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受験に出てこない古文のお話し【古事記】伊耶那岐神・伊編那美神編

こんにちは!

武田塾 山形校です😊

 

今日も【受験に出てこない古文のお話し】ということで

早速古事記の話に入ろうと思います😊

授業 先生

はじめに現れた神様は・・・

最初に現れた神が男神・女神の区別がない神様でした。

一番最初に現れた神【天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)】は

古事記に最初に出てきますが、もう二度と出てこない神様なんです。(笑)

どんな性格なのか、どんな力を持っているのか、どんなご利益がある神様なのか

それすらもわからない神様なんです!

 

国生み

国生みは聞いたことがある言葉かもしれません。

皆さんも一度は聞いたことがある神様だと思いますが

男神の【伊耶那岐神(いざなきのかみ)】と女神【伊耶那美神(いざなみのかみ)】が出てきます。

この二柱の神は日本で初めてプロポーズをした!と言われています。

それから淡路島から始まりいろいろな島が生まれてきました。

実は・・・

ここ山形県でも【伊耶那岐神(いざなきのかみ)】と【伊耶那美神(いざなみのかみ)】を

祀っているところがあります!

山形県南陽市にある【熊野大社】です!

全国でも有名な縁結びの神社です😊

【縁結び】とは必ずしも【恋愛】ではないんですよ😊

・自分に合った仕事とのご縁

・友人のご縁

・上司や部下とのご縁

ご縁とは様々なものがあります。

受験もご縁です!

大学や大学で出会うご縁いろいろあります。

そのご縁を結んでくれるのが【縁結び】です😊

県内でもパワースポットになっていますから

時間があるときは是非足を運んでみてくださいね😊

 

神生みでわかったこと…

二柱の神によってさまざまな神様が生まれてきます。

そしてこの神生みで驚くべきことが発覚しました!

神様も死ぬんです!

神様には寿命がありません!

病気になったりすることもないですし、老衰もしません!

永遠の命があるけれど、火傷を負うと神様も死んでしまうんです。

火傷が原因で伊耶那美神がなくなり、伊耶那岐神はショックを受けました。

伊耶那美神が火の神を生むときに負った火傷で

火の神への恨みが募り剣を抜いて火の神【火乃迦具土神(ひのかぐつちのかみ)】を

切り殺してしまいます。古事記で初めて殺人?殺神?が起こります。

そこでまた一つわかったことがあります。

首を切られても死ぬことがわかりました。外傷には弱いようです。

 

黄泉国(よみのくに)で…

伊耶那岐神は一人になりとても悲しみました。

悲しみに耐えきれず、亡き妻・伊耶那美神を追って

【黄泉国(よみのくに)】へ旅に出ました。

意外とすぐに会えることが出来ました!(笑)

伊耶那美神が住んでいる神殿があって、そこの固く閉じた扉が開き

彼らは再開します。

「美しき我が妻よ。私とあなたがつくる国はまだ出来上がっていない。

一緒に帰りましょう!」と伊耶那岐神が言うと

「あぁ~、どうしてもっと早く来てくれなかったのですか。

私はもう、この黄泉国の食べてしまった。もうこの世の国の住人になってしまいました。

帰ることはできません。」と伊耶那美神が言いました。

そう言いつつも

「せっかくあなたが来てくれたので何か方法があるかもしれません。

黄泉国の神々と相談してきますから、ちょっとお待ちください。

その間、決して私を見ないでください。」と約束しました。

でも不思議なもので、「見ないで!」と言われると見たくなってしまうんですね。(笑)

【鶴の恩返し】でも見てしまいますよね。

はい、伊耶那岐神もみてしまうんです。

覗いてみると中は真っ暗でした。

そこで湯津津間櫛(ゆつつまぐし)という神聖な櫛が出てきます。

櫛というのは、左右の歯は太いですよね、全部細いと折れてしまいますから。

その端っこの太いところを男柱(おばしら)というのですが

その男柱を折って火を灯しました。

すると伊耶那岐神の目に飛び込んできたのは

なんと変わり果てた伊耶那美神の姿でした。

うじ虫にまみれて、腐敗した死体を見てしまったのです。

伊耶那岐神は「ギャー!」と言い

当然、伊耶那美神は「み~た~な~」となったのでしょう!

