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【武田塾の独学法】世界史を効率的に定着させる勉強法とは?

こんにちは。武田塾逗子校で講師をしています東京大学文科Ⅱ類2年の岡田です!

初めての共通テストも終わり、世界史の勉強をはじめた方も多いのではないでしょうか?
最初はカタカナだらけの用語や、なじみのない地域の話など、なかなか自分一人では覚えられなくて苦労することもありますよね...

ですが、実際には、受験本番までに学校の授業で通史が終わりきらず、どうしても独学で進めなければいけない範囲が出てきてしまうこともあります。

だからこそ、自学自習の時に効率よく、その内容を定着させられるかカギになります。なので今回は世界史を始めた、あるいはこれから始めるみなさんにおすすめの世界史を独学で進める勉強法をご紹介したいと思います!

 

世界史を独学で進めるポイント

「通史」を押さえる。

世界史は、色々な地域の歴史を広く浅く見ていく教科で、どうしても羅列された知識の丸暗記になりがちですが、そこには必ずストーリーがあります。遠く離れた地域の出来事が、実は関係しているということもあります。

だからこそ、まずはその大まかなストーリー(流れ)をつかむことで、知識に骨組みを作りましょう!そうすることで、個々の出来事が論理的につながっていくので、思い出しやすくなります。その骨組みに、細かい知識を肉付けしていければ、完璧です!

独学で進める上での注意点

よく世界史を始めたての人にありがちなのが、「自分でまとめようとする」ことです。もちろん場合によっては自分でまとめることで、定着しやすくなったり、整理しやすくなったりすることもありますが、すでに参考書に書いてあることをすべてそのまま書き写してしまっているケースも多くあります(実際に自分もこれで時間を浪費してしまいました...)

ですから、自分でまとめる時には、「書きすぎていないか」「本当に自分でまとめる必要があるか」を確かめるようにしましょう!

効率的に通史をおさえて、最初の方にやった範囲の内容を忘れないうちに(具体的には2,3か月くらい)2周目に入ることを目指しましょう!

 

インプットとアウトプットを繰り返す

知識はインプットするだけでは定着しません。赤シートで隠したり、人に説明したりすることではじめて、自分の覚えられていないところや、意味内容が一致していないところがはっきりしてきます。

一冊一気に読んでから、アウトプットするのではなく見開き~ページなど、細かい単位に区切って(細かすぎてもいけませんが)少しずつ覚えられているか確認しながら進めましょう。この勉強法は英単語の勉強と原理は同じなので、是非こちらのブログも参考にしてみてください!

また、穴埋め形式の参考書を使っている場合は、前後の文脈に頼りすぎず「何もないところから思い出せるか」状態を理想として、アウトプットをしていきましょう。例えば中国史であれば王朝名・建国者・首都・制度・各皇帝の功績などをなにも見ずに言えるかを確認してみると良いと思います。

知識を整理するためには

世界史を勉強していると必ずぶつかる壁が、「ごちゃごちゃになる」ことです。そのときに、国や王朝、人ごとにその内容を整理する必要が出てきます。

これらの整理には、いわゆる資料集を活用したり、自分でまとめたりすることで、視覚的に整理することをおすすめします。いろいろ説明が入っている状態だと、覚えなければいけない用語が見えづらくなってしまうので、最低限の情報だけが羅列されたものを使って、暗記をグングン進めちゃいましょう!

 

暗記に使う参考書に知識を集約する。

学校でもらった教科書や、自分で買った参考書、インターネットなど、さまざまな情報源があると思いますが、暗記をするときには一つの参考書に絞ってやりましょう。

別の参考書に載っていた内容や自分で調べたことも、軸となる参考書に書き込むことで、もう一度調べる必要がなくなったり、自学自習時に見かける回数が多くなります。

実際、試験当日確認できる参考書は時間的に1,2冊なので、そこに向けて「自分だけの最強の参考書」を作っていきましょう!

覚えにくい漢字やカタカナ

中国やギリシア・ローマの歴史をやっていると、覚えにくい漢字やカタカナが出てくると思いますが、そんなときは書いて読んで体に叩き込みましょう!
こういった覚えにくい用語は何回も反復しないと、なかなか定着しないので、1日の中で昼と晩に確認するなど、繰り返し確認していきましょう!

 

プラスαの勉強

使っている参考書によって、歴史を縦からみるか(例:フランスの古代~現代)横から見るか(例:13世紀の全世界)や、テーマ史(例:キリスト教史)の扱いが違うと思います。これらの知識は問題を解いていく中で必要に応じて肉付けしていきましょう。
逆に言えば、最初に言った骨組みがしっかりしていないと混乱するだけなので、普段の勉強から「なぜ革命が起きたのだろう?」「この用語、別の範囲でも見たけど、何か関係があるのかな?」と、論理的な思考を心がけつつ、まずは自分が使っている参考書を完璧にしましょう!

もうひとつ世界史で大事になるのが地図と年号です。地図は普段の勉強から地名とその位置を確認できているかどうかで大きく変わる、地図が苦手な人は今のうちから確認する癖をつけておくことをおすすめします。年号に関しては、ゴロなどを活用していくつか大事なものを押さえれば、あとは出来事同士の因果関係などから推測していけます。

 

まとめ

世界史は一周では到底覚えきれないと思います。だからこそ、効率的な勉強を心がけて一周一周のスピードを速めることで、周回数を増やすことが大切です。

良いスタートダッシュを切って、周りと差をつけていきましょう!

具体的な参考書の使い方などはこちらから↓

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