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武田塾米子校です!!
今回は【物理】オススメの参考書と、勉強法を紹介したいと思います。
理系の方は「物理と生物どっち履修した方がいいですか?」と絶対に聞いてきますね笑
正直どちらも一長一短だと思うんですが、物理はある程度できるようになると得点が安定するのがよいところだと思います。
独学がなかなか大変な科目かもしれません。私も高校では物理を履修していましたが、何回赤点をとったことか…
そんな私でも基礎からしっかりやった結果、得意科目に変身してしまいました!本当に基礎が大事な科目です。
物理の勉強法
物理はどんな科目?
一言でいえば計算だらけです。感覚的に数学の延長だよという人もいます。
理科の科目の中では断トツに計算量が多いですが、ほとんどが文字式での計算になるので、化学みたいに有効数字2桁で…という計算はあまり多くありません。
分野が5つあり、力学・電磁気・波動・熱力学・原子となっています。
どの高校でも原子の単元は最後に習うため、公立高校では原子の分野は入試ギリギリで習い終わることもよくあるようです。
中でも力学が物理のベースになっていて、力学は入試に必ず出ます。まずは力学から勉強を進めていくことになります。
物理は基礎を固めるまでが大変です。
逆に基礎が固まれば得点が安定してきて応用問題もすんなり取り組めるようになります。
物理の勉強法
物理を勉強するうえで知っておいてほしいことを紹介します。
① シチュエーションと公式を結びつける
物理が苦手な人に共通することは「どの公式が使えるのかわからない」ことです。
物理は公式が少ない科目です。
公式は覚えれたけど、どのタイミングで使うかわからない方が圧倒的に多いですね。
例 運動量保存⇔(1)軸を分ける(2)外力が働かないとき
といったように、どういう状況ならば使える公式なのかをきちんと対応させておきます。
それだけで問題が手に付くようになってきますよ。
② 単位を覚える
公式を覚えたら単位もきちんと覚えておきます。
よく化学では「単位が公式になる」といいますね。(例 モル濃度⇔単位mol/L⇔計算mol÷L)
物理にも共通したところがありますが、それ以上に単位がわかれば、どの類のものか理解できます。
例 仕事⇔単位はJ(ジュール) 内部エネルギー⇔単位はJ(ジュール) 熱⇔単位はJ(ジュール)
のように、同じエネルギーのことをいろいろな言い方で表すので混乱しますが、単位を覚えておけば同じエネルギーのことを聞かれていると判断できますし、単位が同じもの同士は足したり引いたりができます。
③ 図を描く
物理は自分で図が描ける、矢印が書けるようになることはマストです。
図を描くことで状況の確認や問題文から何が与えられているのかを明確にすることができます。
数学と同じように、与えられた図を使うのではなく、自分で図をかけるようにしておきます。
「絵心が無くて…」という人をよく見かけますが、絵心は回数を重ねてナンボです。
図を描きなれていない人は図を描くことも練習だと思っておいてください。
④ 公式を証明する(難関大を目指す人向け)
物理の公式は微分積分を用いて証明することが多いです。
なので数学Ⅲを学習していないと証明できないことも多々ありますが、難関大を目指す方は一度公式の証明をしてみてはいかがでしょうか?
問題として証明が出てくることはほとんどありませんが、数学力も物理力も付きますし、公式同士のつながりも見えるのでオススメです。
物理オススメの参考書
物理を学習する際にオススメの問題集を紹介します。
物理のエッセンス
問題1問1問は短く、入試対策向けではありませんが、シチュエーションと公式をどう対応させるかがよくわかる問題集です。
「力学・波動」と「熱・電磁気・原子」の2冊に分かれていますが、どちらもさほど時間をかけずにこなすことができます。
初学者から基礎固めまで対応できます。
レベル 基礎固め
解説 普通
分量 力学・波動 約220問(EX問題など含む)
熱・電磁気・原子 約170題(同上)
期間 毎日6問ずつで各冊子1ヶ月半
良問の風
タイトルがカッコいいですよね笑
基礎固めが終わったタイミングですべき参考書です。
問題数もある程度多いので、ほとんどのパターンの入試問題の解き方が学べます。
個人的には巻末にある「論述問題」まで解いておくことを勧めます。
共通テストは「思考力」を問われますので、ぜひ論述問題をすることで思考力を養ってください。
レベル 共通テスト・地方国公立レベル
解説 図が多くわかりやすい
分量 約150問(巻末の論述問題が約30問)
期間 毎日4,5題ずつで2ヶ月
名門の森
タイトルでわかると思いますが、良問の風のレベルアップしたものです。
良問→名門で難関校対策はバッチリでしょう。
名門は「力学・熱・波動I」「波動Ⅱ・電磁気・原子」の2冊に分かれています。
難関校対策なので、1問1問が重くのしかかってきます。
解説が詳しいので熟読して反復すれば実力は付きます。
レベル 難関国公立レベル
解説 詳しい
分量 力学・熱・波動Ⅰ 全73題
波動Ⅱ・電磁気・原子 全67題
期間 毎日2・3題ずつで各冊子2ヶ月
標準問題精講
さらに上を目指す人のための参考書です。
問題1から順に慶応、東大、九大、京大、京大…と難関校の過去問がズラッと並んでいます。
1問解くのに25分近くかかると思います。
解答が別冊になっていますが、解説の詳しさは抜群です。
レベル 難関大
解説 非常に詳しい
分量 全90問
期間 毎日2題ずつで3ヶ月くらい
思考力問題精講
流れで紹介しておきます。標準問題精講と同レベルですが、未知のテーマに挑む問題集です。
時間的にかなり余裕のある人はどうぞ。
狙いとしては「初見の難問」にどう立ち向かうかを学ぶ参考書ではないでしょうか。
問題量は32問と非常に少ないですが、考え抜いて解答を導かないといけないため、1題あたり30分くらいを見ておいた方がよいです。
この参考書の内容が好きになれたら、将来は物理学のほうに進みましょう。
レベル 難関大
解説 詳しい
分量 全32題
期間 毎日1題ずつで1ヶ月半
まとめ
今回は物理の勉強法とオススメ参考書を紹介しました!いかがでしたでしょうか?
実はもっとテキスト紹介したいですが、あまりに長くなりすぎるので、また第2弾をお楽しみに!
もっと詳しく説明してほしい!参考書他にはないの?などの質問がある方はぜひ受験相談で聞いていただいて構いません!参考書大好き米子校の校舎長と、ぜひ語り合いましょう!
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