そして伊耶那岐神は一目散に逃げました。

すると伊耶那美神は、黄泉国の醜女(しこめ)に後を追わせました。

猛烈な勢いで追ってきて、あっという間に追いつきそうになりました。

そこで伊耶那岐神は髪に巻き付けてあった蔓草(つるくさ)をとっさに外して投げつけると

シュルシュル~と蔓が伸びて、ブドウの実がたくさんなりました。

すると、酷女たちは「あ!ブドウだ!」と走っている理由を忘れて食べ始めます。

そして全部食べ終わって「あ、追っていたんだ!」と思い出しまた、

あっという間の速さで追ってきました。

そこで伊耶那岐神は先ほどの神聖なる櫛、今度は右側に指してあった櫛を取って投げると

今度はにょきにょきと筍が生えてきました。

醜女たちは「筍だ~!」と言いバリバリと食べ始めました。

なんと醜女たちはこれ以上追ってこなくなりました。

しかし、伊耶那美神は醜女たちをあまり信じていなかったのか、

他の手を打っていました。

八種の雷神と千五百の黄泉の軍勢にも追わせていました。

そしてようやく黄泉国と現実の世界の境にある黄泉比良坂(よもつひらさか)に

たどり着きました!

するとそこには桃の木があり、桃の実を三個とって投げつけます。

すると、八種の雷神も千五百の軍勢もすっかり勢いを失ってへにょへにょになってしまいます。

たった桃の実三個で千五百の軍勢が総崩れですよ!?

喜んだ伊耶那岐神はその桃の木に【意富加牟豆美命(おおかむずみのみこと)】と名付け

「今私を助けてくれたように、この地上世界、葦原中国(あしはらなかつくに)で

人々が困っていたら助けてあげなさい」という言葉をかけました。

 

【人はなぜ生きるのか】【人はなぜ死ぬのか】を古事記から読み取る

伊耶那岐神が桃の実を投げて千五百ぐ軍勢が総崩れになり

ついに伊耶那美神がウジ虫が湧いて腐っている中追いかけてきて

大ボスと戦います。

すると伊耶那岐神は千人ががりでひくような巨大な岩石を

持ってきて道を塞ぎます。

岩石というものは昔から悪霊や邪気をの侵入を防ぐ力があると言われているようです。

だから、お墓とかも石室なんでしょうね。

何かがそこから出てこないようにということで。

古墳の石室も岩で塞がれていますし、古墳の入り口も岩で塞がれています。

伊耶那岐神が巨大な岩石で塞いだことで

伊耶那岐神は現実の世界に、伊耶那美神は黄泉の国に対峙しました。

そこで伊耶那岐神は伊耶那美神に対して夫婦離別の言葉を述べました。

すると伊耶那美神は怒ります。

「見るなと言ったのに、あなたが見たから悪いんでしょ?」とかですかね。

恐ろしいですね、あれほど愛し合っていた二人がいがみ合っているわけですから。

すると怒った伊耶那美神は

「愛しい夫がそのようにするのであれば、あなたの国の人々を

一日に千人絞め殺しましょう!」と呪いの言葉を吐きます。

それに対して伊耶那岐神は

「良いでしょう!ではこちらは一日に千五百人産みます!」

と言い返し二人は決着がつきました。

この話は人間の寿命の起源だと言われ、

【人はなぜ死ぬのか】の答えは【伊耶那美神の呪い】との事です。

人は遅かれ早かれ死にます。なぜ人は死ぬのか、、、

その答えは伊耶那美神の呪いの力によって命を失うそうです。

また、なぜ人は生まれてきたのか、この答えは【伊耶那岐神の霊力】です。

伊耶那岐神という現世の大神の霊力によって私たちは生まれ、

伊耶那美神という黄泉の国の大神の霊力によって死んでいく。

これが人間の性であることが古事記には書かれているそうです。

 

ここまでが伊耶那岐神と伊耶那美神のお話しです😊

次回は【古事記から見る日本昔話のなぞ】についてです😊

 

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