、二次試験ともに高い正答率で勝負するための勉強法をするのが大切だと思います。
一年間の受験勉強は大変だと思いますが、頑張ってください。
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