こんにちは!武田塾横須賀中央校です!
先月6/1に自習室が開放され、多くの生徒が自習室にきて勉強をしています。(もちろんアルコール消毒、席の間隔を最低一席は保つ、などコロナ対策はばっちりです!)
日々自習室を眺めていて思うのは、とても多くの生徒が
イヤホンを付け、音楽を聴きながら勉強している!
ということです!
実際私も受験生の時、好きな音楽を聴きながら勉強していました!でも実際に音楽と勉強の効率の間に効果があるのかは疑問ですよね。
そこで今回は!
本当に音楽で集中力は上がるのか?!大学院の研究を基に考察してみました!
成城大学大学院社会イノベーション研究科 阿部 麻美, 新垣 紀子『BGMのテンポの違いが作業効率に与える影響』(2010)
実験内容:①テンポの速いクラシック音楽を聞かせる②テンポの遅いクラシック音楽を聞かせる(同じ曲)③何も聴かせない の三つのタイプに分け、認知的負荷の高い順に⑴計算作業⑵タイピング作業⑶歩行作業の三種の課題に取り組んでもらう。
実験結果:認知的負荷が高~中程度である計算作業とタイピング作業では音楽のテンポの違いによる作業効率の差はみられない。
しかし、認知的負荷の低い歩行作業では、テンポの遅い音楽を聴いた方が作業効率が向上した。また、中程度以上の負荷の作業では、テンポの速い音楽を聞かせた際にエラー数が増加した。
考察:負荷の低い作業ではテンポが低い方が作業効率が高まり、負荷の高い作業では作業スピードを超えるテンポの音楽を聴くとミスを誘発する恐れがある。
結論:聴く音楽のテンポや種類によって作業効率は変わるが、必ずしも良い結果を導くとはかぎらない。
では、この事実を大学受験にどう活かしていけばいいのか。
それは、
⑴簡単な計算問題や、英単語の暗記などの低負荷な作業ではローテンポの音楽を聴くと良い。
⑵じっくり考えこむような複雑な数学問題や、長文読解、記述系の問題では音楽を聴くことに効果はなく、むしろミスを誘発するため聞かない方が良い。
であるということができるでしょう。
えええ……
音楽って思ったより効果意味ないじゃん……(´;ω;`)
しかし、そんなことありません!!!
勉強中に音楽を聴くことにはこんなメリットもあります!!!
■勉強が楽しくなる!
好きな音楽を聴きながら勉強すれば、勉強が楽しくなるかも知れませんね。やる気が起きないときなどに、気分を盛り上げるエネルギーとなるでしょう。好きなアーティストの新曲が出たときなどに「勉強するときだけ聴いても良い」といったルールを自分で決めると、勉強がはかどるかもしれません!? テンションを上げて勉強できるのは最高です!
■疲れづらく集中力が長く保てる!
勉強以外でも、疲れたときに音楽を聴くと気分転換できますよね。特にα波(アルファ波)は脳の集中力を高めるとともにリラックス効果もあるようです。自然の音(川のせせらぎなど)が最もα波が出やすいようです。
■周りの雑音が気になりにくい!
周りの雑音がうるさいところでは、なかなか集中して勉強できないですよね。そこで音楽を聴くことで、周囲の雑音をシャットアウトしちゃいましょう。ノイズキャンセリング機能がついているイヤホンがおすすめです。
おわりに
音楽は正しく付き合えば、受験勉強の強い味方です。特に、移動時間中のスキマ時間に英単語を覚えている時や、「さあこれから勉強頑張るぞ!!!」と勉強前にメリハリと勢いをつける時には最適です!音楽の力をも借りて一緒に逆転合格しよう!
武田塾横須賀中央校では毎日”無料”で受験相談を受け付けています!