【講師受験体験記】梅雨で心もジメジメ？やる気が出ない受験生へ

こんにちは！

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自称”日本一賑やかな校舎””最も武田塾を体現した校舎”である赤羽校。講師のOです！

とうとう6月に入りましたが、受験生の皆様いかがお過ごしでしょうか。もう梅雨入りの季節ですね。
徐々に暑くなる気候に加え、コロナ禍で世界が揺れる中、受験生にとっては勉強に集中できない環境が続いていることでしょう。
「大学入学共通テスト」元年でもある今年度の受験生は、本当に例年の受験生なら体験することのない困難と向き合っているな…と感じます。
自分は応援することしかできませんが、今の状況が好転し、みなさんが「コロナ後」の日常で楽しい大学生活を過ごすことを祈っています。

さて、このブログでは自分の体験から時期ごとにどんな勉強をしたか？すれば良かったか？ということや、
それぞれの時期にどういったことを考えていたのかを書いていきたいと思います！

今回は6月です。

６月という時期

個人的な意見ですが、6月・7月あたりの時期というのは勉強のモチベーションを維持するのが一番難しい時期だと思います。

3月や4月は現役生なら受験生としてのスタート、受験の記憶が残っている浪人生ならイチからの仕切り直しになるのでモチベーションは高いことでしょう。

ただ、6月、ちょうど梅雨入りの時期になってくると日々の勉強や受験生としてのルーティーンに飽きが来てしまっている人もいるかもしれません。
うんざりするような気候も原因の一つですね。
普段なら夏の到来は楽しみが多いことと思いますが、受験生にとっては「天王山」といわれて受験までの残り日数を否が応でも意識させられることになります。

家にいると、どうしても誘惑が多いですからね。自分も受験の年にロシア・ワールドカップがあり、開幕戦のロシアーサウジから夢中になって見ていました（笑）

逆に、よく部活を高3の夏までやりながら志望校の合格を勝ち取る生徒がいますが、
かえって「短い時間で最大限を出す」ことを意識して、部活を早めに引退していた生徒より爆発的に伸びるケースはありますね。

もちろん、一年間朝から晩まで自習室や勉強部屋にこもって努力することは理想です。実際それができる受験生もいます。
また、そこまでいかなくても、いわゆる「スランプ」の時期を経験せずに受験を終えた人もいるでしょう。

ただ、平均的な受験生はやる気が著しく落ちる時期が（自分の主観ですか）あると思います。

そんな時にどうすればいいか？を自分なりに考えてみたいと思います。

今年は「勉強得」な１年？

これから書くのはあくまで心がけ的な話になると思います。
自分は完全に実践できたわけではありませんので、モチベーションが低下している、という方が参考程度に見てくださるといいと思います。

たとえ話になりますが、今難しめの英単語を100語覚えるとして、この100語が本命の入試に全く出なかった場合、この勉強は無駄になるのでしょうか？

もちろん志望校に向けた参考書をやっているという前提にはなりますが、
この100語は模試・併願校・長文の参考書などなど受験の成功に必ず貢献することでしょう。
一見今やらなくてもいいかな、と思うものでも、歯を食いしばってやれば、それ相応のリターンは得られます。

特に、受験生は努力の量に対してリターンが多いな、と思います。
それこそ、1年間頑張ることで人生を変えてしまうような成長を遂げてしまう人もいます。

つまり、今やっている勉強は、必ずどこかで役に立つということです。
逆に、今Youtubeを30分見ている間に覚えられなかった知識が本命の入試に出題されて、
その数点が原因で志望校に届かなかった場合、「志望校には落ちてしまったけど、あの時Youtube30分見れたからまあ、いいか」という考えになることはあるでしょうか？

また、どうしても遊んでしまう・現実から目を背けてしまうよ、という人に向けてですが（自分が誰よりもそういうタイプなのですが…）、
今年遊んでも、そんなに楽しくない、とは思いませんか？
確かに勉強をサボってドラマを見たりゲームをやったりするのは息抜きになりますが、高１や高２のころ、「本当に楽しかった時」と比較すると今一つでしょう。
全員が全員そういうわけではないと思いますが。

そういった娯楽を封印して、勉強に打ち込んだら、やってる最中は「ああ、つまんないな、この1年」と思うでしょうが、
受験が終わって時間が経つと、やっていたゲームや苦しかった勉強の記憶はすっかり忘れてしまっても、志望校に合格した、という成果は残り続けます。
今年に関していえば、受験生以外の若者も「ああ、つまんないな」という状況になっているので、そんなに世間とのギャップを感じることもないような気もしますが…

つまり、「逃げ道」を封印して、その時は1年間棒に振ったような感覚になったとしても、実は未来の自分をめちゃくちゃ助けていることになるんですね。

大学受験をする年は勉強のみに集中できる1年ともいえます。上手くいけば人生を変えられるチャンスでもあります。
後々に振り返っても、勉強をしていたこと以外の記憶はそれほど残らないでしょう。
だったら最大限ちゃんとやっておいて、成果を出したほうがお得！というわけです。少々極論でしょうか…？

どういう意識付けをすればいい？

では具体的に、この時期どういう意識づけをすればいいのか？を考えてみたいと思います。
やる気が出ない人に対する答えになっているかは怪しいのですが、少しストイックな受験生モードに変えてみたい人は参考にしてみてください。

・やらなくても死なないことを削る
物騒な文字列ですが、さっきの話の延長です。これはどういうことかというと、例えば睡眠を削ったら人は生きていけませんが、
睡眠前の30分のYoutubeタイムを削っても死ぬことはありません。
最初は断腸の思いでしょうが、それを「当たり前」にすることに出来たら成功です。
Youtubeにしろ何にしろ合格を決めた3月からいくらでも見ることはできますから。

「食」はないと生きていけないので、外食を楽しむのはありですね（笑）
もちろんコロナ禍が収束したらの話ですが。
学校や予備校のそばに行きつけの店があって、そこに行くのを楽しみにしているのは全然いいと思います。

・例外を作らない
例えば、「今日は特別に、ここまで頑張るたびにYoutube30分！」のようなマイ・ルールを決めたことのある人もいるでしょう。
しかし、このような例外のようなルールは自制心のある人間でない限り避けた方がよいでしょう。
自分も経験したこともありますが、「例外」はどんどん拡大されていきますからね。そういった意味では、いきなりハードな計画を建てるのもやめたほうがいいでしょう。

・大事なのは継続

楽器やスポーツでは1日休むと取り戻すのに3日かかる、なんて言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、
その言葉の真偽はさておき受験生にもそれに近いことが言えると思います。

特に英語では、ブランクを作ってしまうと一気に英文を読めなくなってしまうので、
モチベーション的にしんどかったり風邪をひいたりしてしまっても、音声教材等を利用して1日5分からでも触れるべきです。